紙の本
珍しい本はないけど、うれしい本はある本屋さん!
2013/09/14 11:28
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
松浦弥太郎さんのエッセイは、いつも手に届くところに置いている。
たまにパラリと読むとそこがとても響いたり、出かける時に鞄に一冊と思うときは弥太郎さんの文庫本を手にする。
今回、サイン本を思いがけなく手に入れることができて、また読み返してみました。
何度も読んだことがあるはずなのに、読むたびにいいなぁと思います。「カウブックス」誕生のところ。
~ うたい文句は、「珍しい本はないけど、うれしい本はある」。
珍しい本を求めて来られても違う。
うれしい本を見つけて、たくさん揃えていきたいと思っています。~
うれしい本がある「カウブックス」
いいなぁ。
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前半の著者の成功の記録は面白いんだけど、後半の世界の街の紹介?は酷い。
オサレな固有名詞を並べて悦に浸ってる感じ。
そこまで読んで、前半も話題は面白いけど文章が面白いわけではないんだなと気がついた。
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著者が中目黒に本屋を出すに至るまでの経緯がわかる一冊。であると同時に、好きなことが仕事になっていくうえで、著者が働くということに対して思うことを綴っている。
自分がいなくても続いていく本屋を作りたいという思いに本への愛を感じたなぁ。
今はネットで簡単に欲しい本を探せて買える時代になってしまったけど(むしろ電子書籍もある)、やっぱりたくさんの本に囲まれて、そこから自分の目で本を探すのって楽しいし、最高にワクワクする。本屋さんはそういう本との出会いの場なんだなぁと改めて思った。
いつか私もカウブックス訪れてみたい。
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とても心地の良い自由の香りがする。
ただの夢や幻想ではなく、しっかりと地道に地に足をつけて仕事をしていく上で勝ち取る自由。
こんな生き方をしたい。
本当にそう思う。
松浦さん自身「就職しないで生きるには」という本に影響を受けているようですが、巻末の対談において、就職していてもインディペンデントに生きることは出来ると言っていたことは、現在、就職中の自分にとっては大きな救いでした。
(もちろん、僕もいずれ就職しないで仕事をしていくことを選択肢として持っています。)
生き方に迷った時、仕事に悩んだ時、何度も読みたいと思う本。
あと、中目黒に住みたいなぁぁと思う本。
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1965年生まれ。彼の方が少し若いけど世代はほぼ同じ。
不自由だったけど、手つかずの部分が世の中にはいっぱいあって、自分の好きなことを職業として開拓していくには楽しい時期だったかもしれない。こういった成功本を読むと触発されるなぁ。
本が大好きで、自分の感性で集めた本を理解してくれる人に売る。
贅沢な仕事です。若さゆえにできることはいっぱいあったでしょう。
年とって、経験とまとまったお金がある状態だからこそできる仕事もあるのではないか・・・・なーんて、また夢をみさせてもらいました。
影響を受けて「女子の古本屋」と「本屋さんに行きたい」という本を購入しました。彼が若い頃に読んだ「就職しないで生きるには(レイモンド・マンゴー)」という本も読んでみたいな。
彼が作った本屋「カウブックス」にも行ってみたいし・・・・・
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「働くこと」に関するエッセイ集。
素朴で素直な文体で綴られる。
著者の来歴自体がユニークなので仕事観を語っているエッセイも勿論面白い(「センスだけでここまでやってきた」というのはある意味凄くイヤミだが)が、やっぱりこの本で一番面白いのはP.149からの町歩き・古書巡りの部分。
旅先ではあまりあっちこっち観光に行かず、その町をじっくり歩きまわることに幸せを感じる俺としては、著者の町の歩き方はとても共感できる。
その上、古本屋を巡るのが趣味(仕事?)ときているんだから、読んでいて面白くないわけがない。
旅好きで本好きなら、この本はそのエッセイの部分だけでも読んで損はない。
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この本、読む前は題名の意味がわからなかった。著者は現在「暮らしの手帖」の編集長だが、題名から「本屋」という文字を抜かして見ると最低で最高の生き方がいいんだ、「あの人は真人間でいつも正しい」と思われることの方が辛い、だめな部分が最も魅力的に見えることがある。高村光太郎の詩に「最低で最高の道」というのがあって、この詩を読んで、著者は生き方が楽になったという。
詩も読んで、この本も読んで、この題名の意味がわかった。
本屋を作るまでの体験談を綴ってはいるが、教科書では教えてくれない「本当のこと」を教えてくれていると思う。就職できないで悩んでいる人も少し視点を変えられるんじゃないかなー。
ちゃちゃ
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一行目の『就職しないで生きるには』は以前から気になる本のひとつで、それがひっかかって購入。著者がまさか『暮しの手帖』編集長だったとは知りませんでした。「ヒント集」がすきで、たまに本屋さんでぱらぱらめくったりしていたのでなんだかうれしかった。だけどあまりにもやさしい文章だったから、読むのが途中でつらくなりました。経験してきた様々な思いや出来事が積み重なって「松浦弥太郎」を創っているなら、わたしはこんな人間にはなれない(でも、なりたいと思う)。高校中退後の日々の葛藤や小さな営みから今に至るまではたぶんすごくつらいものであったと思うのに、読んでるわたしを叱ってくれなかった。ただひたすらにやさしくて、だけど意志のある文章だと思った。
