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読割 50
紙の本
からころも (小学館文庫 小学館時代小説文庫 万葉集歌解き譚)
著者 篠綾子 (著)
薬種問屋・伊勢屋の小僧、助松は、行方不明となった父から日記を預かっていた。綴られていた万葉集の和歌の意味を伊勢屋の娘・しづ子から教わるが、今度はしづ子が家を出てしまう。そ...
からころも (小学館文庫 小学館時代小説文庫 万葉集歌解き譚)
からころも 万葉集歌解き譚
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商品説明
薬種問屋・伊勢屋の小僧、助松は、行方不明となった父から日記を預かっていた。綴られていた万葉集の和歌の意味を伊勢屋の娘・しづ子から教わるが、今度はしづ子が家を出てしまう。そして父としづ子の失踪には関係があった…。【「TRC MARC」の商品解説】
万葉集の歌の数々が味わえる!新シリーズ。
日本橋の伊勢屋で奉公する助松には、父親の大五郎がいた。しかし、一年半前に伊勢屋の仕事で富山に出かけたまま、行方不明になっていた。父は、助松に日記を残していた。このことは決して他人に話さないように言われた。日記には和歌らしきものがいくつも書かれている。
伊勢屋の一人娘しづ子は助松より六歳上で、和歌が好きで賀茂真淵に学んでいた。そして、店の大切な客人である占い師の葛木多陽人も和歌に造詣が深かった。多陽人は京都生まれの京都育ちで、回りがぽかんと見惚れてしまう程の美男子だった。
助松は、二人に事情を知らせずに日記に記された歌の意味を少しずつ、教わっていた。
ある日、体調を崩した大友主税という若い侍を助けたことがきっかけで、しづ子に和歌を学びに主税が訪れるようになった。しかし、主税がしづ子に近づいたのは別の理由があったのだった。
その後、しづ子は密かに姿をくらましてしまう。
大五郎としづ子の失踪には、関連があったのだ。
日記に記された和歌の数々には、どんな意味があったのか。
一連の謎は解き明かされるのか――。
万葉集の和歌が面白さが判る、新シリーズ!
【編集担当からのおすすめ情報】
万葉集の和歌がたくさん紹介されていて、万葉集の奥深い世界に触れることができる小説です。【商品解説】
収録作品一覧
からころも | 7−42 | |
---|---|---|
あしひきの | 43−76 | |
わが園に | 77−110 |
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からころも
2020/10/25 19:50
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
令和の出典となった万葉集の一節も載っていますがやはり美しい文章で嬉しくなりました。万葉集には詳しくありませんが、助松が健気で可愛らしく楽しく読みました。続きが気になります。