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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2011/01/01
  • 出版社: 中央公論新社
  • レーベル: 中公文庫
  • サイズ:16cm/376p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-12-205425-7

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八日目の蟬 (中公文庫)

著者 角田 光代 (著)

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…。東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふた...

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税込 649 5pt

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逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…。東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに光はきざすのか。心ゆさぶるラストまで息もつがせぬ傑作長編。第二回中央公論文芸賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】

【中央公論文芸賞(第2回)】【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー1,601件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

「交換可能性」のドラマから「繰り返す」ドラマへ

2011/04/08 00:09

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る

 角田光代の作品では直木賞受賞作の『対岸の彼女』を読んだ。凝った作りのとても面白い小説だった。にも関わらず、どこか僕好みの範疇に入って来ないところがあって、『情熱大陸』のHP上で展開されたいくつかの短編を除けば、その後1作も読んでいない。
 この『対岸の彼女』は WOWOW でドラマ化された。これを観たのも原作が好きだったからではなく、出演者のひとりである多部未華子が見たかったからだ。平山秀幸が監督を務めていて、これまた非常に出来が良かった。
 そして、今度は映画『八日目の蝉』の予告編が始まった。これまた好きな永作博美が出ているので観たいと思った。そして、本屋で見て久しぶりに読んでみようか、映画の前に読んでおこうかという気になったのである。
 6年ぶりの角田作品は(と言っても書かれたのは直木賞の2年後なのだが)、あれ、この人、こんな巧い作家だったかなというのが第一印象だった。もう少しあざとくて、読んでいると時々引っ掛かってしまう作家という印象があったのだが、わずか2年間で文章もストーリーもこんなに滑らかに書ける人になったのか、という気がしたのだが、それは単に僕が『対岸の彼女』の時に見抜けなかっただけなのかもしれない。
 で、映画の予告編を見て想像していたのと少し印象が違った。映画では希和子を永作博美が、希和子に誘拐された娘・恵里菜の成人後を井上真央が演じている。この2人の絡みのシーンって予告編になかっただろうか? 編集でそれぞれのシーンが交互に出てきただけなのか、2ショットのシーンがあったのか、考えてみれば記憶が定かでないのだが、当然2人が激しく絡む映画だと思っていた。ところが、小説ではこの2人が絡むシーンがほとんどないのである。
 小説の半分以上を占める第1章は、希和子が赤ちゃんを盗むところから始まる長い長い逃避行である。親友の家。得体のしれない婆さんの家。宗教団体のような、女ばかりが共同生活を送る宿舎、そして小豆島。──希和子は子供を連れて転々とする。すんでのところでいつも逃げる。そして捕まる。随分起伏に飛んだドラマがあるが、希和子が逮捕された時、彼女が薫と名付けた娘・恵里菜はまだ幼児である。
 そして、第2章は成人した恵里菜が物語を語って行く。そこに、かつて同じ組織で集団生活を送っていた千草という娘が現れる。これが多分映画では小池栄子がやっている役だと思う。ネタバレを避けるために書かないが、第2章も結構重い話である。誘拐から解放された恵里菜は決して幸せに育ってはいなかった。心に大きな傷を抱えていたのである。
 却々緻密に組み立てられた設定である。進行もとても巧みで、読む者の気を逸らせない。タイトルの付け方、そして、そのタイトルへと繋がるエピソードの入れ込み方も見事である。そして、余韻がある。深い深い余韻がある。
 『対岸の彼女』は交換可能性のドラマであったと思う。いじめる側といじめられる側が、ちょっとしたことで入れ替わってしまっても何の不思議もないのだというドラマだったと思う。それが、この小説では「繰り返す」というテーマに収束しているような気がする。ま、あまり書くと面白くなくなるのでこの辺で留めておこう。
 巻末にある池澤夏樹の「解題」を読んで初めて気づいたことがある。それは、そもそもこの小説では登場する男性の数が少ないが、出てくる男が皆どうしようもないほど頼りがいのない、嫌なことからただ逃げようとするだけの男だということである。こういう男の存在によって、女たちが「繰り返す」ことになる。それは悲しいこと。でも、繰り返すことによって単なる憎しみから痛みの共有へと変って行く。
 悲惨な話を書きながら、作者の温かみがしっかりと伝わってくる作品である。

by yama-a 賢い言葉のWeb

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紙の本

角田光代さんはすごい!この読了感は永遠に続くみたいに思える。

2011/03/08 14:32

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カフェラテ愛 - この投稿者のレビュー一覧を見る

母親と言う役割とは一体何であろうか?子供にとって幸せとは一体何であろうか?読了後もいくつもの問いかけに頭を振り回され、混乱している私がいます。

母親だけれど、母親の役目をしない母親。母親じゃないけれど、とても大事に愛情深く子供を育てる他人。誰が間違ってたのか、誰も間違っていないのか、もちろん子どもを連れ去り逃げ回った、希和子は犯罪者だ。しかし、それをも超越してしまう、希和子の愛情の深さに脱帽してしまう。

