紙の本
年齢と服装
2022/06/01 22:15
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
めちゃめちゃ共感した。ドトールで読んでいて笑いそうになりました。
ちょっと前まで来ていた服が何となく似合わなくなってきた、気がする。
昨今の流行に食指が動かない、試着してもどうも違う、気がする。
この「気がする」が曲者なんですよねぇ。
今まで来ていた服だと頑張っている感が出る。しかし、ワンランク上の年代の服を着ると途端に上の年代の仲間入りをさせられる。そんな会話を前日友人としたばかりですよ。
それから、若い世代のTPOガン無視の服装。マナーと個性を同列に並べ、個性を優先する風潮に気持ち悪さを感じていたので、めっちゃ共感した。
紙の本
単純に面白いです。
2016/03/14 04:10
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投稿者:優乃 - この投稿者のレビュー一覧を見る
群さんの小説やエッセイが好きで色々と読んでいますが、
こちらも同じように軽くサクサク読めます。
どこかで気持ちが楽になるような、そんな本でした。
気軽に読書をしたい時にお勧めです。
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コート、パジャマから下着の話まで。洋服の枚数はあっても、着る服がないと悩むのは自分だけではない。体型変化の50代は迷走しがちかも。
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私が群さんの体型に似ていることもあって、
共感できることが非常に多く、
「わかるわかる」と頷きながら
楽しく読ませていただきました。
日本人離れしたモデル体型の女性達が
写っているファッション雑誌よりも
数倍ためになるおしゃれエッセイでした。
群さんの作品は、小説しか読んだことがなく
エッセイを読むのは初めてでしたが、
非常に面白かったので、これから他の
エッセイ作品も読んでみたいと思います。
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この本を読む前に実生活でつい最近、
群さんと同じように今まで着ていた服を着て
鏡の中の自分を見てみたら
以前の自分と違った自分を見て何か違うと思っていました。
そしてこの本を読み始めていったら
かなり共感する部分があったので、
どんどんとストーリーに入り込みました。
群さんはよく自分のファッションや自分の体形の事について、
かなり謙虚に書かれていると思いますが、
これだけ深く掘り下げて書かれているので、
体形やファッションの事をよく知り尽くしているなと思いました。
普通ファッションの事を語るとなると
ファッション雑誌のように洋服の写真などのサンプルを
並べてから書くと思うのですが、
そうではなく文章だけでファッションを語っていて、
それも流行りの物を随所で押さえているので
なかなかここまでの方はいないと感心してしまいました。
これこそファッション通だと思いました。
若い時には若い時の悩みもありますが、
勢いでなんとかなります。
けれど中高年になると勢いだけでは乗り越えられない壁がそれぞれあると思いますが、
それをリアルに赤裸々に面白く書かれていたので
とても救われた思いがします。
いくつになってもお洒落心を忘れたくないなと思わせたり、こんな工夫でファッションを楽しめば良いのかという気にさせられたり、
洋服だけにとらわれず生き方についても学べた一冊でした。
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レビューを書こうとして書名検索したら、なんと本棚に登録済み。単行本で読んでいたわ。
歳をとれば好みも定まって、自然に似合うものを手に取るようになるのかな、と何の根拠もなく思っていたけど、実際は歳をとればとるほど似合うものの幅が狭くなっていくような気がしてならない。
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20170630読了
2015年出版。中高年女性の、衣に関するもろもろの話。題名が好き。ころももろもろ。●40代~50代は着るものに困る年代らしい。体型変化によって似合う服も変わってくるから。●流行よりも自分のニーズに合うかどうかを指標にすると、売り手側はたいてい業界の売りたい流行のファッションをそろえているのでなかなか希望のものを見つけられない。流行りのもの(流行らせたいもの)と、それが自分に似合うかどうかは別の問題なのもミソ。自分が好きなスタンダードなものを探していくと結局ユニクロにたどりついたりして笑える。
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「老いと収納」とともに買いました。
