紙の本
サクセスストーリー道半ば、か。
2022/08/17 12:24
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投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
現実と非現実を行ったり来たりの主人公の生活を傍目に、自分には起こらないこととして読んでいた。本人の生活力の状況的には、もっと重たく表現しても良さそう。というか、そこが作家としての若さなのかなと思ったりもした。ただ、重要なのはそこではないか。ホストは天にも昇る思いもするし、一歩間違えば身を滅ぼす。身体というよりも心。どんなことでも身につけていく貪欲さがあれば、就職活動にだって活かせる。続きが気になります。
紙の本
思ったより面白かった
2022/08/06 09:12
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
新潮文庫100冊に入っていたので読んでみました。就活に失敗した主人公が偶然人気ホストに勧誘されて、ホストとしてチュベローズという店でのし上がっていく話。そんなに簡単にのし上がれるかなぁという疑問はありつつも、ホストと並行して就活を進めていく様子や、その協力者の女性との関係も描かれていて、予想していたより面白い小説でした。
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ジャニーズだという色眼鏡をどうしても払拭できずに読みはじめたが先が気になって仕方がなかった。読みやすいというのは作者の力量だと思うし、読みやすい作品がレベルが低いと思われるのは嫌だ。人物に深く共感して読み進めるということはできないけれど、それはあえて作者がそのようにしているのかもしれない。エンタメとして物語の面白さは抜群にあるのだから深い心理描写を望むというよりジェットコースターのようなスピード感とスリルを味わえばいい。
とはいえ、やはり芸能人の作品はとにかく批評するのが難しい。
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加藤シゲアキが書いたという
バイアスもあるかも知れないけど、
面白く続きが気になる。
とは言っても、本書は途中まで読んで
積読状態だったのだが、
何故なのかは今となっては不明。
もし、途中で読むのを辞めてしまった人は、
最後まで読んだら続きが気になりますので、
再開してください
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NEWS・加藤シゲアキくんの著書『チュベローズで待ってる』上下巻の「上巻」。
主人公が就職に失敗したことで大学留年を決め、ヤケになっている所をホストにスカウトされる。
結果ホストで働きながら、就職活動をする姿を描く。
ホストを生業とする人には、いろんな事情がある。
この主人公は家族のためにホストになるけれど、そのおかげで自身の成長と闇を垣間見る。
なかなか展開が壮絶です。
でも、リズム良く書かれているので読みやすい。
「普段あまり本読まないな〜」という方でも、読みやすいかもしれません。
さすがジャニーズ作家さん。
(決して甘く見てないし、侮ってはいけません!
良くも悪くも、多少の色眼鏡や贔屓目はありますが…。)
この巻は主人公が22〜23歳の時代を描いていますが、下巻はその10年後のようです。
思いっきり波に揉まれ、激動の1年を送った主人公。
10年でどのような姿になっているのか、チュベローズで何を待ってるのか楽しみ。
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就職活動に挫折した大学生・光太22歳。最後の不採用通知を受けた後、新宿でアルコールに逃げていた。そこで、歌舞伎町ホストクラブ「チュベローズ」のカリスマホスト・雫にスカウトされる。光太は、病気の母親と小学生の妹、そして自分の生活の為に、アルバイトとして、ホストを選択する。彼は、不似合いかと思われたホストに自分のポジションを得ていく。
おっと、思いの外、面白い。多少、唐突なところや、ありがちな設定、ちょい描き足りないかなー、と思うところはあるけれど、期待感がある。
知らない世界と知ってる就活が、小説の中で混じりあっていく。光太の二面性も悪くない。
しかも、AGE22は、いわば上巻で、下巻はミステリーになっていくという。
加藤シゲアキさんが、こんなん書くんですね。主人公のイメージがどーしても作者さんになってしまうのは困りもの。
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ドラマチックでテンポがいい風に見える気もするが、唐突にぶった切られるストーリー展開に宙ぶらりん感が積み重なって行く不安定さが程よいスパイスになって何となく勘違いしちゃってるだけの様な気もする。
AIDAの面接試験も色々有り得んわぁ。この会社は一体どういう人材を求めているんだろう。反社のニオイしかしない。
その他にも、ミサキや亜夢の中途半端な退場や美津子の心情がほとんど見通せないところとか、フラストレーション膨らみます。
最後まで読み終わって、これは光太を追っているけど実は美津子の物語なんじゃないの、と思い少し探ってみたら、どうやら続編(下巻?)の「AGE32」で見える世界が広がっていくらしい。「AGE22」は言わば単なる前振り、プロローグ的な位置づけみたい。悔しいから(まだ買ってないんだけど)そのうち続きも読んでみようと思う。
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就職試験に失敗して、ホストになった大学生。
客としてきた、落とされた企業の女性幹部に近づき、次年度の就職試験に合格。その幸せの絶頂期で女性幹部が自殺する。なぜか?