一体何なのか、目撃されて下さい。いや、目撃とはいかにもマスコミ風で違った表現をしてしまった、読んで打ち震えて下さい。愛情とは何か?子どもに必要なものは何か?この読了感は、いつまで私を捉えて離さないだろうと思う。角田光代さんはすごい!私はいつでもこの話を思い出すだろう。あらゆる場面で。あらゆる時間に。

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紙の本

相対的な2人の主人公が切ない

2014/05/06 08:42

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る

貫井徳郎の本を読んだあとにすぐ読み始めたので、貫井徳郎が作者なのかと勘違いを起こしてしまった。
なんとなく文章表現などが似ている感じがして、読みやすかった。
文庫本の厚さは普通であったが、とても長い物語を読んだ気がして、充実感が感じられた。
赤ちゃんを誘拐して、逃避行を続ける主人公がとても人間味があったので、なぜか逃げ切ってくれ、頑張れ、と応援してしまった。
第二章には主人公はほとんど登場せず、その誘拐された赤ちゃんがメインとなって物語が進むが、逆に今度はその人物を「なんでこうなっちゃうかな~?」と否定的に捉えてしまった。
一生懸命守り抜こうとする誘拐犯と、本来あるべき場所に戻った子供とが相対的に見えて、切なくなってしまう。ただ、ラストは私好みの終焉で良かった。

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紙の本

締め付けられるような

2021/12/04 17:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

むごい。
何故、このふたりは実の母娘ではないのか。その事実がふたりを、関わる人々を追い込んでいく。
犯人と彼女が不倫相手の家から攫ってきた赤ん坊という位置づけの残酷さ。
それでも、その残酷さの果てにも希望はある。

彼女たちの人生に光があるといいのだけど。

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紙の本

明日が見えない絶望の中でも。 生きていること以上の宝はない。 宿命の中でも生き抜く素晴らしさを描いた、角田光代の人間賛歌。

2021/10/19 10:32

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

不倫相手の新生児を発作的に誘拐してしまった希和子。

友人宅へ。
立ち退きを拒み居座る老女宅へ。
社会から隔離された「エンジェルホーム」へ。
そこで知り合った久美の実家のある小豆島へ。

薫と名付けた少女が4歳になり、小豆島からも逃げようとした時、希和子は逮捕される。

「誘拐犯に育てられた子」として、薫でなく恵理菜としての人生が突然はじまる。

家庭はめちゃくちゃ。友達もいない。だが、帰るところもない。

大学へ進学した真理菜は、ひとり暮らしをはじめる。

そして、妻子ある人の子どもを身ごもってしまう。

21年前のあの人のように。

「八日目の蝉」というタイトルは、七日で死ぬ蝉の断末魔の叫びを思わせた。

だが、読後に全く逆の意味があることを知る。

どんなに救いようのない状況でも。

明日が見えない絶望の中でも。

怨んで怨んで怨み抜いても。

苦しんで苦しんで苦しみ抜いても。

生きていること以上の宝はない。

生きて見つめる景色こそ、その足で歩む人生こそ。

宿命の中でも生き抜く素晴らしさを描いた、角田光代の人間賛歌。

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紙の本

数々の傑作を世に送り出しておられる角田光代氏の傑作長編小説です!

2020/07/22 10:31

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、『まどろむ夜のUFO』、『ぼくはきみのおにいさん』、『空中庭園』、『対岸の彼女』など、数々の話題作、名作を世に発表してこられた角田光代氏の傑作作品です。同書も中央公論文芸賞を受賞された名作です。同書の内容は、「逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか」と思い悩みながら、それでも、東京から名古屋へひたすら行き当たりばったりの女たちにかくまわれながら、逃げ延び、そして小豆島へたどり着きます。偽りの母子の先が見えない逃亡生活を描き、読者に、彼女たち二人に光はきざすのかとドキドキさせてくれる長編傑作小説です。ラストまで、読むことが止められません!