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就職しないで生きる方法は、どんな方法なのかと問われたら、こう答えます。絶対に諦めないこと。自分がいちばん得意とする何か。他人が喜んでくれることで自分もうれしくなる何か。いちばんにはなれないけれど自分にはこれしかできない何か。色々あります。その道のりは長いかもしれません。辛くて大変かもしれません。生活も苦しいかもしれません。でも、きっと幸せと感じる一瞬は手にできるはずです。一日のなかで、良かったと思えるひとときと出会えるはずです。君でなければだめなんだと誰かから必要とされるときが来るはずです。(p.11)
当時はたくさん悩みました。色々な人に誘ってもらって、色々なことをすることで、発生してしまうリスクというものをはじめて知ったのです。忙しすぎるリスクに気づいたんです。それまでは、忙しく仕事をすることが目標でもあったのに、忙しすぎるってろくなことがないんだとはじめて思った。(p.53)
毎回書くためのテンションを保つには、やっぱり正しい生活。絶対に規則正しい生活しかないと思います。ちゃんと睡眠をとって、美味しいものを食べて、適度に遊んで。人によってリズムはあると思うから、毎晩早く寝なさいというわけではないんですけど、規則正しい生活は必要だと思います。体調が維持できて、はじめて精神的な部分もコントロールできるのです。(p.99)
僕はあまり執着ってないのです。冷たいかもしれませんが、人に対しても、モノに対してもあまりベッタリするのが好きじゃない。それは僕が、常に起こり得ることを受け入れようと考えているからかもしれません。家族とだっていつか別れてしまうかもしれないし、どんな事件が起きるかわからない。何かを失うことというのは、人生のなかで不可避なこと。そう考えると人間は、孤独であることを受け入れないと生きていけないと思うのです。(p.119)
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本の世界で成功していく過程にわくわくしたり、生きることについて考えたり、働く意欲が湧いたり、異国の町が垣間見られたり、そんな感じ。
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著者のことを知っていれば、また違った感想をもつのだろうけど、
私は著者のことを何も知らない。
「暮しの手帖」という雑誌?は知ってるけど、コンセプトも中身も知らない。
ましてや、著者がやっていた古本屋の名前すら聞いたことがない。
だから、響くものがあまりなかった。
(なんとなく時間に追われながら読んでいたというのも少なからずあると思うが)
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みんなが知らない二流のもの、教科書に載っていないものの中にもすばらしいものはたくさんある。
好き嫌いは別として、松浦さんじゃないとダメなんですといわれると、すごくうれしい。
そのためには個人のメッセージを自分なりに表現しないと意味がない。書くことも他の仕事もそうですが、自分じゃなくてもいいことに関しては、相手に対しても、自分に対しても罪悪感をもってしまいます。5%くらいでもいい、少しでも自分がやったという後を残すのが大切だと思うんです。それを支えにするしかないと思うんです。
自分に何かをした人、意地悪でも親切でも何でもいいから、何かかかわった人を一度全部思い出してノートに書いてみると、それまで自分は誰にも頼らずに生きてきた気がしていたけど、決してそうではなくて、たくさんの人がいてくれたおかげで、今の自分がいるということに気づく。
社会との関わりを持たないと仕事をしている意味もないし、これからはもっと社会に役立つことをやりたい。どうすれば個人として、今の社会に正しい影響力を持つことができるのかが、今の僕の考える自由です。
なぜわざわざ海外に行って本を買うのかというと、今まで自分が知らなかった本に出会うためです。これだけ便利な時代になっても、自分の知らないことに出会うためには、実際に足を運ばなければいけないのです。
要するに根っから「何かを探す」のがすきなのです。
僕がやっているのは弱者の発想なんです。弱者の発想で物事を考えて、世の中とのつながりをもちたいと思っています。
どういう人が店にきて本を買ってくれるのか、どういう人が指示してくれているのか、ちゃんと自分の目で見て、感じたい。僕も人と会うことで元気をもらえますし、一方通行じゃない、一対一の関係をたくさん作りたいと思う。
書かせてもらえる場所があるというのは、本当に感謝です。発表の場がなくて、自分のためだけに書き続けていくのは難しいですから。やっぱり伝えたい相手がいてこそかけるものだと思います。
粋な人は文章を自分なりに着崩す。
僕はあまり執着ってないのです。冷たいかもしれませんが、人に対しても、モノに対してもあまりべったりするのが好きじゃない。
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松浦弥太郎さんがどういう人か全然しらなかったけど、
実はすごいひと。cowbooksのことは知っていた。
すごく面白い人生を歩んでいる人で、
参考にできるかはわからないけどパッションはもらえる本。
とりあえずやってみなきゃわからないし、
やってみればどうにかなっちゃううのかなあって思える。
そんなセンスを兼ね備えてみたい。
海外にたくさん行っていてうらましい。
最近そんなことばっかり考えている。
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「就職しないで生きていくには」という命題のもと、「自由について」「書くこと」など、学校を飛び出し「本当のこと」を探し続けた著者の経験を通じて語りかけてくれる一冊。
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絶対にあきらめないこと。自分が一番得意とする何か。他人が喜んでくれることで自分もうれしくなる何か。一番にはなれないけれd自分にはこれしかできない何か。その道は永いかもしれませんし、辛くて大変かもしれませんんが、きっと幸せと感じる瞬間は手にできるはずです。
仕事をしながら、常にそれぞれリンクすることを勉強をしていたあの時代は本当に楽しかった。
一人になって何かを考えたり感じることで自分に戻れるのが旅の味わい。
どうして一は生きているのかと言えば、自分を高めるため、成長するために生きてる。
やっぱり本物を見るのが一番です。本物をたくさん見て自信をつける。