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紙の本 |
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目次
- 女の夜市
- 六車斬り
- 七里研之助
- わいわい天王
- 分倍河原
- 月と泥
- 江戸道場
- 桂小五郎
- 八王子討入り
- スタスタ坊主
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紙の本
幕末の喧嘩師、土方歳三の生き方に翻弄され、魅了された。
2010/01/09 08:38
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幕末の洛中、新選組の副長として恐れられた土方歳三の人生を追ってゆく小説。上巻は、武州・多摩の乱暴者だった歳三が、近藤勇、沖田総司といった仲間とともに京の町に上り、新選組を強く、大きくしていく様が描かれています。
新選組を殺戮組織として強化していくことに心血を注いだ男。隊の規律を乱す者、背く者は容赦なく粛清し、新選組内において恐れられた男。時代が大きく揺れた幕末の檜舞台を、問答無用、真一文字に駆け抜けた男、土方歳三。喧嘩師ならではの彼の負けじ魂と、時流に逆らっても節義を曲げようとしない気骨に、理屈抜きの魅力を感じました。
上巻で特に印象に残ったのは、山南(やまなみ)敬助が新選組を脱走、捕らえられて切腹するまでを記した件り。追手に命ぜられた沖田総司の目を通して、人間としての山南の見事さ、清々しさが伝わってくるんですね。胸がいっぱいになってしまったなあ。
あとは、歳三のおそろしく下手な俳句を総司がからかう場面。意地っ張りの兄貴と、天真爛漫な弟のようなふたりなんですねぇ。とぼけたおかしみのある会話に、くすりとさせられました。
残念だった点をひとつ。登場人物のエピソードや後日談、余談などが、かなり頻繁に、話の腰を折る形で差し挟まれていたこと。せっかくの話の勢いが削がれてしまう気がして、これには閉口。
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群像小説
2017/07/27 04:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:森 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新選組副長、土方歳三の生涯を描いた物語です。新選組の生き方そのものはあまり共感できないのですか、作者の描く登場人物達が、もの凄く人間臭く魅力的です。新選組の人々のイメージは史実のものより、司馬遼太郎さんの小説の方がポピュラーなのではないでしょうか。
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生き方に魅了される
2021/03/16 21:52
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
新撰組が好きで、色々な作品を読み漁っていた中の一冊。
鬼の副長土方歳三の生涯を描いた作品。これまでは冷酷で残酷な人物というイメージがあったが、こんなにも人間臭くて不器用な人間だったのか、と一気に魅了されてしまった。
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土方歳三
2020/05/05 05:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
バラガキと言われた多摩百姓の頃から京に上り新選組副長として活躍する頃まで。男の生き方が生き生きとして描き出されている。司馬遼太郎の最高傑作と言って良い。
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はまった!
2019/07/25 00:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤 - この投稿者のレビュー一覧を見る
司馬遼太郎作品で初めて読んだのがこちらでした。
なんとなく手に取ったが…はまった!
歳三かっこよすぎでしょう。男のバイブルだな。
と思いました。
ここから色々な司馬遼太郎作品を読み始めることになりました。
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魅き込まれるように読み進んだ
2016/09/11 23:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る
何十回と読み直すくらい同じ司馬遼太郎の「竜馬がゆく」が好きで、新撰組には興味があったが、好きではなかった。これを読んでも新撰組自体は相変わらず、好きにはなれないが、土方歳三という男には魅力と共感を感じる。
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震える
2016/04/09 13:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:医 - この投稿者のレビュー一覧を見る
男なら一度はこういう男に憧れるのではないだろうか。
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ドラマティックな東京編~洛中へ
2015/09/28 19:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生の頃、まだ活字が苦手だったにも関わらず購入。
なんとしても、3ヶ月で読まねば…。せめて京都入りするところまでは!
