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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.11
  • 出版社: 東京大学出版会
  • サイズ:22cm/430,48p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-13-010106-6
  • 国内送料無料

紙の本

都市の詩学 場所の記憶と徴候

著者 田中 純 (著)

都市経験の根底で働く潜在的構造としての「都市の詩学」を主題とした一冊。都市論、建築論、神話、詩、小説等のテクストや絵画、写真、映画のイメージを対象に、都市こそが可能にして...

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都市の詩学 場所の記憶と徴候

税込 4,180 38pt

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商品説明

都市経験の根底で働く潜在的構造としての「都市の詩学」を主題とした一冊。都市論、建築論、神話、詩、小説等のテクストや絵画、写真、映画のイメージを対象に、都市こそが可能にしてきた想像力の経験の根拠を問う。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

田中 純

略歴
〈田中純〉1960年仙台市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。同大学より博士(学術)の学位取得。同大学大学院総合文化研究科准教授。著書に「死者たちの都市へ」など。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.0

評価内訳

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紙の本

著者のコメント

2007/12/17 14:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:田中純 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この書物が 「トップ > 科学技術・工学 > 建設・建築 > 衛生工学・都市工学 > 都市計画 > 都市計画一般」という分類になっているのは、内容にふさわしくありません。Cコードが「3010」になっていることが明瞭に示しているように哲学ないし心理学か、芸術、文学などの分類であるべきです。

著者の言葉として、「跋」から引用します。

 「わたしは海にいる夢を見ていた・・・・・・。」
 ポール・ヴァレリーはエッセイ「パリの存在」をそんなふうに書き出している。パリという大都市を語るために、この詩人はまず、海にいる夢から半ば目覚めかけた状態で、部屋の壁越しに聞こえてくる混沌とした物音から生まれる連想を紡いでゆく。海にいる夢の名残を引きずり、無意識と意識のあわいをたゆたいながら、詩人はこの豊かなざわめきに身を沈めることによって、「精神」そのものに似た「パリ」という存在を思考する困難な営みを始めるのである。
 本書もまたそのように、都市を語りながら、同時に、海を夢見ていたのかもしれぬ。雑誌の連載原稿を一書にまとめる改稿の作業を進めながら、わたしは次第にそんな思いを強くしていった。この書物の特権的なトポスとは、水陸の境であり、波打ち際だからである。
 建築家アルド・ロッシ没後十年の命日にあたる今年の九月四日前後、彼の建築を福岡の地に訪ねることを思い立ったのも、そのひとつである門司港ホテルの立つ港という海と都市との境界へと、無意識に招き寄せられていたからだろうか。・・・・・・
「海貝よ/石と白む海の娘/汝は童の心をうち奮わす」――中学生時代のロッシを建築に目覚めさせたのは、レスボス島の古代詩人アルカイオスによるそんな詩の断片だったという。海によって削られた、石のように固い殻をもつ海貝へのときめきが、ロッシ少年をとらえた。彼はそんな貝のなかに、スチールや石、セメントを「殻」とする都市のイメージを見たのである。そして、彼自身の建築もまた、浜辺に打ち寄せられた貝殻のように、冷たく、言葉なく、波打ち際に佇んでいる――。
 わたしはそんな汀(みぎわ)で、ロッシ少年の胸をときめかせた海貝を拾い、幼年時代の谺を聞こうとするベンヤミンのように、虚ろな巻き貝を耳に当てたのである。彼らの経験を追体験するために、ひんやりとしたアンカー石積木を手に握り、ポラロイド・フィルムに街角の風景が徐々に浮かび上がるのをじりじりとして待ち、貝殻や動物の骨、それにアンモナイトの化石や琥珀を集めて並べ、覗き眼鏡で十九世紀の古びたステレオ写真に見入った。あるいは、黄昏れた新宿の雑踏で夕占をしては、歌舞伎町の路上でスナップ写真を撮り、真夏の熱気がむんむんする庭でカマキリや小動物たちを観察した。――児戯に類しよう。いや、児戯そのものなのだ。書物を書くという口実のもとにわたしは、こうしたとりとめもない実験を無器用にあてどなく反復することによって、子供時代のときめきの記憶を呼び覚まそうとしていたのである。・・・・・・
 わたしをこうした作業に熱中させるのは、無限の可能性を秘めた書物という媒体の形式に寄せる絶対的な信頼であるに違いない。子供時代のわたしの特別お気に入りの遊び道具は本だった。文字が読めるようになる以前からそうだった。幼児向けの絵本ばかりではない。どんな書物であれ、そのページをめくる行為を飽きることなく繰り返していた。――だから、これもまたきっと、あの頃の幸福なときめきの余韻なのである。・・・・・・
 そして、今、この書物は、著者の手を離れ、読者のもとへ旅立とうとしている。それが書棚に佇む、灯台に似た存在であってくれることを願う。書物のページとは、読者へと打ち寄せる数百の波だろうか。ならば、本書という波打ち際で、読者はどんな記憶と徴候のシグナルを感知することになるのだろうか。

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2009/01/19 22:19

投稿元:ブクログ

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2007/12/08 22:41

投稿元:ブクログ

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2016/11/07 15:38

投稿元:ブクログ

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