紙の本
慶応SFCでの講義
2022/07/19 12:41
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
佐藤可士和さんが慶応SFCで講義した内容をまとめたもの。
学生たちの反応も合わせ、可士和さんが説く、「デザイン」とは何かがよく分かる。
それは目の前のモノや空間のデザインだけでなく、問題解決にいたる「ビジョン」あってこそなのだ。
課題を見つけ、解決するための実行プランを考え、それを形にする。
そうしたデザイン思考が求められていると言うことなのだろう。
「自分事」「脳運動」などキーワードも多くあり、なるほどと感心すること多し。
紙の本
デザインを通じた課題解決の思考パターンを学ぶ
2021/07/27 19:07
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投稿者:empath - この投稿者のレビュー一覧を見る
佐藤可士和さんが、デザインを切り口に課題解決に臨む際、どのような思考パターン(フォーマット)使って考えているのかが、人材育成を通じて伝わってくる内容。
大学のデザインの授業そのものも、どのように設計したのかも垣間見えておもしろい。
「クリエイティブディレクター=コミュニケーションドクター」というのは名言。
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慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の「未踏領域のデザイン戦略」という授業の内容を紹介した図書。問題解決の際はデザイン思考が重要で、①課題→②コンセプト→③ソリューションの三ステップが重要とのことだった。ただ具体的にどう行っていくかは試行錯誤と経験のよう。うーむ、難しい…
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可士和さんが、デザインを切り口に課題解決に臨む際、どのような思考パターン(フォーマット)使って考えているのかが、人材育成を通じて伝わってくる内容。
大学のデザインの授業そのものもどのように設計したのかも垣間見えておもしろい。
「クリエイティブディレクター=コミュニケーションドクター」というのは名言。
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システムに関連しないが、要件(デザイン)の見つけ方・考えだし方の方法に応用可能
慶応大学SFC授業「未踏領域のデザイン戦略」の書籍
目次
第1章 「デザイン」を広義に解き放つ
・「コミュニケーション」をデザインするとは?
・激変するコミュニケーション
・トータルな視点が問題解決につながる
・「コミュニケーション」をデザインするとは?
・「デザイン」はよりよい日常へのツール
第2章 「未踏領域」をデザインする―慶應SFCでの実践記録
2.1.授業の組み立て
2.未踏領域をデザインする
・大学の授業という「未踏領域」のデザイン
・ダメ出しはする、アイデアはいわない
2.2.学生たちのプレゼン実例
・まず「自分事化」してみよう
・「右脳」と「左脳」のキャッチボール
・「もがき」はスキル向上の踏み台
・リーダーシップとフォロワーシップ
・パカーンと光が当たってコンセプトを発見する
・デザインとは「ビジョン」を設計すること
2.3.学生たちの感想
第3章 「視点」をつかむためのヒント
・デザインとは「ビジョン」を設計すること
・「課題」→「コンセプト」→「ソリューション」
・前提を疑う、本質を探る
・耐久性のあるコンセプトを見つける
・「勘」と「感」を研ぎ澄ます
・「個人の感覚」を制御するな、むしろそこを掘れ
・経験値を高めて、多様な「視点」を獲得する
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デザイン的な思考で、新しいものをいかに
生み出すか、慶応大学で行われた
授業の記録。
「自分事」にする発想法など参考になった。
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佐藤可士和さんシリーズ。慶應大学で行われてる「未踏領域のデザイン思考」の授業について書かれていて、仕事してから特に学びたい内容だと思った。学生時代に純粋にこの分野に興味持ってる子たちはすごい。。。
【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】
