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紙の本
ブルックリンの少女 (集英社文庫)
著者 ギヨーム・ミュッソ (著),吉田恒雄 (訳)
過去をひた隠しにする婚約者アンナに詰め寄った小説家のラファエル。観念した彼女は、衝撃的な光景が撮影された写真を差し出した直後に失踪する。ラファエルが調査を進めると、かつて...
ブルックリンの少女 (集英社文庫)
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商品説明
過去をひた隠しにする婚約者アンナに詰め寄った小説家のラファエル。観念した彼女は、衝撃的な光景が撮影された写真を差し出した直後に失踪する。ラファエルが調査を進めると、かつて起きた不審な事件や事故が浮上し…。【「TRC MARC」の商品解説】
失踪した恋人アンナの行方を追うラファエル。元刑事マルクと調査を進めると、過去の連続少女拉致監禁事件や不審な死亡事故に突き当たり……。仏No.1ベストセラー作家が贈る、息もつかせぬサスペンス長編。
【商品解説】
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書店員レビュー
フランスの大ベストセラーミステリー
ジュンク堂書店福岡店スタッフさん
人気小説作家ラファエルはまもなく女医のアンナと再婚する。
式を三週間後に控え二人は休暇を楽しんでいたが、けして過去を明かそうとしないアンナに対してその夜は自制がきかなかった。
なぜ打ち明けてくれないのかと激しく問い詰めた結果、観念したアンナが自分の過去だとタブレットをひらいてみせたのは、ある一枚の写真。
想像だにしなかった衝撃的な内容に、彼は絶句し、彼女のすべて受け入れるはずだった決意はいとも簡単に崩れ去ってしまう。
問い詰めなければ、知らなければ。どんなに悔いても、時はもとには戻せない。
全てを知りたいと思うのははたして愛だったのか?
不安や独占欲からではなかったからか。
その後アンナは失踪する。
この作品は失踪した彼女を捜索するなかで彼女がけして明かそうとしなかった忌むべき過去にむきあおうとする男と、そしてその過去に人生をからめとられた人々の物語である。
冒頭から一気に読者をひきこみ、衝撃的な展開から目が離せない。そしてラストの余韻。
海外ミステリに苦手意識がある方にもぜひ一読いただきたいフランスミステリーである。
紙の本
2022.3
2022/04/15 23:33
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:モカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
展開が早くテンポよく読める。パリやニューヨークの街を知っていたのでイメージしながら楽しめた。米政権に無知だったので知っていたら尚更楽しめたと思った。
最初からマルクに少し違和感があったため結末は驚かなかった。むしろ凄く晴れやかな気持ちになった。登場人物の苦しみは癒えないし沢山の人が傷付いて辛い過去を抱えて生きていかなければいけないのに何でこんな気持ちになるのか考えてみたら、真実が明らかになったからなのではないかと思った。どんな事実でも真相がわからないことほど辛いものはないと思う。
テオの存在がちょうどいい空気感を生み出していたと思う。
東野圭吾とも湊かなえとも違う、すごく面白いミステリーだった。お気に入りの一冊になった。
紙の本
歳の差カップルの純愛サスペンス
2021/09/29 09:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:jack - この投稿者のレビュー一覧を見る
42歳、離婚歴在り子持ちおっさんと、25歳独身女医の純愛ストーリー。
主人公のおっさんと美人女医は出会って半年で結婚の予定を立てるほど順調だった。
ところが、おっさんは神経質な人で結婚するにあたって美人女医の秘められた過去を知りたがったんですね。
で、その美人女医はおっさんがドン引きするぐらいの秘密を持ってた。
秘密の告白後、先にオッサンが逃げ出してしまった。残された美人女医はそのまま失踪。
おっさんは一旦は引いたものの、やはり美人女医が忘れられずに探すことにした。
ところが美人女医の家はもぬけの殻。心当たりをどれだけ探しても見つからない。
さて、そこからですよ。
失踪した美人女医。
探索するオッサン。
そこに介入してくる謎の事件の数々。
失踪した女医は謎の痕跡を残していく。
オッサンは過去の事件やニュースを探索し、いろいろな人に会いながら真実を求めてひた走る。
「一体、何がどうなってるんだ?」
ただの逃亡劇だと思ったら、とてつもないものに巻き込まれてしまったオッサン。
オッサンは、謎多き美人女医の育ったブルックリンへ行き、そこで過去にどのようなことがあったのかを知る。
ブルックリンで過ごした少女時代の彼女は、確かにそこで人生の痕跡を残していた。
美人女医はどんな秘密を持っていた?
この二人を一緒にさせまいとする勢力の正体は?
純愛の行方はどうなる?
そしてエンディングに待ち受ける、おそるべき犯人。
力量ある作家と翻訳家による、こなれた文章なのでストレスなく読めると思います。
あと各章の冒頭にいろいろな作家からの引用が載せられているのも良い。
村上春樹からの引用もあります。
自分が読んだことのない作家の鮮烈な一言を知るのは興味深い。