そう、京都に行く予定があったのです。 そのための準備の一環でした。
西東京時代の歳三と総司の「田舎浪士」ぶりには、人間味も去ることながら
彼らの今で言うところの『片田舎のヤンキー』っぷりが面白かったです。
そのくらい、世間知らずで怖いものなしで、自信家じゃないと「国を変える!」とかいう話に
普通は勢い込んでついて行かないだろう?という作者のスマートなキャラ付けがうかがえます。
本作が私にとっては初めての司馬作品だったのですが、今では王道ですね。
当時は竜馬の方が人気があったと思ったのですが、今では半々だと感じます。
わたしも中々読み進められなかった要因に前エピソードのインサートがありました。
こなれて洒落た技法なのですが、読者的には行ったりきたりで、かなりダサい姿になっていたと思います。
京都も今はいい季節。 行かれるのならば、読んで損ナシ!
(壬生をはじめ、京都で新撰組ゆかりの地を守ってらっしゃる方々を中心に
大変親切にしていただきました。)
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歳三がかっこよすぎる!
2015/08/23 20:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る
多摩の田舎で喧嘩に明け暮れていた歳三は、幕府の浪士募集の報に接し、仲間の近藤や沖田らと共に京都に上る。彼らが立ち上げた新撰組は鬼の副長となった歳三のもと、混乱する京都で名を挙げていく・・・。土方歳三を幕末のヒーローの一人に押し上げた司馬遼太郎の傑作。(多少史実と異なるところはあるけれども)
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熱い!
2015/08/23 11:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブルドック - この投稿者のレビュー一覧を見る
新選組・土方歳三の生き方。
新選組の本は初めて。
これが全てではないが、わかりやすく面白い。
流されず貫き通した最後。
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土方さん素敵…
2004/07/08 23:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のなぺんた - この投稿者のレビュー一覧を見る
新撰組副長・土方歳三の熱い生涯を描いた作品。新撰組小説の定番中の定番。バイブル! 綿密な取材や史料をふまえたとあって、実に重厚な内容。それに登場人物が魅力的です。土方さんの男気もかっこいいですが、個人的にこの作品のいつもにこにこ明るい沖田総司が大好き。「るろうに剣心」の瀬田宗次郎のモデルでもあります。
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男の美学を思わせる作品
2002/05/20 07:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新撰組と言えば、歴史上どちらかと言えば悪役イメージがつきもの。しかしながら、この本を読むと単なる「悪役」イメージは払拭され、土方歳三や近藤勇それぞれの美学がひしひしと伝わってくるはず。特に土方など、その方針は時には鬼のように厳しく、仲間にも容赦ない厳しさをもって新撰組を率いるのだが、それも全て彼の、彼独自の男の美学がさせること。男の美学というと何だか陳腐かもしれないが、彼の信念はその死の瞬間までも貫き通され、その姿に感動を覚えないものはいないだろう。歴史の流れを考慮せずに言うと、ここにも真の日本の男達がいたと思わされる作品である。
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歴史好きの子供に
2015/08/14 10:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nom - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史好きのこどものために買いました。すごく面白かったそうです。早く下巻を買ってくれとせがまれました。
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新選組の歴史前編
2017/10/09 09:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:井沢ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
新選組の話。すでに著者の「幕末」などでも取り上げているので大まかには理解していたが、近藤勇や土方歳三の性格がよくわかるように描写されていて一段と理解が進んだ。上巻は、立ち上げて組織を作り大きくするまでの内部闘争と、幕府や会津藩に重用されてゆく過程を述べている。人殺しが仕事なのであまりいい感情は持てないが、当時は今でいうテロリストが跋扈していた時代なのでやもうえないことなのだろう。ただ、その殺された家族や親戚の立場から見れば複雑な気持ちになる。
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士道とは何か
2016/06/19 22:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:suka - この投稿者のレビュー一覧を見る
新撰組鬼の副長、土方歳三が主人公。
武州・多摩の百姓からどうやって京の地で這い上がっていったかが描かれている。
月下での参上シーンは美しく魅力的である。
新撰組の近藤と土方、彼らは武士に憧れながらも完全な武士ではない。
近藤と芹沢の会談では非常にそのことを表していると思う。武士への願望、そして劣等感。
この小説は決して成功ヒストリーではない。