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紙の本
ペルソナ 脳に潜む闇 (講談社現代新書)
著者 中野信子 (著)
人間の不可解さを知りたいと思ったとき、私は「脳」研究を一生の仕事にすることに決めた−。親との葛藤、少女時代の孤独、男社会の壁…。脳科学者・中野信子が、異端の半生を初めて明...
ペルソナ 脳に潜む闇 (講談社現代新書)
ペルソナ 脳に潜む闇
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商品説明
人間の不可解さを知りたいと思ったとき、私は「脳」研究を一生の仕事にすることに決めた−。親との葛藤、少女時代の孤独、男社会の壁…。脳科学者・中野信子が、異端の半生を初めて明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
【発売1ヵ月で10万部突破! 脳科学者の記憶の闇へ潜っていくようなゾクゾクする感覚!】
人間関係が苦手だった私は、その原因を探ろうと、いつしか「脳」に興味を持つようになった――。
親との葛藤、少女時代の孤独、男社会の壁…人間の本質をやさしく見つめ続ける脳科学者が、激しくつづった思考の遍歴。著者初の自伝!
「脳は一貫していることの方がおかしいのだ。自然ではないから、わざわざ一貫させようとして、外野が口を出したり、内省的に自分を批判したりもするのである。一貫させるのは、端的に言えば、コミュニティから受けとることのできる恩恵を最大化するためという目的からにすぎない。
私たちは、複数の側面を内包しながら、これらを使い分けて生きている。私たちの世代はこれを自覚的にできる人が旧世代よりも増えただろうが、人間というのは世代を問わず、そういうふうにできている。仕様だといってもよいだろう。
わたしのペルソナ(他者に対峙するときに現れる自己の外的側面)は、わたしがそう演じている役である、といったら言い過ぎだと感じられるだろうか? あなたが、わたしだと思っているものは、わたしではない。一時的に、そういう側面を見て取ってもらっているだけのことである。
わたしは存在しない。これは悲しいことではない。透明な存在であることを嘆く必要はない。だからこそ、来るべき変化に対応することができるからだ。もう変化のときは来ている」(中野信子)
本書は、一度読めば心を病まずに済む「心のワクチン」である。
【読者からの反響、続々!】
「届くべき人に届いて欲しい。自分が見ている景色は、どうも多数派のそれとは違うらしいと気付いた、孤高の人たちに。そして、孤高の人を因数分解しようと躍起になる、私のような無遠慮な凡人に」(ジェーン・スーさん)
「正義論を振りかざし、こうあるべき論がはびこる生きにくい社会の中において私たちはどこか疲れている。空気を読む脳に疲れた私たちのための一冊」(MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 伊藤由泰さん)
「『女である私は闘わなければならない』という呪いをかけられていたのかもしれない。働く女性として、未婚の女性として……私は闘わない。それが私のペルソナだ」 (くまざわ書店 営業推進部 阿部倫子さん)
【商品解説】
目次
- <主な内容>
- はじめに わたしは存在しない
- 無駄を肯定するということ/脳は一貫している方がおかしい
- 1章 サイコマジック――2020
- 脳は毎夜、夢を見ながら再構成されている/愛している、が伝わらない/「毒親」とはどういう存在なのか/アカデミズムは時代遅れの男性原理の象徴
- 2章 脳と人間について思うこと――2010~2019
- 『ホンマでっか!?TV』の洗礼/攻撃されたときの身のかわし方/ブレることは脳の高次な機能/メンサのこと/結婚するメリット
著者紹介
中野信子
- 略歴
- 〈中野信子〉1975年東京都生まれ。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。脳科学者。認知科学者。東日本国際大学教授。
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電子書籍
学びと対話こそ、闇のような世界を照らす光だ。
2021/10/04 09:37
