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商品説明
基本天文学の碩学、青木信仰の名著。日常何気なく使われている暦法・時法の歴史的背景や科学的意味について、数多くの興味つきない話題を通して語る。【「TRC MARC」の商品解説】
人はどのようにして時を測り,日や月を区切ってきたのか.なぜ閏月を2月におくのか.曜日の起源は何か.天文学をはじめとする科学・技術に裏打ちされた暦法・時法の歴史を,数多くの興味つきない話題を通して語る.【商品解説】
著者紹介
青木 信仰
- 略歴
- 〈青木信仰〉1927〜2011年。東京生まれ。東京大学理学部天文学科卒業。同大学東京天文台教授を経て、同大学名誉教授。
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紙の本
星辰の定めるもの
2019/10/06 22:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:1ベクトル - この投稿者のレビュー一覧を見る
我々は、なぜ季節が一定の周期で巡っていることに気が付いたのだろう。つまりなぜ1年という単位で捉えられることに気が付いたのだろう。1年という長さで同じパターンが繰り返されていることに気付き、それを日が昇って沈むまでの365日と数え上げ、さらにそれを12の月に分けて扱うことにしたのか。
もし1年を12カ月とするなら、切りの良い単位に分けて月を均等な30日×12カ月(プラス5日)とすれば良さそうなものだがそうはせず、それどころか1週なるサブ単位を導入して7日周期の繰り返しとした意図は一体?
かつての暦を定める人間の情熱に畏敬する。そのエネルギーは今形を変えて、どこに注ぎ込まれているのだろう。暦と地図と文字は、人間の秩序形成力の根幹だと思う、神が許してくれるぎりぎりの所で。目には見えない時間を捉え、意識下に置き、対象化して支配可能とする暦の発明と利用は、「政」の中心にある。スケール最大の文理融合。暦。