紙の本
「つかれた」時のおススメ本
2016/12/18 20:29
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
つかれた時、「疲れた」と「憑かれた」、どちらにも対処できそうな、おススメ本。
ふと思い立った世界一周旅行の成果。
世界各地の変わった肉を食べたキロク。
非常に楽しく読みました。文章や構成にもセンスがあると思います(しかも、まだまだノビシロあり。良い意味で。応援したい)
バッファローやラクダなどはまだ分かるような気がしますが、ビーバーやアルマジロやカブトガニなども食するという、著者の好奇心?食欲?知識欲に感心。
私ならば、すぐにギブアップしそうなもののオンパレード。
あとがきにもありましたが、食べ物とともに、世界の様々な人々そして動物たちとの触れ合いを描く、ナイスな一冊です。
紙の本
ゆるゆる食紀行。
2020/06/28 07:42
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小泉武夫氏レベルを期待すると、肩透かしに感じるかも知れない。
うまいかまずいかの識別にネズミかウサギかが入るのは……どうなんだろう。
個人的にはアルマジロの肉にちょっと興味が湧いた。
アルパカとか、今後日本国内でも食材になるかも、と考えてしまう。
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図書館の新刊コーナーで発見!
タイトルと、表紙のイラストにひかれて借りてみました。
世界を旅して、食した肉。
こんな動物の肉、部位を食べるんだ…と思うけれど
「へんな肉」というのは、どうなのかしら?
他の著書に『世界のへんなおじさん』というのがあるので
このシリーズで 「へん」 としているのか?
世界各地で出会った人、エピソード、お肉…
そして、じわじわくるイラスト
『世界のへんなおじさん』も読んでみたいです。
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食べることは万国共通
しかも「肉」という視点がユニーク
確かに、ところ変われば…
は確かなところ
ひよっとしたら
日本に来た異国のライターが
「なんと! 日本では 魚を生のまま食べている!」
なんてものもすでにあるのかもしれませんね
好奇心の深さ と 軽妙な文体が
さらっと 異国の食事にいざなってくれます
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世界放浪の時に食べた、キリン、イグアナ、カブトガニ、ビーバーなどのジビエを超える肉の話。あまりうまそうなものはないが、インパラやヘラジカは美味いらしい。イグアナも養殖してあるものは木の鶏と称される食べやすいものだとのこと。
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本書は旅エッセイの食事に主眼を置いた書である。しかしながら旅エッセイでの本当に面白い文化差異を見る時に、食べている肉だけに着目したのはもったいない。カルチャーショック、そこに至った歴史風土の違いまでを描けていたらより面白い本になっていたと思う。
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トークイベントがとても面白く、その場で購入。サインまでいただいてしまいました。
しかし、残念ながら文体が受け入れられませんでした。買ったことを後悔しています。(内容はとても面白い。私もキリン食べてみたいです。)
ブログであれば楽しく読めたと思います。
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世界中で食べた「へんな肉」を語るというんだから、若いとはいえ面白いのだろうと期待して読んだが、内澤旬子や高野秀行を期待してしまったため、とんだ肩透かしだった。それぞれの食体験に至るまでが非常にあっさりしている。紀行文としてたいしたことないんだなあ。食文化についても、もうちょっと調べて書いてほしい。
読みやすいけど、味が薄い。薄すぎる。さらっと読めて、それでおしまい。世界の複雑さや奥深さに感動し、いつか自分も行ってみたいとそそられるようなことはまるでない。
絵も、上手いとは言い難い。表紙の絵がいいので、本文に添えられているさっと描かれたマンガみたいな絵に余計魅力が感じられない。
こういうの読むと内澤旬子や高野秀行って文章上手いんだなあと改めて思う。そういう意味では読んで良かったのかも。さ、高野秀行読もう!
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職業=旅人とでもいうべき作者が、世界中で味わった肉(それは日本では決して容易に味わえない、食肉の範疇にないものが大半)料理の数々を、エピソードで綴る一冊。
食べるものが変われば、世界観も広がる。
それは食を通して、異文化を咀嚼し、ともに味わう喜びを知るからだ。あとでなるほどそうだったのか!と手を打つのだが、深夜の田舎町で見知らぬ老婆に手を引かれて異教徒の家に上がり込む事態になったり、自分が注文した皿にちょっかい(というか盗み食い)されてプンプンしたり。
旅でしかありえない、びっくり仰天ハラハラドキドキの展開だらけなのだが、語りが軽妙で実に愉快!
ふだんおいそれと旅に出られない人には特におすすめ。
掌上の世界旅行が(危険度ゼロで)楽しめること間違いなし。
プロフ写真では痩せて見えるが
作者は食に関する偏見が全くない(世界の文化に対しても
リスペクトの心がないと旅自体楽しめないものね)。
このたぐいまれな冒険心と体力&大和魂の白石女史の
ひと皿をご賞味あれ!
