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紙の本
鴨川食堂 (小学館文庫)
著者 柏井 壽 (著)
鴨川流と娘のこいし、トラ猫のひるねが京都・東本願寺近くで営む食堂には看板がない。店に辿り着く手掛かりはただひとつ、料理雑誌『料理春秋』に掲載される“鴨川食堂・鴨川探偵事務...
鴨川食堂 (小学館文庫)
鴨川食堂
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商品説明
鴨川流と娘のこいし、トラ猫のひるねが京都・東本願寺近くで営む食堂には看板がない。店に辿り着く手掛かりはただひとつ、料理雑誌『料理春秋』に掲載される“鴨川食堂・鴨川探偵事務所―“食”捜します”の一行広告のみ。縁あって辿り着いた客は、もう一度食べてみたいものに出会えるという。夫の揚げていたとんかつを再現したいという女性、実母のつくってくれた肉じゃがをもう一度食べたいという青年など、人生の岐路に立つ人々が今日も鴨川食堂の扉を叩く。寂しさも辛さも吹き飛ばす、美味しい六皿をご用意しました。京都のカリスマ案内人、初の小説!【「BOOK」データベースの商品解説】
京都・東本願寺の近くにある食堂。そこでは、もう一度食したい食べ物の味を、少ない手がかりから再現してくれるという…。寂しさも辛さも吹き飛ばす、6編のハートフルストーリー。〔2013年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
京都発! 思い出の「味」、捜します。
第一話 鍋焼きうどん――番おいしかったものにもう一度出会うのは難しい。
窪山秀治は数年前に妻を亡くし、定年後に新たな伴侶と巡り会った。彼女は秀治の大好物だけうまく作れないという。
第二話 ビーフシチュー――プロポーズされたレストランが思い出せない!?
師走に入ると、京の都もせわしない。二人の老婦人が、55年の食を求めて看板もない食堂に入っていった。
第三話 鯖寿司――おいしさに勝るのは、思い出というスパイス。
総理大臣である岩倉友海が探しているのは、50年も前食べさせてもらったおやつがわりの品だった。
第四話 とんかつ――“おいしい”の一言を、忘れる料理人はいない。
大分でピアノ教師をしている広瀬須也子の元夫は、京都でとんかつ屋を開いていたが、余命三ヶ月だという。
第五話 ナポリタン――おいしいものを食べると、泣けてくる。
浜松に住む女子大生・美月明日香が探しているのは、祖父が旅行先で食べさせてくれた黄色いスパゲティだった。
第六話 肉じゃが――男のソウルフードは、おふくろの味。
六本木ヒルズ在住の実業家・伊達久彦は、亡き母が作ってくれた肉じゃがを食べてみたいという。
【編集担当からのおすすめ情報】
柏井壽氏は、数々のTV番組や雑誌の京都特集を監修し、京都ガイドやエッセイの著作は、どれもベストセラーとなっています。本作は、誰もが必ず持っている食の思い出を、京都という「おもてなし」の街の空気に乗せた、涙なしでは読めない温かな物語です。読んだあと、家族の食卓、父の背中、母の手料理を必ず思い出すはずです。
作中に出てくる和食、そのほかの料理の美味しそうなこと!
一冊で六食味わえます!お得です!
【商品解説】
収録作品一覧
鍋焼きうどん | 7−50 | |
---|---|---|
ビーフシチュー | 51−92 | |
鯖寿司 | 93−135 |
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紙の本
京都本
2015/09/25 10:29
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チベット - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔住んでいた出町商店街辺りなども出てきて楽しく読み進めました。
かつての思い出の味を探る物語に新鮮があって、思い出を通してそこに人々のつながりがある。続編出ませんか?