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「わたしのペルソナ(他者に対峙するときに現れる自己の外的側面)は、わたしがそう演じている役である、といったら言い過ぎだと感じられるだろうか?」(「はじめに」より)
脳科学者の著者が、自身の内面を、そしてこれまでの人生で感じてきた喜怒哀楽を時間を遡る形で記した。
多くの著書で、様々なテレビ番組で、脳科学の知見から、的確で鋭いコメントを穏やかに紡ぎ出す笑顔の奥底にあったものが、読みやすい言葉で語られている。
時代遅れの男性原理の象徴のアカデミズムでの奮闘。
テレビ番組での大きな気づき。
テレビは、トレーニングステーションだった。
脳における「正義」のトリック。
必要なのは「マイルドヤンキー」のコミュニケーション能力。
正確さを目指す日本人、アレンジを誇るフランス人。
「誰かほかの人を介するのではなく、本を介して直接、私の頭の中と皆さんの頭の中をつなぐことができればと思っている。これなら、本が存在し続ける限り、私と皆さんとはいつでも会えるのと同じことだ」
「一隅を照らす、という言葉がある。こうして書いている一文字一文字が、闇のような世界の中で、誰かの足元を照らすことができればいいなと思っている」
中国の文豪魯迅は語った。
「生きていく途中で、血の一滴一滴をたらして、他の人を育てるのは、自分が痩せ衰えるのが自覚されても、楽しいことである」
本書を読み通したときに、この言葉が頭を駆け巡った。
偉大な知性との対話。
苦闘する英知との語らい。
「学びに年齢は関係ない。いつでも思い立ったときに始めればいいのだ。勉強したいと思ったときが適齢期、だと私は思う」
そして、読書を通して学びを通して自分自身を見つめ直す。
他人なれどもかたらひぬれば命にも替るぞかし。
学びと対話こそ、闇のような世界を照らす光だ。
紙の本
学びと対話こそ、闇のような世界を照らす光だ。
2022/09/04 07:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「わたしのペルソナ(他者に対峙するときに現れる自己の外的側面)は、わたしがそう演じている役である、といったら言い過ぎだと感じられるだろうか?」(「はじめに」より)
脳科学者の著者が、自身の内面を、そしてこれまでの人生で感じてきた喜怒哀楽を時間を遡る形で記した。
多くの著書で、様々なテレビ番組で、脳科学の知見から、的確で鋭いコメントを穏やかに紡ぎ出す笑顔の奥底にあったものが、読みやすい言葉で語られている。
時代遅れの男性原理の象徴のアカデミズムでの奮闘。
テレビ番組での大きな気づき。
テレビは、トレーニングステーションだった。
脳における「正義」のトリック。
必要なのは「マイルドヤンキー」のコミュニケーション能力。
正確さを目指す日本人、アレンジを誇るフランス人。
「誰かほかの人を介するのではなく、本を介して直接、私の頭の中と皆さんの頭の中をつなぐことができればと思っている。これなら、本が存在し続ける限り、私と皆さんとはいつでも会えるのと同じことだ」
「一隅を照らす、という言葉がある。こうして書いている一文字一文字が、闇のような世界の中で、誰かの足元を照らすことができればいいなと思っている」
中国の文豪魯迅は語った。
「生きていく途中で、血の一滴一滴をたらして、他の人を育てるのは、自分が痩せ衰えるのが自覚されても、楽しいことである」
本書を読み通したときに、この言葉が頭を駆け巡った。
偉大な知性との対話。
苦闘する英知との語らい。
「学びに年齢は関係ない。いつでも思い立ったときに始めればいいのだ。勉強したいと思ったときが適齢期、だと私は思う」
そして、読書を通して学びを通して自分自身を見つめ直す。
他人なれどもかたらひぬれば命にも替るぞかし。
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紙の本
考え方が凄い
2021/11/08 15:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この方は本当に素直で正直な方なんだと思う。
目から鱗…的な、グッと心と脳(笑)に刺さる一冊
電子書籍
自叙伝
2021/11/23 23:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだか……自叙伝を読んでいたのに、いつの間にか、作者のエッセイのような形になった文章の組み立て方です。はじめから読めば、違和感は、無いのですが……。なんだかなぁーでした