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「かわいいあいつも食べるとおいしい」
旅の記録は、旅していない私まで旅に出た気分になります。肌で感じる国土の雰囲気、特色豊かな食事、伝わらない言葉、宗教色が強い文化、身振り手振りのコミニュケーション、著者のフィルターを通して、おもしろおかしく伝わってきます。
美味しそう食べてみたいと思っていたお肉が食べてみると美味しくない。可愛いから食べたくないと思って、いざ食べてみると美味しい。おもしろおかしいエッセイでした☺︎
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内容としてはなかなか面白かった。自分の食べたことのない動物の肉について、それなりの知識を得ることができ、雑学としては有用だった。ただし、不満は残った。まず文章。体験の内容がかなり非日常的なために、いちおう読ませはするが、もう少し物書きとしての文章のテクニックは必要だと思う。
ひとそれぞれに好き嫌いがあったり、普段食べつけないものへの挑戦を拒否する人もいる。自分は、人生は一回きりなのだから、機会があったら、初めてでもどんな味なんだろうと必ずチャレンジしてみる性格。だから、筆者の性格や体験には共感できた。思い立って会社を辞めて世界一周旅行に旅立ってしまうという行動力は自分にはないので、さすがとは思うし、こういう人がいるからこちらもいろいろ世界が広がってありがたいこと。性差別するつもりはないが、女性ということで、かなりあぶなっかしいと思うような体験も出てくるが、あるがままに受け止め、のほほんとしているうちにやりすごせてしまっている。そういうのって運の強さかも知れないが、よくぞご無事でとはらはらし、自分も何があってもあまり慌てず、そういうものかと受け入れる方なので(特に海外においては)、共感できる部分も多かった。ただ、やはり文章のせいで、淡泊すぎるというのか、せっかくの事件や世界の珍しい地域の人々との交流の部分のストーリーが少し物足りない。そんなもので済んだのかなあ、もっと書き込んでみたり、表現の仕方によってはもっともっと鮮やかに感動なり、迫力のあるリアルさが伝わって、さらに面白い本になったのではなかろうか、という点を少々残念に思った。
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世界を放浪した著者が、各地で食べた様々な肉について書いた本。グルメ本、というほど調理法についてきちんと調べられているわけでもなく(恐らく、語学的な問題で詳しい話を聞き出せなかったのだろう)、紀行本、というほど各地の風景や生活についてしっかり書かれているわけでもない。その意味で、ちょっと中途半端な印象ではある。
もともとネット版「おとなの週末」に連載されていたものを一冊にまとめたようなので、ブログで読む分にはちょうどいい、ぐらいのレベル感。本文に挿入されている著者によるイラストも、決して「イラストレーターが描いたようなちゃんとしたもの」ではなく、中学生のノートの空いてるところに描いてあるような良くも悪くも味のあるものなので、好みは分かれそうである。なお個人的には嫌いではない。見ているうちにジワジワ効いてくる感じ。
ただ、あとがきで著者が言っている「変な肉について書いていたつもりが、世界各地で出会った面白い人のことを書いていた」というところは納得。むしろ、その視点で読んだほうが良いと思う。これを前書きで言っといてくれれば、読み方も読後の評価も違っただろう。
著者は同じくあとがきで「人との出会いが、今も私が旅を続けている理由」と言っているが、これも全面的に同意できる。旅先での思い出は、よほどのことがない限りは「風景単体」とか「食事単体」ではなく、「出会った人が出してくれた料理」とか「親切にしてくれた人から買った靴」とか、そういう他愛のないものばかりだから。
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世界一周をしたライターが食べた変わった肉料理のレポ。
食べた国、調理の仕方、その前後のエピソードなども書かれていてサラッと読めます。
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実際に食べたら 固い おいしくない と思うかもしれないんだけど 赤身の筋張った肉を噛み締めるのは まさに噛めば噛むほど味が出そう どこの国でもおばちゃんがお節介だったり 合間のエピソードもほっこり笑えます
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世界各地を旅した著者が、そこで食べたへんな肉たち。
「一度、味を覚えてしまうと、モフモフしたあどけない顔の動物も、もはやただの肉にしか見えません」
これが象徴している。
とはいえ、うまい肉もあれば、そうでない肉もある。
キリンの肉などは、固くてまずいそうだ。噛めば噛むほどカビっぽくてまずいらしい。
ヨロイナマズ。アルマジロ。カブトガニ。パッと見はどれも美味しそうではない。
でもダチョウとか、トナカイだとか、美味しいヤツらもたくさんいる。
いろいろな肉にチャレンジするきっかけは、やはり現地の人と仲良くなったからで、へんな肉のことを書いているつもりで、世界各地で出会った人のことを書いているのだ、と気が付きました、と著者は述べる。そうだよね、人は面白いんだよね。
著者による挿絵もゆるゆるで世界を表している。
とはいえ、羊の脳みそサンドイッチを食べながら、イランの女子大生と恋バナなどをするのだけれど、何を話したかよく覚えていなくて、脳みそサンドイッチにドキドキしていた、とか、人に対してもそんなに執拗ではないのである。そんぐらいがいい。