狭義のデザインでは、「ポスターをつくるから、そのデザインをしてください」というように「アウトプット」→「デザイン」という順番になる。
世の中の仕事の多くはこの順番で流れている。
しかし、戦略的なデザインでは、「デザイン」→「アウトプット」と順番が逆になる。つまり、最初に全体の「デザイン戦略」がきて、最終的にそれにふさわしい「アウトプット」がくる。
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個人のアイデアの思考法ではなく、複数人でコミュニケーションをとって1つの答えを導き出すための教えだった。
今後議論していく上でどう考え、傾聴し、意見をまとめていけば良いのかがわかった。
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かしわさんのほんとの頭の中を覗いてみたい。
デザインの耐久性と削ぎ落とし。
思考プロセスをな学べました。
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佐藤可士和氏が教壇に立つ、慶応義塾大学SFCの『未踏領域のデザイン』授業についての新書。授業の狙いや概要、学生の声といった授業紹介がメインなので、ほか佐藤可士和氏のコミュニケーションデザイン論とはやや趣が異なる。多少のワンポイントアドバイスみたいなものはあるが。
中盤に挿し込みある抽象的テーマに対するSFC生徒たちのアウトプットデザインはなかなか、いや相当興味深い。「デザインとは対象に対する視点や切り口」という論より証拠になっている。
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今月の1冊目はこちら。
クリエイティブディレクター佐藤可士和さんによる、「デザインを広義に捉える」ための一冊。
慶應大学で行なっている「デザインの可能性、有効性を学ぶための」授業を中心にまとめたもの。
慶応大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の村井純先生から特別招聘教授としてデザインをテーマにした授業を受け持ってほしい、と声をかけられたことで始まったその授業は、学生のグループワークで行う、「未踏領域のデザイン戦略」なるもの。
テーマは、防災のデザイン、オリンピックパラリンピックのデザイン、キャンパスビルドのデザイン、強靭健康社会のデザイン、本当の平和のデザイン、無二の私の幸福のデザイン、など、
抽象的、哲学的なテーマで実際のビジネスでは少ないそうなものばかり。
グループごとにディスカッションを重ねてプレゼンを行う。その一部が掲載されているが、アウトプットのロゴやイメージなどのデザイン性も高いものが多く、美大ではないのに凄いな、と感心した。
そして、現役慶應生だけあって、そのアイデアや過程の導き方はさすがだな、と思うものがズラリ。
学生ならではの勢いや新鮮さも感じたし、長く社会人をやっている自分としても、刺激になった。
「クリエイティブディレクターはコミュニケーションドクター」という表現は秀逸と思った。
医者のように、クライアントにヒアリングを重ねて課題を見つけていく。そして、良くないところを治していく。
しかし、可士和さんの仕事の向き合い方は尊敬はするけど、私はそこまでストイックになれないので真似はできないなとやはり思った
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読みやすくて面白かった。
佐藤可士和氏の考え方や仕事の向き合い方を知れる。
また、慶應義塾大学の授業の様子が知れる。
アウトプットをどれだけサイクルを回すかの重要性を知れる。
その中でどんな人とも意見を出し合って作り上げる楽しさや難しさがわかり受けてみたく感じる。
1人では出てこないアイディアもチームだと無限の可能性を感じる。そう思わせてくれる良本。
コンセプトやロゴの作り方を佐藤可士和氏の方法を感じられる作品でした。
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中途入社のおじさんに教えてもらって知った佐藤可士和さん。(おじさんはずっと広告業界で働いてきた方です)
ユニクロや今治タオル、楽天のロゴなどを作成されている方。
この方だったのですか!!という驚きで、
どうしてもお盆中に
佐藤可士和さんの本を一冊は読みたくて、手に取りました。
慶応義塾大学で
「未踏領域のデザイン戦略」という授業を担当され、
実際にそのなかで学生が考えた成果物(結果)と、
授業内容、それに対しての佐藤さんの考え方、
そして、
佐藤さんの「デザイン」に対する考え方も書かれている、
