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読割 50
紙の本
数奇伝 (講談社文芸文庫)
著者 田岡 嶺雲 (著)
著作のほとんどが発禁となった叛骨の思想家・田岡嶺雲。少年期の民権運動への参加、中国山脈の山麓に住む芸妓との激しい恋と破綻、上海への渡航、従軍、筆禍での下獄…。貧困と差別の...
数奇伝 (講談社文芸文庫)
数奇伝
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商品説明
著作のほとんどが発禁となった叛骨の思想家・田岡嶺雲。少年期の民権運動への参加、中国山脈の山麓に住む芸妓との激しい恋と破綻、上海への渡航、従軍、筆禍での下獄…。貧困と差別のない世界を夢みた男の自叙伝。【「TRC MARC」の商品解説】
著作のほとんどが発禁となったことで知られる叛骨の思想家。思わぬ病で歩行の自由を失い、余命の長からぬことを悟った彼が「生きながらの屍の上に自ら撰せる一種の墓誌」として語る生い立ちは、まさに「数奇」というほかない。幼少期に見た土佐の民権運動、大阪や東京での勉学の日々、作州津山での灼熱の恋と別れ、ジャーナリズムの夜明けと大陸への渡航、従軍、筆禍での下獄……。近代日本人の自叙伝中の白眉。
【商品解説】
著者紹介
田岡 嶺雲
- 略歴
- 田岡嶺雲(1871・11・21~1912・9・7)
明治時代の評論家。漢学者。本名佐代治、別に栩々生と号す。土佐国(高知県生まれ)。若くして自由民権運動の影響を受け、文学に親しむ。水産伝習所を経て、帝大漢文学科選科卒業。投書雑誌『青年文』を主宰し、樋口一葉や泉鏡花を早くから評価。教員を経て『万朝報』『中国民報』などの記者や主筆をつとめ、幸徳秋水らとまじわる。北清事変に記者として従軍、反戦的記事に健筆をふるう。また、雑誌『天鼓』などで反資本主義、女性解放をとなえた。社会主的義評論の先駆者であり、ほとんどの著作のほとんどが発禁となったことで知られる。著作に『嶺雲揺曳』『壺中観』『明治叛臣伝』などがある。
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