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古関裕而 流行作曲家と激動の昭和 (中公新書)
著者 刑部芳則 (著)
日中戦争中、軍歌「露営の歌」で一世を風靡し、戦後は「長崎の鐘」「オリンピック・マーチ」といった、流行歌やスポーツ音楽など数々の名曲を残した作曲家・古関裕而。戦争から復興ま...
古関裕而 流行作曲家と激動の昭和 (中公新書)
古関裕而―流行作曲家と激動の昭和
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商品説明
日中戦争中、軍歌「露営の歌」で一世を風靡し、戦後は「長崎の鐘」「オリンピック・マーチ」といった、流行歌やスポーツ音楽など数々の名曲を残した作曲家・古関裕而。戦争から復興まで、昭和史を音楽で彩った彼の生涯を辿る。【「TRC MARC」の商品解説】
古関裕而(一九〇九~八九)は昭和史を歩んだ、忘れられた名作曲家である。三〇年にコロムビアレコード入社。日中戦争が起きると、軍歌「露営の歌」が大ヒットとなる。戦後は「長崎の鐘」などの鎮魂歌、ラジオドラマ主題曲「君の名は」、高校野球大会歌「栄冠は君に輝く」、東京五輪開会式行進曲「オリンピックマーチ」など流行歌から応援歌まで多くの名曲を残した。本書は古関の足跡から昭和の時代を振り返る。【商品解説】
ラジオドラマ主題曲「君の名は」、高校野球大会歌「栄冠は君に輝く」、「オリンピックマーチ」などを昭和に送り出した作曲家の素顔。【本の内容】
著者紹介
刑部芳則
- 略歴
- 〈刑部芳則〉1977年東京都生まれ。中央大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。日本大学商学部准教授。専攻は日本近代史。著書に「京都に残った公家たち」「三条実美」「帝国日本の大礼服」など。
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あなたは古関裕而を覚えていますか
2020/01/03 09:08
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今年(2020年)は東京で開催される2回めのオリンピックの年だ。
前回の東京オリンピックの開会式の入場行進の時に流れた「心も浮き立つような」オリンピック・マーチを覚えているだろうか。
それは忘れていても、毎夏流れる高校野球の「栄冠は君に輝く」は聞いたことがあるだろう。
いずれの曲も、作曲したのは古関裕而。
古関さんは明治42年(1909年)に福島に生まれた。
亡くなったのは平成元年(1989年)8月18日。享年80歳。
今年は古関さんと関係するオリンピックがまたやって来るだけではない。
春からのNHK朝の連続小説ドラマにその生涯を描いた作品「エール」も放映されることになっている。
著者の刑部芳則氏の本職は日本近代史を教える先生だが、このドラマの風俗考証も担当するそうだ。
古関さんは明治から平成にかけて生きた人だが、作曲家として活躍したのは昭和である。
しかも、オリンピックのような平和な時期だけでなく、戦時中にもいわゆる「軍歌」をも作曲したし、敗戦後間もない時には「長崎の鐘」といった名曲まで生み出している。
この本の中に昭和18年に作られた「若鷲の歌」の歌詞が載っている。
「若い血潮の「予科練」の 七つ釦は 桜に錨」で始まる「軍歌」だ。
その歌を昭和30年生まれの私はスラスラと歌えたのだ。
それだけ古関さんのメロディが覚えやすいということだろう。
それにこれは迂闊だったが、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」の作曲もまた古関さんだった。
作曲家の名前を知らないまま大声で歌っていたなんて恥ずかしいかぎりだ。
きっと今年は古関さんの数々の名曲を耳にする一年になるだろう。
古関さんは全国の学校の校歌なども311曲作ったという。
もしかしたら、それを知らずに今も子供たちは大きな声で歌っているかもしれない。
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曲
2020/04/07 05:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝ドラ関連本。作曲家の生涯を追うわけだが性質上仕方ないかもしれないが作品の羅列であまりその思想について語られることがない。戦時中の行動は肯定的だがぐっかに対する思いというものは簡単に割り切れるものではなかろうがもう少し姿勢がわかるように解説が必要だったろう。