「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
「岩宿遺跡の発見」相澤忠洋と、「旧石器の神様」芹沢長介。2人がもたらした、歴史を塗り変える「新発見」から旧石器発掘捏造事件まで、石に魅せられた者たちの天国と地獄を描く。『新潮45』連載を単行本化。〔「発掘狂騒史」(新潮文庫 2017年刊)に改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
岩宿遺跡から旧石器発掘捏造事件まで、石に魅せられた者たちの天国と地獄。「世紀の発見」と言われた岩宿遺跡を発掘した在野の研究家、相澤忠洋。「旧石器の神様」と呼ばれ、相澤を支えた気鋭の考古学者、芹沢長介。二人の歴史を塗り変える「新発見」に、巻き起こる学術論争、学閥抗争、誹謗中傷――彼らに続いた藤村新一の「神の手」は、学界を更なる迷宮に。日本のルーツを巡る考古学界の裏面史を壮大に描く。【商品解説】
著者紹介
上原 善広
- 略歴
- 〈上原善広〉1973年生まれ。大阪府出身。大阪体育大学卒業後、ノンフィクションの取材・執筆を始める。「日本の路地を旅する」で第41回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
書店員レビュー
日本考古学界最大のスキャンダル『旧石器捏造事件』はなぜ起きたのか―。
ジュンク堂書店池袋本店さん
事件を起こした藤村新一が神様と呼ぶ、日本で初めて旧石器時代の存在を示した「相澤忠洋」と、そのアマチュア考古学者の相澤を見いだした「芹沢長介」を軸に、考古ロマンも消し飛ぶほどの考古学界のドロドロした人間関係を暴きだす。
「神の手」と呼ばれた藤村の右手人差し指と中指は罪の意識からかいまやない。捏造事件については数多くの書籍が出ているが、本書は戦後の考古学の歩みと「歪み」と、事件のその後までが臨場感あふれる筆致で書かれ、非常に読みやすい。
考古学に興味がなくとも濃い「人間ドラマ」をお求めの方にもぜひ。
(評者:ジュンク堂書店池袋本店 人文書担当 森暁子)