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投稿者:恵恵恵 - この投稿者のレビュー一覧を見る
巧みにやらないといけない世界
とりあえずみんな来世では幸せになって欲しい。。。
法律ってどの基礎科目やっててもベースにならないから3人の心理も読めてないかもしれないけど、こうなったら来世に期待するしかないと思う。足枷がすごすぎてかわいそう。
終わりの一文に悲しさやるせなさ虚しさを感じざるを得ない。
スラスラ読めて読みやすい。状況を見失わずに読める。
ロミジュリみたい。
紙の本
映画も観たくなった
2023/04/30 20:48
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投稿者:マンゴスチン - この投稿者のレビュー一覧を見る
QuizKnock河村さんの解説がきっかけで手に取った本だけれど大当たり。
用意されていた裏の裏の裏が、段階を経て実に論理的に明らかになっていくのが良かった。
罪と罰と救済をふまえて誰が何が1番悪かったのかはよく考えたいようなイヤミス的要素もあり。
紙の本
劇的なストーリー
2023/09/05 23:51
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投稿者:キレイな富士山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は、ロースクール生達の仲間割れ程度の事件かなと思いきや、公判が進むにつれ、過去の真実が明らかに。とても重みのあるストーリーでした。
紙の本
よくできてる
2024/03/15 14:12
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
法律って、めんどくさいなあ。
弁護士も検察も裁判官も裁判員も大変だね。
有罪か無罪か、気持ちで判断しちゃいけないんだもんね。
電子書籍
イヤミス
2024/01/04 07:04
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的にはあまり好きになれないお話でした、終わりがイヤミスだからか。読み始めは、弁護士裁判官の卵のロースクールの中ってこんなんなのか、みたいな印象でしたが、進むにつれて事件の真相究明に。
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主人公側にまっっったく共感できなかった。
馨がかわいそうでしょうがない。
最後の判断だけはナイスだと思うけど。
2週間前くらいに読んだけど、もう内容はあんまり覚えてないや……。
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メフィスト賞受賞の現役弁護士が描いたリーガルミステリー。
現役弁護士が描いたからか法律描写や審査手続き、公判中だけでなく休廷中の様子なども事細かく描かれている。
エンタメ性があってとても面白かった。裁判のことはあまり知らない所が多いのでとても勉強になりました。主人公の久我がロースクール時代の仲間の弁護を行いそれを解き明かすという設定で、弁護士の心情を突き通すだけではないという所に深みが持ててとても重厚なドラマであると感じた。人を弁護すること、裁くこと、真実は一体何でそれをどう解釈しどんな結末にするのかという司法の重みと、愛する人を無実にすべく奮闘する久我の必死さの2つが重なりリアリティが凄かったです。
ページが進むにつれて、真相がどんどん明らかになっていきこれで終わりかと思いきやまだまだひっくり返してくる作風がとても面白かったです。馨が全てを計画し司法へ復讐するために自分を殺させたのかと思いきや、馨は死ぬつもりまではなく美鈴が故意に彼を死なせたという真実には驚きが隠せなかった。そしてそこにも布石を打っている所に彼の執念を感じました。そして馨を故意に殺害したかの理由はとても悲しいなぁと。そこには打算や含みが一切無い、久我への献身だったのだと思った。
解説のQuizKnockの河村さんの解説も是非読んでほしい。法律は知っていなければいけないものである事がよく書かれている。私も法律という分野に少しでも触れていこうと思った。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
久我清義:松岡禎丞
結城馨:細谷佳正
織本美鈴:宮本侑芽
矢代公平:梅田修一朗
藤方賢二:河西健吾
奈倉:津田健次郎
古野:三木眞一郎
留木:古川慎
権田聡志:大塚明夫
佐沼:石田彰
喜多秀明:小山力也
佐倉咲:水瀬いのり
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ロースクールで、行われる無辜ゲームが殺人事件に繋がる話。
一気に読めた。法律の用語も出てくるが、分かりやすく言い換えてくれているので読みやすかった。映画化されるので、見てみたいと。
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広い意味でのリーガル・ミステリだった。
というのは、法律家が弁舌巧みに法廷で争うのみにとどまらず、そもそも法律とは、罪と罰とは、など、素人ながら思いを馳せるような物語だったから。
第一章はロースクールでのとあるゲームを中心に、スクールの雰囲気や、無理やり当てはめれば「日常の謎」と言えなくもない事件が起きる。主人公・清義の明晰さと馨の秀才の対比、うつくしいヒロインなど、中盤に比べれば平和な場面が続く。
正直、読んでいて「死」を迎えるであろう人物は想像がついてしまった。
のだけれど。
第一章の終盤から「死」、その後の展開には息をつく暇もなくページを捲らされ、シーソーゲームのように形勢が変わっていく。法律というものの強固さや脆弱さ、真実の真実はどこにあるのか!?そして、登場人物は何を「選択」するのか……。
何となく、作品全体のカラーがやはりメフィスト賞っぽくてそこも良かった。
デビュー作として完成度が高い一冊。
著者は現役の弁護士なので、司法用語やそれを使って話す台詞にリアリティを感じられたのも良かった。
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最高傑作!
