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紙の本
狂い壁狂い窓 (講談社文庫)
著者 竹本健治 (著)
高台に建つ、樹影荘と名づけられた古びた洋館に、6組の入居者が住んでいた。この樹影荘で怪事件があいつぐ。トイレの血文字、廊下の血痕、中庭の白骨…血塗られた洋館と住人たちの過...
狂い壁狂い窓 (講談社文庫)
狂い壁 狂い窓
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商品説明
高台に建つ、樹影荘と名づけられた古びた洋館に、6組の入居者が住んでいた。この樹影荘で怪事件があいつぐ。トイレの血文字、廊下の血痕、中庭の白骨…血塗られた洋館と住人たちの過去が、今あばかれる!【「TRC MARC」の商品解説】
東京・大田区の高台に樹影荘と名づけられた古びた洋館があった。かつて産婦人科病院として建てられたもので、かたわらには鬱蒼とした樫の大木が生えていた。ここには六組の入居者が住んでいた。この樹景荘で怪事件があいつぐ。トイレの血文字、廊下の血痕、中庭の白骨…血塗られた洋館と住人たちの過去が、今あばかれる。【商品解説】
目次
- 序章
- 一部
- 二部
- 三部
- 四部
- 五部
- 終章
- あとがき
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なんかいそうな気がした経験のある人に贈りたい
2018/08/31 17:52
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投稿者:けい - この投稿者のレビュー一覧を見る
視点人物がはっきりしない断片が連なる序盤は、確かに読みにくいかもしれません。ミステリとして全てが繋がるまでは、怪しげな絵画ばかり集められたほの暗い美術館を歩くように楽しんでください。
解説で喜国雅彦さんが書いているように「どのページを切り取っても絵になる」作品です。その絵も人物よりは風景、風景よりは雰囲気、雰囲気というよりは気配が伝わるものです。なにが起きて、どこに向かうかわからないけれど、感じとることはできる。その不安がたまらなく魅力的です。
字の佇まいだけで怪しげで魅力的な単語を駆使し紡がれる異常な物語。
「涙香迷宮」や牧場智久シリーズの短編のほうが読みやすくてオススメしやすいです。しかし、これを知ってもらいたいと思わせてくれる一冊です。