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商品説明
【第30回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作】
ホテル〈アルカディア〉支配人のひとり娘・プルデンシアは、敷地のはずれにあるコテージに理由不明のまま閉じこもっていた。投宿していた7名の芸術家が同情を寄せ、元気づけ外に誘い出すべく、コテージ前で自作の物語を順番に語りだした。突然、本から脱け出した挿絵が「別にお邪魔はしないさ」と部屋に住みつづける「本の挿絵」、何千年も前から上へと伸び続けるタワーマンションの街を調査するも、1万階を過ぎたあたりで食糧が尽きてくる「チママンダの街」など7つのテーマに沿った21の不思議な物語。この朗読会は80年たった今も伝説として語り続けられ、廃墟と化したホテル〈アルカディア〉には聖地巡礼のようにして、芸術家たちのファンが何人も訪れる。80年前、あの朗読会の後、7名の芸術家たちはどうしたのか、そしてひとり娘のプルデンシアはどうなったのか。
創元SF短編賞を受賞し、そのぶっ飛んだシチュエーションと巧みな文体で、全国の目利き書店員さんを驚倒させた作家による、全国民注目の初の長編小説。
【本の内容】
著者紹介
石川 宗生
- 略歴
- 石川宗生(いしかわ・むねお)
1984年、千葉県生まれ。オハイオ・ウェスリアン大学天体物理学部卒業。約3年間の世界放浪、メキシコ・グアテマラでのスペイン語留学など経て、翻訳者として活動。2016年、短編「吉田同名」で第7回創元SF短編賞を受賞。2018年、受賞作を含む短編集『半分世界』を刊行。
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電子書籍
バベルのホテル
2020/05/22 18:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
閉じ籠った支配人の娘を外に連れ出すために、宿泊客が語る物語が自由奔放です。無限に膨れ上がっていく想像力と、時を越えてたどり着いた境地も圧巻でした。
紙の本
7人の芸術家たち
2020/05/17 19:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
芸術家に制作場所を無償提供してるホテル・アルカディアに投宿している芸術家たちが
支配人の一人娘のために物語を語ります。
章ごとテーマがあって、面白い章、さっぱり分からない章もあり。全体的に分からない寄り・・・(笑)
章をかさねるごとにお話の数が少なくなっていくのもオチにつながる。