とても贅沢な一冊でした。
帯に、
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誰だって「デザインの力」を使える。
大切なのは、この3つ。
①課題
②コンセプト
③ソリューション
①の「課題」とは、問題を解決するための
取り組みやテーマのことです。
②の「コンセプト」とは、
考え方の方向性のことです。
③の「ソリューション」とは、具体的に課題を解決するアイデアと実行プランのことです。
①「課題」→②「コンセプト」→③「ソリューション」は、シンプルでありながら、極めて有効なフレームです。
この順番だけは、ぜひ覚えておいてください。
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とありますが、
もうすべてこれに尽きます。笑
すでに帯でネタバレしてます。苦笑
デザインは感性だけではなく、
問題解決の思考も大事なんだと思われます。
大事なのは、課題に対するコンセプトであって、
ソリューションが先に来るのは間違い、だと。
そうすると、中身の何もない成果物しかできない、と。
本書を読んで思ったのは、
本書に登場するこの授業ですら、
佐藤さんにデザインされているんだな、と。
そして大学生が考えるデザイン結果がとても素敵でした。
コミュニケ―ションと煙が出るまで考えること、
そして時代に対する反射神経、
読んでて、なるほどが止まらない一冊でした。
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掲載している学生のプロジェクト結果・気付きは秀逸です!まぁ一冊の本のみで語り尽くせるほど単純ではありませんが、コンセプト化についてヒントはあってもやりきるしか無いという結論はがっかり。結局視点の変え方は???内容は学びが少なくありませんが、標題に偽りありです
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コミュニケーションデザインの分野で代表的なデザイナーの1人である佐藤可士和さんの著書。
SFCで特別講師をしている佐藤さんの授業内容をもとに
「授業内容を聞く生徒への思い」「生徒・卒業生の声」「一緒に授業を務めた先生との対談」「佐藤さんの経歴」を通して、多角的な視点から実際に佐藤さんの授業を聞いているような感覚で新しい視点の見つけ方を学べるようになっている。
フォーマット式にまとめてあるというよりは、感性を大事にしつつロジカルな内容となっていて、コミュニケーションという掴めないものを対象にした領域の解決方法を生徒とともに探っているように感じた。
最終的なグラフィックもシンプルで明快なところが特徴ですが、文章も同様の特徴を帯びている感触でとても分かりやすかった。
導入のイントロでよく取り上げている、博報堂時代の仕事の「KIRIN CHIBI LEMON」の事例など、一つ一つのターニングポイントの論理もわかりやすく、キャリアデザインとしても参考になった。
「コミュニケーションの不具合」に対するところの課題を意識されていることがデザインする上での起点として分かりやすいと思った。
その課題は数値的な判別は付けづらく、マーケターなどのビジネスより職業の方では難しいように感じられた。
だからこそ、デザイナーの感性が必要とされているんだなぁと思ったりした。
私自身デザイナーの活動として、どのような課題に向かって取り組んでいるのかをまとめたいと思っていた中で読んでいたので、とても参考になった。
そして、まだ言語化されていないコミュニケーションを起点とした課題を探してみたいと思う気持ちになった。
授業を受けた生徒たちの声も面白かった。
文章語り口からしてもアウトプットの質からも優秀さが伝わった。
生徒の中には、グループ内での合意形成の難しさにも触れていて、どんなに優秀でもそういったことはあるのだなと思った。(意外にもSFC内にオラオラ系の子がいたり飛び出してしまう人もいないとか。)
学生時代にグループワークで苦戦した覚えがありますが、どこでもあることなのだなと思わされた。
後半の方に触れている福沢諭吉の考えをもとに「独立自尊」「実学」「半学半教」といったコンセプトをもとに、専門領域ではない学科でこういった挑戦的な授業があるんだなぁと感心した。
私自身デザイナーになるきっかけが大学生のときの先生の授業だったので、デザインの面白さを知った原点を知れた気がした。
AIについても少し触れられていますが、私は最近気にし始めたに関わらず2019年の時点で触れているというのは、常に新しいことをキャッチされているんだなと知らされました。