感想という様なものは、「老いと収納」に書かれていることとまるっきり同じですね。
がんばれ群さん。
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群ようこ、初めて(今さら!)読んだけど、面白いね。金具がたくさんついてるバッグは防犯対策か、とかね。
老化にともなう洋服の悩みは、どれ読んでもだいたいおんなじ。その道を私もゆくんやな〜。
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若いころの服装は、なんでもありで、何を着てもそれなりに格好がついていた(自分で思っていただけかも)
年齢を重ねるにつれ、毎日の服選びに時間がかかる。
いくら20代、30代の服にまだ体が入るといっても、顔及び姿かたちが追いつかない。
いわゆるイタイ・・・というのか。
でもわざわざ年相応の無難な服装で、年相応に見られたくはないし・・・
まぁ、そんな風なことを群さんもおっしゃっているのである
たぶん同年代であられる群さんの気持ちは痛いほどわかるのである。
時代の変化に伴う流行、常に追い求めなくてもある程度は取り入れつつ、年齢に伴う体の変化も否応なく受け入れつつ、いかにおしゃれで、着心地の良い服はないものかと、日々葛藤する姿は身につまされるものがある。
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大好きな群ようこの本。
題名通り、着るものについてのあれこれなのだが、着物については触れられていなかった。
しょっぱなP.11の時点でグサッときたので引用する。
「一生手に入ることがない理想を追い続けるなんて、私から見たら、何と辛い人生なのかと思う」
まぁこれは当時よく目にした「美魔女」なる女性つまり歳を考えず客観視出来ず若さを追い求める人に対する言葉なのだけれど、私は別次元で全くこの言葉通り一生手に入らないものを求めて超辛い時期だったので、何か的確に泣けた。
それは置いといて、2012年の本なので、ジャケットがパツンパツンの細身とか書いてあって面白い。
ここ数年は体が泳ぐようなゆったりダボーンという服が流行ってるが、現在群さんは一体どんな服装なのだろう。
着物にせよ洋服にせよ、お似合いのものをいつもお召しなので、とても興味がある。
バッグのくだり、やたら金属が多いってのはバレンシアガかな?
確かに流行った!鋲がめっちゃついてるのとか!
振り回したら武器になりそうなのとか、懐かしいなと思った。
地震とパジャマのくだり、私も常々心配していること。
今愛用しているのはNEXTのくま(´(ェ)`)柄パジャマとライフで買った鬼滅(公式)パジャマ。
両方とも着まくってボロボロ…
とまあ、わかるわかる!とかクスッとなったりとかしつつ読了。
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衣服に関連するアレコレを徒然なるままに書き綴ったエッセイ。
なにかこだわりを延々と語る感じではなくて、
誰もが感じるであろう衣服の悩みや失敗エピソードなどが語られていて、あー分かる分かる、と読み進めた。
何かが得られるというわけでないが、
身近なオバチャンとお喋りするみたいな感覚で
さくっと読めて平和で良い。
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再読。
服を買ってその服でお出掛けする。新しい服を着てウキウキしてるのに、鏡や窓ガラスに映った自分の姿を見てガッカリする事が最近多くなった。似合ってないから。服を買った時は気に入って買ったのにな。そんな事が続いて思い出したのが、群ようこさん。群さんがそんな事を言ってたと思い、本棚を探したらこの本を見つけ早速読んでみた。
前、読んだ時は"分かる気がする"だったんだけど、今は"分かる、分かります"になった。
⚫︎体型の変化、隠しきれない顔のシワやたるみ、それによって好きな服がもう似合うとは限らない。
(これは身に染みている)
⚫︎自分がいいと思って着た服やメイクが他の人から見たらイタイ。(そうはなりたくない)
⚫︎下着、パジャマにも気をつかう。(私も下着選びには苦労した。今は落ち着いたけど。パジャマは東日本大地震のあと、若い女性は悩んだらしい。寝ててもすぐ動けるようなパジャマがいいみたい)
⚫︎アクセサリやスカーフで変化をつける。(物によっては似合う似合わないがあるので気を付けないといけない)
⚫︎TPOに応じた服装をする(群さんは行く前に服選びで疲れてしまうそうです。私も同じで普段カジュアルな服装をしてるので、改まった場所に行く時は困る。何を着ればいいの?で悩む)
まだまだ色々なるほどと思うのはあったけど、再読してこの辺が一番気になった。でも服選びに関しては問題解決にはならなかった。なぜなら、群さんも模索中だった。自分に合うものも見つけるのは、永遠の悩みなのかも。でも、自分に合うものを探すのは楽しいと思う。