紙の本
素敵な人だなぁ
2023/02/11 19:02
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投稿者:ろろろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
魅力的な人間性が伝わってくる。ああかっこいい大人だぁ、となんだか嬉しくなる。どの文章も言葉が丁寧に選ばれていると感じる。良いエッセイに出会えた。歌手の一面も素敵だけど、文筆の才能、素晴らしいなぁ
紙の本
小泉今日子の原宿
2022/09/12 19:54
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投稿者:yu - この投稿者のレビュー一覧を見る
原宿という場所を中心に、著者の若い頃に起きた知られざる出来事を知ることができました。
今だから書ける、今だから言えることばかりで、アイドルになる前、アイドル全盛期にこんなことが起こっていたんですね。。と、驚きました。
原宿という場所はキョンキョンにとって特別な場所だということもしっかり伝わってきました。
それにしても、文章が上手!内容にも惹きつけられますが、文章力があるからこそ、より輝く作品になっているのだと思います。
第33回講談社エッセイ賞を受賞するだけあると思いました。
紙の本
まるで目の前にいる姉から語りかけられているような自然体の文章。アイドル時代から読書が趣味だったという彼女に、アイドル時代以上の親しみを感じた。
2023/08/22 10:07
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
雑誌「SWITCH」に2007年から2016年まで連載されたエッセイをまとめたもの。
原宿の黄色いマンションに住んでいたアイドル時代、玄関に置き去りにされた箱の中に入っていた黒い猫を巡る表題作。
今年50代になった筆者は、原宿の町を、故郷を、家族を、友人を、かつてのボーイフレンドとの思い出を語り尽くす。
まるで目の前にいる姉から語りかけられているような自然体の文章。アイドル時代から読書が趣味だったという彼女に、アイドル時代以上の親しみを感じた。
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講談社エッセイ賞受賞作品。自分のことを第三者的に客観的に、淡々と描いているエッセイ。人生の儚さ、脆さ、諦め、希望。そんな様々な感情が織り込まれながら日常を静かに描いている。良い作品。
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カッコつけたり着飾ったりせず家族のこと、友人のこと、自分の暮らしのことを語る文体から彼女のような気持ちの良い大人になりたいなぁと感じた(もう大人だけど)
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「黄色いマンション 黒い猫」小泉今日子著、新潮文庫、2021.12.01
199p ¥572 C0195 (2021.12.31読了)(2021.12.28拝借)
かみさんが読んで回してよこしました。
独特の文章表現です。ちょっとまねができない感じです。
小泉今日子の思い出雑記でしょうか。ちょっとまねのできない人生観ですね。
【目次】
はじめに
黄色いマンション 黒い猫
スクーターズとチープ・トリック
リッチくんのバレンタイン
嵐の日も 彼とならば
真剣に親権問題
ユミさんのお母ちゃん
夕暮れの保健室
彼女はどうだったんだろう?
原宿キッス
天使に会ったのだ
チャリン、チャリン、チャリン
海辺の町にて
ラブレター フロム
愛だの 恋だの
ただの思い出
飛行機の音 ラジカセの音
母と娘の喫茶店
あの男
懐古と感謝
彼女からの電話
ミカちゃん、ピテカン、そして……
あたしのロリポップ
雨の日の246
お化け怖い!
