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紙の本
麻布襍記 (中公文庫)
著者 永井荷風 (著)
永井荷風は大正9年夏、東京・麻布市兵衛町に居を移し、以来、洋館「偏奇館」に25年暮らした。そこで執筆された短篇小説や随筆など全14篇と、自選荷風百句を収録する。須賀敦子に...
麻布襍記 (中公文庫)
麻布襍記 附・自選荷風百句
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商品説明
永井荷風は大正9年夏、東京・麻布市兵衛町に居を移し、以来、洋館「偏奇館」に25年暮らした。そこで執筆された短篇小説や随筆など全14篇と、自選荷風百句を収録する。須賀敦子による巻末エッセイも掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
永井荷風は大正九年夏、東京・麻布市兵衛町に居を移し、以来、洋館「偏奇館」に二十五年暮らした。本書は彼の地で執筆した短篇小説「雨瀟瀟」「雪解」「春雨の夜」、随筆「花火」「偏奇館漫録」「隠居のこごと」など全十四編を収めた作品集。初文庫化。「自選荷風百句」を併録する。巻末エッセイ・須賀敦子「偏奇館の高み」【商品解説】
収録作品一覧
麻布襍記 | ||
---|---|---|
雨瀟瀟 | 7−39 | |
雪解 | 40−67 |
著者紹介
永井荷風
- 略歴
- 一八七九(明治一二)年東京生まれ。高商付属外国語学校清語科中退。一九〇三年より〇八年まで外遊。帰国して『あめりか物語』『ふらんす物語』(発禁)を発表。一〇年、慶應義塾大学教授となり『三田文学』を創刊。五二年、文化勲章受章。五九(昭和三四)年没。主な作品に『腕くらべ』『つゆのあとさき』のほか、一九一七年から没年までの日記『断腸亭日乗』がある。
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永井荷風氏が東京麻布の「偏奇館」で暮らした25年間に著された短編を収録した興味深い一冊です!
2020/08/10 12:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、明治から昭和にかけて『来訪者』、『勲章』、『浮沈』、『踊子』、『葛飾土産』などの名作を発表された永井荷風氏の作品です。同氏は、大正9年5月、東京・麻布市兵衛町に居を移し、以来、洋館「偏奇館」に25年暮らしたと言われています。同書はその地で執筆した短篇小説「雨瀟瀟」、「雪解」、随筆「花火」「、偏奇館漫録」、「隠居のこごと」など全14編を収めた一冊です。抒情的散文の美しさを伝える作品集であり、また「自選荷風百句」も併録され、永井荷風氏の世界を堪能できる一冊となっています。同書の内容構成は、「麻布襍記」(雨瀟瀟、雪解、春雨の夜、二人妻、芸者の母)、「自選荷風百句」(春之部、夏之部、秋之部、冬之部)となっています。