北村匠海と杉咲花で演じるあのシーンの映画化がかなり楽しみ!これで、助演男優賞と助演女優賞ノミネートあるんじゃないかな?ってぐらい、凄いシーンになると思う。
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最初は無辜ゲームに溶け込むのがなかなか難しくて、でも物語が動き出してからはこの物語がどう着地するのか知りたくて一気読みでした。
人が人を裁く。罪に対する同害報復。
無辜ゲームでの罪に対する罰の基準である同害報復を復讐ではなく寛容だったと感じていた…。
それでも最後に彼が想いを託したのは天秤ではなく十字架だったのは同害報復ではなく本当の意味での贖罪を願ったからなのかなと思う。
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一気にファンになりました。
これでデビュー作ということは、他の作品も期待してしまいます。どの作品も面白そうですし。
この作品は、例えるなら白夜行と容疑者Xの献身を足して割ったような印象。
法律用語が好きな私にはドンピシャでした。
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『どんな小説が好きですか』
と聞かれたら、今後はそのうちの一つにこの作品を挙げる。
自分の好きなジャンル(系統)は何なのかを、具体的に示してもらったかのような感覚。肌に合う作品でした。
タイトルに「法廷」と冠するぐらいなので、裁判にまつわる話です。事件の審議を実施して判決を下す一連の流れは、法の下で行われることからロジカルに進みます。その様が分かりやすく描かれており、それをゲームのように仕立てた設定が、理解に拍車をかけます。
考えさせられるテーマでありながら、その重さを感じさせないストーリー性も見事でした。裁判をゲーム的な切り口で捉えた設定が中和してたのもありそうですが、偏にテンポの良い話運びが光ってました。
他の作品も読んでみたいです。
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2023 05/14. 読了
とても面白くて読み応えがありました。
推理しながら読んでいたけどまさかの結末に驚きました。
きっと、皆んなが救われたかったのだと思う。
主人公2人も命を落とした馨も。
誰がまず1番悪かったかと言えば私は最初の犯罪(犯罪? 正義?)に手を染めるキッカケっとなった施設長が1番悪かったのだと思うし。
ここ最近、やはり弁護士の新川帆立先生の弁護士ならではの小説を2冊読破して、それでやはり同じ弁護士である作家さんのこの「法廷遊戯」を手に取ったのですが、
こちらは本当に正当な弁護士が主人公の法廷小説で読み応えがあったし、ドラマやこれまで読んだ小説では裁判のシーンしか無かったけど裁判以外でもこういうやり取りがあるんだ、というのが書かれていてそれも面白かったです。
物語はもちろんなのだけど、職業小説って、その職業についてる作家さんならではのシーンとかもあるから好きです。
弁護士って面白いなー、と思いました。
この小説はきっと悲劇しかない。
主人子2人に馨、その事件のキッカケとなった馨の父親。
誰もが大切な人、己の信念、想いに殉じたのだと思う。
その見せ方が本当に面白かったし、先が読めない展開にページを捲る手が止まらなかったです。
法廷小説としては私が読んできた小説の中では1番面白いです。
五十嵐律人先生、面白い小説をありがとうございます。
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面白く読んだ。無辜ゲームのあたりは面白い。
最後まで主人公のイメージがつかめなかった。美鈴もそこまでセイギに恩義を感じてる風が感じられず。。人物のイメージが薄いので、歪んだ正義で司法を学ぶ?けれど美鈴を救うため事務所を開いて、最後に自首するのがうーん、すんなり腑に落ちなかった。過去の現場にトキオくんいきなりいなかったのとかなんで?とおもったり。ちょこちょこ、ん?というところがあった。司法試験に合格できる茨の道について具体的に書いてないけれど、優秀な馨がナイフを意図的に刺そうとしたのは読んでいてちょっと無理矢理感があって苦しい感じがした。