紙の本
読み易いです
2015/02/04 17:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いのっぺ - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に読み易く、若き日のロベスピエールの性格や思考の表現などはリアリティがあって、興味深いです。ミラボーに出会わなければ、彼の人生はどうなっていたのかな、と思いを馳せずにはいられませんでした。
紙の本
歴史上の人物が次々に登場
2019/05/11 13:47
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史上名高いフランス革命。あったことは知っていますが、実はあまり詳しくは知りませんので、一度読んでみようと思い購入。1巻から分かりやすく面白く、ミラボー、ロベスピエールなど、なんとなく聞いたことのある歴史上の人物が次々に登場。今後、どのような展開が待っているのかすっごく楽しみです!
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やっと面白くなりかけてきたところで、第一巻が終わってしまった…。
単行本2冊を文庫で3分冊にする意図がわからん。そのまま文庫化すればいいのに。
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フランス革命前夜、全国三部会の召集までがメイン。ミラボー、ロベスピエール、デムーラン、名前だけは知っていた歴史上の人物が、活き活きと描かれ、物語にグイグイ引き込まれる。
革命時のフランスは天変地異による飢饉、慢性的な財政難。どこかの国に似てるかも。
「人々は言葉の力を信じる事で革命を実現しようとした」
「第三身分(平民)には指導者が必要なのだ。さもないと、わけもわからないままに爆発するだけ」
「よく覚えておきたまえ、男は保身だ。女でも、金でも、名誉でもない。男にとって、本当の大事は保身なのだ」
「好きな女のためだったら、汚れ役でも演じてしまうのが、本当の男というものじゃないかね」
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フランス革命の予備知識も興味もほとんど無かったにも関わらず手に取ったのは著者への信頼度の高さゆえ。比較的薄かったせいもあり、一気読み。
早いとこ続きを読みたい。
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まだ始まったばかり。
国民議会が設立されるまでを、ミラボーの視点で描かれている。
続きが読みたい。
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なるほど、ただ理想を唱えるだけなら綺麗なものだ。そのかわりに無力だ。反対に果敢に行動するならば、人間は汚れざるを得ない。が、それでこそ、初めて世界を動かせる。
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前から気になっていたシリーズが文庫化され、迷わず購入。明確な主人公が無く(今のところ)様々な人物の視点から語られる群像劇という感じだが、著者の筆さばきはさすが。
2巻以降も楽しみ・・・だけど全体で何巻になるんだろう?18巻?
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文庫化を待ち望んでいた一冊である。
フランス革命は、歴史の教科書で習ってきただけなので、出てくる人物等すべて新鮮で、あっという間に読了した。2巻以降楽しみである。
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おおお! するする読めました。
フランス革命といえば『ベルばら』がベースになってしまっている(笑)ため、ミラボー伯爵がえらい男前で驚きます。
けれどもこの話はミラボーが主人公ではないのですね。
1巻目ではロベスピエールなのか。
2巻目のデムーランもそうですが、ごくごく常識的で小市民的な彼らが、革命を引っ張っていったさまを実にドラマチックに描いています。
ミラボー伯爵は彼が実行力であった頃から、どうやって世間を、軍を動かしていくのかを彼らに教えていく立場として描かれています。
単行本2冊分を文庫3分冊にしているのは何とももどかしいところです。
次の巻をまだかまだかと待つことになりそうです。
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フランス革命には昔から興味がある。その興味を産んだのが「ラ・セーヌの星」で、育てたのは「ベルサイユのバラ」であるのは秘密だけど。そのフランス革命の物語を、小説として佐藤賢一が書き綴ってくれるというのは、本当に魅力的である。前から読みたいなと思っていたのだけど、ちょっとためらってもいた。佐藤賢一の場合、チラリと癖が鼻につくことがあるからだ。
読んでみるとある程度は予想通りでミラボーもロベスピエールもみんな、見事に佐藤賢一の登場人物になっている。あわてていうなら、それぞれにみんな魅力的だ。特にタイトルにもなっているミラボーの活躍からは目が離せない。「佐藤賢一の登場人物」と僕が言いたくなるのは、それぞえが誰にも言えない弱さを隠し持っていて、それをグダグダと考えてしまうところなんだけど、そういうところも目を離せなくなってしまうところだ。
もちろんこの物語がどういうふうに展開していくのかは概ね決まっているわけで、その枠組みの中で彼らがどう生きていくのか、いや、その枠組みをどうして作らざるを得なくなっていくのかが、ものすごく気になってくる。それぞれの持つ弱さの行方が怖いのである。そういう点で、物語がロベスピエールを中心になっていくのがじわりと胸に迫ってくる。流血を予期させるのだ。
さて、ゆっくり追いかけていくことにしよう。
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ようやく文庫化で購入。1巻は三部会開催~国民議会の宣誓まで。
史実ではあるけれど小説でもあるため読みやすく、一章ずつが短いのも整理しやすい。
大好きだけど上っ面しか知らないフランス革命について、少しでも理解が深まる事を願いつつ、2巻へ進みます。
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フランス革命を小説でお勉強。
「はん」とか「ああ」とか書いてある心のせりふが気になる。いわないと思うんだけど。
解説で、池上彰がこの頃のフランスと今の日本の状態は、似ていると言っていたのが印象的。日本には、リーダーシップをとって現状を打破しようとする者が現れるだろうか。
しかし、フランス革命ものを読むと、ベルサイユのばらって、やはりすごいなぁ、と思わざるをえない。緻密。
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解説の池上彰が意外。第一巻は,財政難のフランスが特権身分への課税を模索するため全国三部会を召集,ネッケルが財務大臣に返り咲くあたりから,国民会議成立までの一年弱だが,解説では,フランス革命全般のことが書いてある。
小説はやはり人物の特徴を思い切って描いているのですんなり頭に入ってくるな。ミラボーが中心で,ロベスピエールも主人公格。デムーランやシェイエス,タレイランなども登場して,ワクワクする。この年になると,歴史小説って,流れを知ったうえで楽しむものという感じ。
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佐藤賢一は言い回しや単語の選び方に少々品がない、と私は感じる。ユニークなんだけど、この独特のリズム感こそが作家の個性なんだけど、それが故に入り込めない。 フランス革命を題材にした小説と言うことで、フィクションとノンフィクションの境目がよくわからない。そこが気になってしまい、これまた入り込めない。 入り込めないと書いたけど、やっぱりこれは面白いよ! ベルばら的視線で読めば、2巻でロザリーに絡んだっきり、7巻まで出て来なかったミラボー伯爵がメインでストーリーが進む。ロベスピエールもそこそこ出てくる。栄光のナポレオンで主要人物だったタレイランも名前だけは出てくる。タレイラン好きなので、続巻での活躍を期待!