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緑の天幕
著者 リュドミラ・ウリツカヤ , 前田和泉/訳
いつも文学だけが拠りどころだった――。スターリンが死んだ一九五〇年代初めに出会い、ソ連崩壊までの激動の時代を駆け抜けた三人の幼なじみを描く群像劇。近年ではノーベル文学賞候...
緑の天幕
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緑の天幕 (CREST BOOKS)
商品説明
いつも文学だけが拠りどころだった――。スターリンが死んだ一九五〇年代初めに出会い、ソ連崩壊までの激動の時代を駆け抜けた三人の幼なじみを描く群像劇。近年ではノーベル文学賞候補にも目される女性作家が、名もなき人々の成長のドラマを描き、強大なシステムに飲み込まれることに抗する精神を謳いあげた新たな代表作。
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読み通す価値があります
2023/07/14 14:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kisuke - この投稿者のレビュー一覧を見る
分厚くて登場人物も多いため、なかなか手にとり難い本かもしれませんが、少し前のソ連邦時代の人々の暮らし、価値観、物の見方や考え方が丹念に描かれていて、どんなに厳しい世界だったかが伝わってくる興味深い本です。
この後、ソ連邦崩壊、市場経済移行期の大混乱、次々と変わる大統領等々をへて、やっとある程度安定して、そして…現在があるわけですが。
勿論、戦争は絶対してはならないし、一日も早く終結させて、今生きている人達を大切にして欲しいと思います。ただ、日本にいるとどうにも理解しがたい国であっても、現地の人はまた別の観点から見ているわけで、それぞれ事情もある。一方的に非難するだけでは解決策は見つからないのでは。
ウリツカヤ氏の本はどても素晴らしく、おすすめです。