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めちゃくちゃおもしろかったー!!!
展開も文章も、はじめから最後まで完全に引き込まれて一気読み。
後半も楽しみだー!
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就職浪人になりかけていた光太は偶然知り合ったホストの雫に誘われ、ホストとして働く。夜の世界の洗礼を受けながらも徐々に仕事を覚える。客としてやって来た美津子が最終面接まで残った会社に勤務し、自分を落としたことを知らされ、光太は自分の夢を叶えるために美津子を利用とする。「なぜ、美津子は光太に引け目を感じ、協力するのか?」明かされぬまま自殺し、物語は終わる。
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雫というキャラクターは人間らしくて面白かった。
美津子の謎は後編で明かされるのだろうが、それにしても意味不明だ。光太は、後悔から支援してくれる都合のいい女だと思っているのだろうが、なぜそんなことを美津子がしてくれるのかいくらなんでも無関心すぎて異常だと思った。客を客と思うな、とミサキから釘を刺されたとはいえ。いくら憎き面接官だとしても。クラブでお金を使ってくれるどころか、就職の段取りもしてくれ、身体の関係も受け入れ、乱闘騒ぎでインターンに行かなくても黙って次頑張ろう、とまたアドバイスしてくれる。普通、ここまで尽くすのはなぜなのか、気にならないだろうか。後編のAGE32でも、ユースケがもっと調べようというのに対し、そこまでしなくても良くない?という趣旨の発言。うーん。何かが憑依したようだった、とそのまま描写されているが、たまに光太がズバッと主人公らしい説教をする。また、感情・衝動に任せて殴ったりもする。落差が激しすぎて意味がわからないし、主人公のことが好きになれなかった。
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加藤シゲアキはアイドルやキャスターのイメージしかなく、彼が執筆もしているのは知っていたがなかなか読む機会がなく。。
今回、本の表紙に惹かれ購入。
まさかここまで面白いとはっ!!!
次の展開が気になるし、何より読みやすく、
1日で読み終わった。
32ageではどんな物語が綴られるのか。
楽しみだ!
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2時間半程度で読んだ。
大人になってちゃんと本を読み終えたのが初めてな気がする。それくらい読みやすかった。
読書を趣味にしたいと思って選んだ最初の本がこれだが、選んだ理由は
・アイドルである加藤シゲアキが書いた本ということ、しかも受賞歴もある彼の作品なら読みやすいのではないかと考えた
・表紙に惹かれた
・主人公が自分と似ている点があった
・立ち読みの時点で読みやすかった
である。合っていたようだ。
内容について
・ホストという題材が興味深く楽しく読めた
・主人公の人間臭さがいい塩梅だった。
本からの学び
・衝動的に行動したことが悪いとは限らない。
(喧嘩→インターン欠席→本社合格)
・狡猾で打算的であると、人に正直に言える強さ。いい子ぶらない、偽善者ぶらなことの強さ。
読んで良かった本だ。
後半も読もうと思う。
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初読み作家さん。結構ハードボイルドな雰囲気で驚きました。淡々と色々な問題がありつつ順調に進むなぁと思った所で最後に…。AGE32も楽しみです。
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こんなにも興味深くてスラスラ読めた本は初めてかもしれません!
主人公のストーリーが生々しくて面白かったです。私も就活した人間なので気持ちに共感し、家庭の貧しさと心の余裕の関係を描いているのもリアルで面白かったです!!
すぐに続編を買いました!