紙の本
久々の!
2020/05/06 23:00
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投稿者:東野ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
唯川さんの新書に高揚しました!今回は猫にまつわる短編集でとても読みやすかったです。人生の最期に誰といたいか、生きていく上で譲れないものは何だろうと考えたくなる本でした。
紙の本
本当に振り向いたらネコがいるストーリーです
2020/03/31 20:10
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投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネコと人間は血は繋がっていないのに家族以上のつながりを感じる1冊7編の物語。「ミャアの通り道」「運河沿いの使わしめ」「陽だまりの中」「祭りの夜に」「最期の伝言」「残秋に満ちゆく」「約束の橋」…全て良いです。掲載順序もとても良い。何となく心が温まります。
電子書籍
心のよりどころ
2019/11/15 18:24
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投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
涙ばかりの話。猫たちが人間の感情を読みとって、寄り添って生きているかに深く感銘。「最後の伝言」の父と娘の話は、ぬいぐるみの猫による言葉がとても悲しく、でも揺さぶられました。
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唯川さん、猫好きなんだなろうなぁとふつふつ思わせてくれる短編集。まさに、みちづれの猫。ゆく先々に猫がいて、救われてきた話たちがぎゅーっと詰まっている。
ミャアの通り道と、最期の伝言がうるっときた。猫だけでなく動物を飼ったことがある人は思わず泣いちゃうんじゃないかなぁ…。
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いつもそばに猫がいた。
人生の大きな転機だったり、人生の最期の時であったり、あるいは、日常の日々であったり。
それでも猫がいたことで何かが変わったり、何かを乗り越えられたり、何かから救われたり。そんな日々を描いた短編。
猫がいてよかった。たぶん、きっと、ぜったいに猫がいて、よかった。
自分にとって、それは小さな犬だったけど、それでもやはり、自分の人生のある一時期、一緒に過ごした日々のことは今も心の中にきれいな色の宝物として残っている。時々取り出して、そっとながめたり、手のひらで握りしめたりする、そんな、宝物。
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猫は苦手。でもこの本を読んで、猫と暮らすこともいいのかな、と思った。それくらい愛情あふれる文章。
最後の話、最後の伝言が一番よかった。
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猫を題材にした、女性が主人公の7編の短編集。どの作品も静かな温かさに満ちていて心地よいが、喪失の物語でもある。天寿を全うしようとする猫、自分のもとでの使命を完了した猫、かつて関係のあった人が生を終えようとしている……。でもあふれる涙は悲しみのためではない。年末の疲れ、荒んだ気持ちが癒されたような読後感だった。猫好きじゃなくても読んでほしい。
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猫にまつわる7つの短編。
猫どころかインコ以外動物を飼ったことがない私。
猫って、ペットっていいものだなぁ。
ペットを飼っている人にとって
心の拠り所になる。
昔、兄弟姉妹がおらず、家族に恵まれなかった私。
猫を飼っていたら孤独も紛れたのかもな。
そんなことを思い出した1冊。
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人前で読むには危険な1冊。
冒頭のミャァの通り道でいきなりうるっとさせられ、次の運河沿いの使わしめで完璧にノックダウン。
残秋に満ちゆくに約束の橋ときては、、、
猫ってなんて愛おしいんだろう。
うちの小梅さんをぎゅーっとしたくなったけど、絶対に嫌がられるのでやめたw
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短編集。
読みやすくて、ひとつひとつの話があっという間に読み終えられるけども。。
読み終わったあとの余韻に浸るのが好きなので、次々読み進められないんだよなぁ。だから極力短編は手に取らないようにしてるんだったわ。
すべての話に猫が出てくるけど、猫に癒されるというよりは人の死を考えることが多かったかな。
最初の話、どなたかの感想で読んで気を付けたからセーフだったけど、予告無しに読んだら、年末の混雑するケンタッキー店内で号泣しかねなかった。。
あぶないあぶない(Ŏ艸Ŏ)
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ふり返れば、いつもかたわらに猫がいた――
猫に寄り添われ、猫に教えられ、猫に救われた日々を振り返る女たちを描く7つの短編。
どの作品も決して猫が主役ではないんだけれど、主人公たちが苦しい時、辛い時にそっと寄り添う存在として描かれている。
身近な人の死や喪失を描く物語ばかりだけど、どれもさらりと読めてジワリと泣けて、それでいて最後は明るい気持ちになれるそんな短編集でした。
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私の一番好きな作家の新刊は7編の短編小説で、いずれも女性が主人公。猫が介在し、寄り添い、登場人物たちを救う点も共通している。60歳になってからの著者の心境の変化も、作品に投影されている。最初の話では、不覚にも電車の中で涙してしまった。自分の家にいる13歳のトイプードルの目が瞼に浮かんだからか、自分が年をとったからなのか。作品が素晴らしいのは間違いない。
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装丁に惹かれました。猫好きにはスルー出来ないのでは。
唯川さんは恋愛小説が多い印象がありこれまではあまり読んだことはないですが、これはジャケ買いならぬジャケ借り。
手練れの文章だなと感じましたね。無駄がなく、でも必要なことは確実に、深いところに真っすぐ伝わってくる選ばれた言葉で紡がれた短編7話。出会いと別れ、老いること、家族の形が変わることなどなど…著者が60を超えたからこそ書ける生きることそのものの切なさ。そこに寄り添う猫の姿。
どの短編にもグッと心を持って行かれました。
猫好きではない方にも読んでいただきたい温かく切ない話ばかりですが、でもやはり猫好きの人の方が揺さぶられやすいでしょうね。
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猫は全てを知っている。
外では出せない愚痴も弱音も悔し涙も。
猫は何も言わず、全てを汲み取ってくれている。
ただ猫が側にいてくれるだけで、身に纏った頑丈な鎧も外れ、心の強張りも溶かしてくれる。
あの柔らかな毛並みも、香しい匂いも、きょとんと見上げる眼差しも、体から伝わる温もりも、猫の全てがパワーの源となり癒しとなるのだ。
悩み落ち込む女性達に、猫がそっと寄り添い温かく包み込んでくれる7編の短編集。
いつも短編集を読むと、どれが一番好きか自ずと決まるものなのに、今回は7編全てが横並びに良かった。
全ての女性達の境遇や悩みに共感し涙し、ラストはじんわり温かい気持ちで晴れ晴れと終われる。
そして全ての猫達に癒された。
唯川さんの、物語の中での猫の使い方が、ほんと絶妙に然り気無くて、長年培われた職人技をたっぷりと堪能させてもらった気分。
この前読んだ『ライオン』といい、ネコ科の動物には泣かされっぱなしの私。
女性はネコ科の動物とは相性が良いのかもしれない。
また唯川さんの猫の物語が読んでみたい。
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カバーにガッツン
なんてやわらかい
そしてまず一話目でガツーン
泣きながらうちのにゃんこを抱きしめてました
どれもよかった
年齢を重ねていくことの切なさが滲み出て
それぞれの猫たち
うまい文章は心に沁みます
≪ 呼びかけて 私を見つめる その瞳 ≫