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電子書籍
間抜けの構造(新潮新書)
著者 ビートたけし (著)
見渡せば世の中、間抜けな奴ばかり。どいつもこいつも、間が悪いったらありゃしない。“間”というものは厄介で、その正体は見えにくいし、コントロールするのも難しい。けれど、それ...
間抜けの構造(新潮新書)
間抜けの構造 (新潮新書)
商品説明
見渡せば世の中、間抜けな奴ばかり。どいつもこいつも、間が悪いったらありゃしない。“間”というものは厄介で、その正体は見えにくいし、コントロールするのも難しい。けれど、それを制した奴だけが、それぞれの世界で成功することができるんだよ――。芸人、映画監督として、これまでずっと“間”について考え格闘してきたビートたけしが、貴重な芸談に破天荒な人生論を交えて語る、この世で一番大事な“間”の話。
著者紹介
ビートたけし (著)
- 略歴
- 1947年東京都生まれ。漫才コンビ「ツービート」で一世を風靡した後、ソロとしてテレビ、ラジオの出演のほか、映画や出版の世界でも国民的人気を博す。著書に「漫才」など。
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紙の本
「話題作」
2012/12/09 17:48
6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
「話題作」
新聞などで、かなり広告されているので売れているのでしょう。
著者はビートたけし。内容は「間」について。
「間」といえば、日本独特の時間的・空間的概念です。彼が職業としている、漫才、映画、司会などは、特に「間」が重要であることから書くことになったのでしょう。
特に体系だった記述がされている訳ではありません。著者が遭遇した「間抜け」の具体例などを取り上げ、その理由について考えていきます。この間抜けはかなり笑えます。
以下、気になったところ。
「”間”を操作する感じは、自然と身についた。でも、これはそもそも教えてもらったりするものではない。」
方法論はいろいろあるはずですが、それを他人から教わろうとしているうちは、ダメだということ。マニュアルで理解し実践できるものではないということ。
「議論に上手く割って入るときは、堰き止めちゃいけない。」
議論している最中に「間」がよくスムーズに入っていく人と、「間」が悪く議論の流れを悪くする人の違いがあります。間が悪い人は、入る際に否定的な言葉から入るということ。流れに沿った形で一旦受けておいて、その後話の中で自分の意見を展開していくとスムーズです。
「結局、人類の進化というのは、何人かの一握りの天才が引っ張っているだけなんじゃないかな。」
当たり前だけど、日常生活では気づかないところです。わがもの顔で自分の力だけで生きているという感覚を、多少なりとも持っていることに少し反省。
本書では、日本的な「間」が本当に必要かどうか疑問を投げかけている部分もあります。あまりに周りの雰囲気を気にしすぎるのもどうか、ということ。
読み物としては面白いし、数時間で読めてしまいます。
龍.
紙の本
間抜けに貴賤なし
2013/01/21 20:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
私はツービート時代からたけしさんの大ファンで、高校生の頃、「ビートたけしのオールナイトニッポン」は欠かさず聞いていました。翌日の授業は、眠たくてたまらなかったことを懐かしく思い出します。ただ、たけしさんの著作は口述筆記らしいということで、今まで何となく敬遠してきましたが、今回は表題に惹かれ、衝動買いしました。
内容は、たけしさん自身の様々な体験談をもとに、日本人独特の「間」について考察した日本人論です。かといって、全く堅苦しくありません。自身や取り巻きの連中等々の面白おかしい話をベースに語っていますので、あっという間に読み終わりました。大学の先生が難解な言葉で書き連ねた本よりも、余程実用的です。
また、この自身の体験談というのは、たけしさんの番組等で断片的に語られたものを、「間」というキーワードで集約したものです。したがって、ある意味自伝的な本となっていますので、私のようなたけしさんファンは2度楽しめるというところでしょうか。
結局、人生を味わい深くするには「間を大事にしよう」ということ。読後、私自身は「間抜け」ではないだろうかと自問したのでした。
紙の本
具体例と説明
2020/05/31 14:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本では現在の日本で固定されすぎている事へのツッコミがある。現在の日本にはユーモアが無さ過ぎると思うようになった。
紙の本
面白いです
2016/03/18 16:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:デミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルから期待していたのは、会話における“間のとり方”を教えてもらえる本かと思っていたのですが
内容は、笑える間抜けな方々の紹介という感じです。
しかし、たけしさんの書籍は文章が平易なので読みやすく、結局最後まで楽しく読まさせて頂きました。
哲学的なことも含まれており、頁に折り目を入れた箇所もちゃっかりあったりなんかします・・・
紙の本
漫才も芝居も
2016/01/28 21:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書のタイトル「間抜け」は、半分シャレだろう。実際、本物の間抜けも多いのだが、漫才などの芸はもとより、芝居の台詞に至るまで、喋りでは”間”が大切だ。昨今のお笑い芸人が低レベルなのは、間を知らないからと言ってもいい。それこそ間抜けなのである。尤も、1分間の沈黙が伝説にもなっている徳川無声氏は、今の世の中では通用しない。寂しい限りだが。
紙の本
流れるようなたけし節
2017/06/13 10:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あずきとぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本社会における様々な《間》 の話。
あまり難しい話はなく、まず第一章で間抜けな人の実例を挙げて、「つかみ」にしている。
軍団の若い衆の話はともかく、政治家が結構出てくるのは、腹からは笑えず苦笑せざるを得ない。
どうして、日本の政治家はこうも間抜け揃いなのか…。
第二章以降は、本来お笑い芸人であるたけしの得意分野から話を広げている。
漫才、落語、テレビ番組…。
さらに、スポーツ・芸術の分野にまで話は及び、第六章では映画論に。
第七章は、日本人独特の「《間》 の文化」の話。
「《間》 を大事にする=空気を読む」→ゼロから何かを生み出す能力が弱くなる(既存のものを壊すのが苦手)、というところが面白かった。
第八章は、「人生の《間》 」としているが、ほとんどがたけしの半生記。
芸人になる前からを振り返る。
全編に渡って、いつものたけし節。
テレビや雑誌で、何かを語る時のあの口調。
非常に読みやすく、アッという間に読めてしまう。
上述のように、話も多岐に渡るが、新書であるので分量(ページ数)が少なく、結果的に内容が少し平板だ。
個人的には、第七章の日本人の「《間》 の文化」について、もう少し深く掘り下げて、いろいろな見識を読んでみたかった。
あるいは、たけしなら、「映画の《間》」だけで一冊本が書けるだろう。
たけしの著書を購入したのは初めてだったが、本書はあっさりした印象。
滔々と流れるような語り口に身を委ねるのもいいが、その分あまり深い話は少ない。
テレビや雑誌等で、たけしの話をよく聞く人にとっては、ちょっと物足りない内容ではないか。
読み終わって、「税別680円か…」と値段を見ると、ちょっと複雑。
雑誌の連載を本にまとめた、と思えばいいのかな?
紙の本
間抜けの構造
2018/05/08 13:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ああ - この投稿者のレビュー一覧を見る
間抜けの間は、いろいろな利用用途がある。
一番印象に残ったのは、生の点と死の点を結んだのが間である。
間には、理由がないように生と死の間の人生 生きている事に
理由はない。