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紙の本

ありありと。

2019/11/18 20:52

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:miyajun - この投稿者のレビュー一覧を見る

かなしいことも、こわいことも、よろこびも、ありありと浮かばせる。

登場人物はきっと窮屈なのに、とてつもない解放感を感じさせる。

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電子書籍

寂しくて仕方がない人たち

2017/05/27 20:40

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る

ダメ男との付き合いを断ちきれない。血の繋がらない幼児に異常ともとれる愛情を注ぐ。見ず知らずの母子を自宅に上げる。母の仕事中に幼児の子守りを引き受ける。自分の娘のように仕事や子どもの世話をする。もしくは、子どもに受け入れられていないように感じて、子どもにどう接していいのかわからない。この作品に出てくる女性は皆それぞれに、愛情を与えることを欲しているのに叶えられず、非常に寂しそうだった。

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紙の本

とてもすき

2023/08/23 22:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マンゴスチン - この投稿者のレビュー一覧を見る

重暗くて地味な話だけれど結構好きでした。
産みの親と育ての親は子供にとってどちらが親なのかは事情や人によるが、結局子供は親に似るんだなと。
終わり方が切なすぎ。生き残って八日目を見ることができた蝉たちには、なるべく不幸になってほしくないですね。

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紙の本

後半が弱い?

2023/05/23 20:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぷりしら - この投稿者のレビュー一覧を見る

不倫相手の赤ん坊を衝動的に誘拐しての逃避行。圧倒的な筆力で、多くの読者はそれが違法行為であると知りつつ、いつか終わりが来ることを予感しつつも、「このまま逃げ切ってくれ」と願ってしまうのではないか。その分、逃避行が破綻してからの展開が今ひとつに思え印象が薄い。「何をどう書けばいいのか」という正解の持ち合わせもないままにこういう批評をするのもどうかと思うが、それ程前半が良過ぎた、ってことで。

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電子書籍

明日が見えない絶望の中でも。 生きていること以上の宝はない。 宿命の中でも生き抜く素晴らしさを描いた、角田光代の人間賛歌。

2022/12/27 11:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

不倫相手の新生児を発作的に誘拐してしまった希和子。

友人宅へ。
立ち退きを拒み居座る老女宅へ。
社会から隔離された「エンジェルホーム」へ。
そこで知り合った久美の実家のある小豆島へ。

薫と名付けた少女が4歳になり、小豆島からも逃げようとした時、希和子は逮捕される。

「誘拐犯に育てられた子」として、薫でなく恵理菜としての人生が突然はじまる。

家庭はめちゃくちゃ。友達もいない。だが、帰るところもない。

大学へ進学した真理菜は、ひとり暮らしをはじめる。

そして、妻子ある人の子どもを身ごもってしまう。

21年前のあの人のように。

「八日目の蝉」というタイトルは、七日で死ぬ蝉の断末魔の叫びを思わせた。

だが、読後に全く逆の意味があることを知る。

どんなに救いようのない状況でも。

明日が見えない絶望の中でも。

怨んで怨んで怨み抜いても。

苦しんで苦しんで苦しみ抜いても。

生きていること以上の宝はない。

生きて見つめる景色こそ、その足で歩む人生こそ。

宿命の中でも生き抜く素晴らしさを描いた、角田光代の人間賛歌。

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紙の本

やっぱり好き。

2017/03/05 17:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:すぱこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初はドラマで、次が本で、次が映画でした。
生みの苦しみが散りばめられたこの1冊、何度も読みかえしてしまいます。

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紙の本

多くの人に読まれ続けて欲しい一冊です。

2015/05/12 19:39

2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る

この小説

題名(古臭い言い方かもしれなけれど、タイトルなんかじゃなくて)が秀逸だ。

読む前にこの題名から受けた印象と読み終えた後に持つ印象の差こそ

今、その人が置かれている状況の差なのかもしれないと思った。

私は希望のようなものを感じ取って

どうにか生きていることの背中を押してもらった気がしました。

多くの人に読まれ続けて欲しい一冊です。

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電子書籍

八日目のセミ

2012/11/10 19:21

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:superoka - この投稿者のレビュー一覧を見る

印象的

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紙の本

感動

2012/09/22 11:22

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mumu - この投稿者のレビュー一覧を見る

めっちゃくちゃ感動しました

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