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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 21件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2022/09/15
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社現代新書
  • サイズ:18cm/119p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-529540-3

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新書

紙の本

ハンナ・アレント 全体主義という悪夢 (講談社現代新書 現代新書100 今を生きる思想)

著者 牧野 雅彦 (著),ハンナ・アレント (著)

人々を分断し、生活基盤を破壊する全体主義。分断が進み、好戦的な科学技術が発展する今日、このディストピアから逃れる方策はあるか。ナチスから逃れ、全体主義という現象に正面から...

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ハンナ・アレント 全体主義という悪夢 (講談社現代新書 現代新書100 今を生きる思想)

税込 880 8pt

今を生きる思想 ハンナ・アレント 全体主義という悪夢

税込 499 4pt

今を生きる思想 ハンナ・アレント 全体主義という悪夢

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商品説明

人々を分断し、生活基盤を破壊する全体主義。分断が進み、好戦的な科学技術が発展する今日、このディストピアから逃れる方策はあるか。ナチスから逃れ、全体主義という現象に正面から向き合ったハンナ・アレントの思想を解説。【「TRC MARC」の商品解説】

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約100ページで教養をイッキ読み!
現代新書の新シリーズ「現代新書100(ハンドレッド)」刊行開始!!

1:それは、どんな思想なのか(概論)
2:なぜ、その思想が生まれたのか(時代背景)
3:なぜ、その思想が今こそ読まれるべきなのか(現在への応用)

テーマを上記の3点に絞り、本文100ページ+αでコンパクトにまとめた、
「一気に読める教養新書」です!
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
全体主義に警鐘を鳴らし続けたハンナ・アレント。

人々を分断し、生活基盤を破壊し尽くす「全体主義」。
ごく普通の人間が巻き込まれていく、その恐怖を訴え続けたアレント。
格差が拡大し、民族・人種間の対立が再燃し、
テクノロジーが大きく進化を遂げる今日の世界、
形を変えたディストピアが、再び現れる危険性はあるのか――。
全体主義のリスクから逃れるために、人間には何ができるのか。

スリリングな論考です。

本書の主な内容
●反ユダヤ主義から始まった民族の殲滅
●「普通の人々」こそが巻き込まれる恐ろしさ
●国民国家の解体と階級・階層集団の消失
●互いに無関係・無関心な人間の集合=「大衆」の誕生
●事実よりもイデオロギーがまかり通る世界
●「潜在的な敵」の摘発と「慈悲による死」
●政治の世界で跋扈する隠蔽と虚構
●全体主義に対抗できる二つの主体
●「共通の世界」を守り抜く

全体主義をもたらしたさまざまの要因は今日においても存在し続けている。グローバリゼーションの名の下で進められているモノ、カネ、人の国境を越えた移動や交流は、経済的な格差の拡大やそれにともなう民族、人種間の対立を生み出しつつある。経済発展と手を携えて進行する科学技術・テクノロジーの進展は、それまでの人間の生活のあり方を変容させつつある。そうした状況の中で「全体主義」が形を変えて再び登場する危険はむしろ拡大している(本書より)
【商品解説】

目次

  • はじめに 全体主義と向き合う
  • 1    反ユダヤ主義の起源
  • 2    「大衆」の登場
  • 3    全体主義の構造
  • 4    全体主義が破壊するもの
  • 5    抵抗の拠り所としての事実
  • 6    「事実の真理」の擁護
  • おわりに 希望を語り継ぐこと
  • 読書案内

著者紹介

牧野 雅彦

略歴
〈牧野雅彦〉1955年生まれ。名古屋大学大学院博士課程単位取得。広島大学名誉教授。著書に「歴史主義の再建」「マックス・ウェーバー入門」「国家学の再建」など。

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みんなのレビュー21件

みんなの評価3.6

評価内訳

紙の本

現在も生きている思想

2022/09/17 11:06

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る

アレンとは、ナチスからアメリカへ亡命したユダヤ人です。その彼女が、ナチスなどの全体主義やユダヤ人問題、ホロコーストを分析しています。彼女がユダヤ人だからという分析ではなく、客観的にその現在や未来への危険性を分析しています。アレントとその思想に関する書籍は結構出ていますが、本書はその最新のもので、とくに全体主義とユダヤ人に関する思想を中心にまとめられていて、分かりやすいです。

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紙の本

現代社会という悪夢。

2024/01/30 23:34

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分自身にさえ関心を持たないとされる人々。
外部のものに暴力が加えられるのを見ても良心の呵責を感じないのみならず、犯罪行為が運動の同志に向けられていても冷淡な態度をとるばかり。
それどころか、自身に暴力が向けられたとしても従順にその犠牲者へとなっていったと記されている。
SNSの普及は、そうした互いに無関係で無関心な人々を更に生み出してしまったのではないか。

また、自分自身の経験を信じることなく想像力のみを信じる、つまり虚構の世界を信じるという言説に関しても、現代社会の方がその色味が強いと感じた。
フェイクニュースが横行し、常に誰かが誰かを揶揄し炎上している今この瞬間を投影するなと言う方が難しいだろう。

しかしハンナ・アレントは悪夢だけを記したわけではない。
無関心と想像力が生み出した虚構の世界へと抵抗する、という一縷の希望も同時に記している。
悪夢の中に見えるかすかな希望を今後も語り継いでいく必要性を噛みしめながら本を閉じた。

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紙の本

別の本も読んでみようと思いました

2023/06/23 09:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る

入門という位置づけで読みましたが、ちょっとわかりにくいように感じました。アレントの考えと、筆者の解釈や説明とがつながっているような書き方で区別がつきにくいように思いました。全部が、筆者が考えるアレントの思想だ、ということかもしれませんが。筆者が言う「手すり」として、この本で少し進んだ理解をもとに、別の本もよんでみようと思いました。

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紙の本

モブと凡庸な悪

2022/11/29 16:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ユダヤ人破滅に始まり人々の不信や不安を駆り立てるような代表としての指導者がテクノロジーを駆使している破壊運動としての全体主義が共通感覚を破壊し判断力を奪っている現象を危惧している。

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2022/12/01 09:39

投稿元:ブクログ

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2022/09/17 21:01

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2022/12/03 10:14

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2023/06/14 18:40

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2023/01/05 00:56

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2022/11/04 17:42

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2022/11/29 18:09

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2022/12/04 06:36

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2022/12/12 00:13

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2023/01/06 21:51

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2022/12/28 21:18

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