アキと春子と私の青春
渋滞~そして人生考
ジョーゼットのワンピース
花や 庭や
団地のヌノタくん
ナンパの季節
四月某日の手記
続、生い立ちの記
逃避行、そして半世紀
和田さんの今日子ちゃん
あとがきのようなもの
(アマゾンより)
原宿の黄色いマンションに住んでいたことがある。アイドルとして忙しかった私の青春は、原宿と共にあった。私にだって普通の日常があったのだ――家族のこと、秘密の恋、猫との日々、生と死……。
変わり続ける街並みを見つめ、過去、現在、未来、さまざまな時間を行き来しながら大切な記憶を綴ったエッセイ。文庫化にあたり、「和田さんの今日子ちゃん」他1編を追加。講談社エッセイ賞受賞。
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キョンキョンはなんとなく昔から好きだ。
薄っぺらい上辺だけの芸能人とは違って、
層の厚い人間、深みのある人間という印象である。
もともと彼女の愛車がミニクーパーだったり、
黒猫を飼っていたりと親近感が湧く事が多くあって、
この文庫本を見つけたときはすぐに手に取った。
私は現在33歳でアイドル時代の事はよく知らない。
アイドル時代の家バレ、そして悪意のあるファン(なのか?)から
ひどい悪戯にあった黒い仔猫、それを見たキョンキョンの気持ち。
こういう辛いことや悲しい事の積み重ねが
キョンキョンの厚み、深みになっているんだなって感じた。
キョンキョンには子供がいない。
今のところ私にも子供はいないんだけど、
それもまた良しなのかな、と思えた。
カッコいいな、素敵だなって思う女性の一人です。
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小泉さんと同じ時代を生きてきたわけではないのに、このエッセイを読んでいるあいだ、同じ時代を生きているような感覚になった。
それはとても心地のよい感覚だった。
自分とはまったく違う世界で生き、活躍しているのに、どうしてこんなに身近に感じられるのか不思議だけれど、それはきっと、小泉今日子さん自身の魅力なのだと思う。
こんなに嘘がなくて、まっすぐなエッセイは久しぶりに読んだなと感じた。
きっと小泉さんもそんな人なのかもしれない、なんて生意気なことを思った。
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表題は思ってた話ではなくてちょっとびっくり。
世代ではないので、テレビで見る女優さんだ、っていう印象しかなかったけど、いい意味ですごく客観的な諦観みたいなものを持ってる人なんだなと思った。
すごく好きなエッセイです。
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軽快な文章、個性的な登場人物。
アイドルという職業と人としての生活。
80年代?の原宿の様子。
全てが面白くて、一気に読みました。
小泉今日子さんの魅力。
それは、どこか冷めてるのに、人生を楽しむことを諦めてない。人生を楽しんでるのに、どこか冷静。
そうゆうところなんだなぁ、と。
彼女のアイドル全盛期は知らなかったけど、この本を読んでファンにならざるを得ませんでした。
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キョンキョンが生きてきた時代が生き生きと描かれていて、あまり思い出すこともなかった自分の人生を懐かしい気持ちで振り返ってしまった 私は原宿ではなかったけど、随分長いこと会ってない、当時その街で一緒に過ごした友だちとまた再会できるといいなぁとしみじみ思ってしまうほど、いろんな場面が心にじわじわ沁みてきた
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80年代の空気
小泉今日子の感性がみずみずしい!
日記を書いていたの?ってぐらいよく覚えてるんだね。
キョンキョンを読んでいて、大島弓子の漫画を思いだした。
80年代って今ふりかえってみると、なんかいい時代だね。
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キョンキョンも色んな過去があって、色んなこと乗り越えてきたんだと。
人間生きてるだけで様々なことが起こる。
しあわせに感じること、つらいと感じること、どんな感情も大事にして生きていかないといけない。そう思う。
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いろいろ人付き合いとか生活の機微を丁寧に感じ取る繊細な精神を持っているけど、いちいち細かいことに流されたり囚われたりしないマイペースさも持っている人だなと思った。容姿も綺麗だしアイドルとして人気を得てチヤホヤされただろうけど、普通の庶民として育ったからなのか、ご自身のことや取り巻く環境を客観視できる落ち着きとか冷静さを持っているんだろうなと思った。ちょっと違うけど高峰秀子さんと同じ匂いを感じた。
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アイドル時代のキョンキョンも今と同じような目線でたくさんのことを考えていたのね。改めてかっこいいなと思った。こうありたいなと憧れの気持ちも強くなった。