紙の本
出てくる食べ物が、どれもおいしそうでおなかが空きました。
2023/07/04 16:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雲絶間姫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
転職先への打ち合わせの行き来で読了しました。出てくる料理がどれもおいしそうでおなかが空く小説でした。
紙の本
思い出の味
2019/09/23 09:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
食と探偵を絶妙に混ぜたお話。探偵と言っても「もう一度食べたい味を探す」感じで心あったまる。
場所は東本願寺近く。あの辺は込み入ってて、さらに大きなお寺に目が行って民家に目が行かないので街の印象が残らない。
小さなお店の設定場所にはぴったりかも。
電子書籍
家庭料理が一番
2016/12/06 15:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kogekoge - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に気軽に読めた本でした。
読んだ後にほっこりする、お話ばかりです。
特別な料理って、大概お母さんや奥さんが作った料理なんだなと思いました。
紙の本
京都人が描くほんまもんの京都らしさの伝わる小説
2016/02/23 10:04
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みすず - この投稿者のレビュー一覧を見る
京都に生まれ、京都で暮らす作者の柏井壽が描く作品。京都駅から徒歩圏内にある、父と娘がひっそりと営む食堂が舞台になっています。登場する料理の数々の魅力はもちろんのこと、登場する人々の心の機微が巧みに描かれていて、読み進めるにつれ、あたたかい気持ちになれる小説です。
紙の本
京都だなぁ
2016/02/13 14:35
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kokko - この投稿者のレビュー一覧を見る
食事の描写(説明)もよいですが、京都を感じる作品です。行った気になる、食べた気になる。
ドラマから本を知りました。ドラマはドラマで楽しんでます。
電子書籍
ドラマ放送中
2016/02/05 19:39
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はんなり - この投稿者のレビュー一覧を見る
今、ドラマで放送中の小説ですが、鴨川親子の雰囲気や、1話ずつの料理が目の前に広がる文体がとても気に入ってます。
凝った料理ではなく、何でもない料理なのに、思い出深い…。
読んだあと、お腹が空いてきます。
電子書籍
心もお腹もいっぱい
2022/09/02 20:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
様々な事情を抱えるお客さんに、店主の鴨川こいしが振る舞うおまかせメニューを食べてみたくなります。こじんまりとした鴨川食堂の店構えと、京都の街並みも絶妙です。
電子書籍
探偵
2021/09/07 04:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
食堂と食べ物の話と思って読み始めたら、食を探す探偵というのが副業(本業?)の話でした。それぞれの依頼に良いストーリーが詰まっていて面白かったです。
紙の本
これは好き
2019/11/06 16:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
京都の人の、やたらと土地にこだわる感じとか上から目線とかは嫌いだけど、
この本は好きです。
料理がとても美味しそうです。
電子書籍
思い出の味に浸るお話
2017/03/10 12:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
京都のある場所に目立たずひっそりと佇む食堂のお話です。雑誌の一行広告に惹かれた人だけがたどり着けるお店で、相談者のかすかなヒントをもとに、相談者の思い出の一品の味を再現してくれます。少しの情報から思い出の味を創意工夫しながら導き出す店主の深い洞察力や思い出の味にこめられた想いを引き出すところが読んでいてほろっとしました。また続編も読んでみたいです。
紙の本
さっくりほっこり。
2016/02/08 12:49
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:梨桜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編連作。食堂と探偵事務所を営む流とこいし親子。思い出の食を探してほしい依頼人が訪れては、親子との交流を通して自らを見つめなおしていく。
さっくり読めて、読後さわやか。
食や地域の豆知識が楽しめ、依頼人の名前にも遊びがあるため、この本をきっかけに色々調べてみるのも一興かも。
電子書籍
お腹が空いた
2016/05/14 06:57
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゅんのすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
京都の街を自分で歩いているような感覚になる情景描写。京都の美味しそうなおばんざいが並ぶ定食は読んでいてお腹が減ってきます(笑)
ただ、キャラクター描写はちょっと定まらない感じで、ぼんやりする。
紙の本
穏やかな生活。
2016/05/05 22:14
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まりぽーさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
実は裏で全国飛び回ってるけどイメージとしては安楽椅子探偵。
物静かな京都の街で看板も出さずにやっている食堂兼探偵事務所。
依頼人は必ず一行広告と店に看板がない事に文句を言うけど店主は「辿り着けたらそれが縁なんだ」と引かない。
メニューも無く初めての方にはいつもおまかせを食べてもらいそれがたまらなく美味しい。
そして依頼人はいつも手に入れるのが難しい思い出の味を捜してる。
さらりと読めました。
心を揺さぶるような大きな山は無いけどじんわり来ます。
鴨川探偵事務所は確実に依頼人の人生を変えてます、淡々と。
それが京都という舞台に似合ってる気がします。
電子書籍
ありそうな
2023/08/24 16:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだかどこかの街に本当に存在するんでは……と、思える食堂です。自分は、このシリーズは、バラバラに読んでいて、これよリ、先にあとの巻をんでいるのですが、どれからでも読めます。