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紙の本
律子慕情 改訂新版 (集英社文庫)
著者 小池真理子 (著)
小学6年生のときに自死した大好きな叔父。中学時代、不良少年に寄せた淡い思い。高校時代、妹の家庭教師に抱いた熱い恋心…。死者と感応するちからをもつ少女・律子が味わう、美しく...
律子慕情 改訂新版 (集英社文庫)
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商品説明
小学6年生のときに自死した大好きな叔父。中学時代、不良少年に寄せた淡い思い。高校時代、妹の家庭教師に抱いた熱い恋心…。死者と感応するちからをもつ少女・律子が味わう、美しく哀切のこもった記憶の数々を描いた連作集。【「TRC MARC」の商品解説】
優しかった叔父、中学時代の友人、淡い恋心を抱いた妹の家庭教師、恋人の兄……律子とかかわり、世を去った人たち。死者と感応するちからをもつ少女の魂の軌跡を描く切ない連作集。(解説/稲葉真弓)
【商品解説】
収録作品一覧
恋慕 | 7−50 | |
---|---|---|
猫橋 | 51−98 | |
花車 | 99−148 |
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愛と死
2016/11/17 20:42
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学校6年から23歳までの律子を主人公に、その愛を連作で描いている。必ず死が絡み、非現実的なオチに誘われるのだが、小池氏という作家は本当にうまいと思う。分かりやすい文章で、しかし、ここまで心理を描写できる人は少ない。まさに名文。とりわけて本作は、名文中の名文だと受け止めている。