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商品説明
歴史とはなにか。国内および国外における歴史の共有に向けての営みを、歴史をめぐる諸側面、とりわけ歴史解釈、歴史的事実、歴史史料の3つの側面に向きあうことをとおして考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
歴史問題の解決につながるための「歴史の共有」はいかに実現するのか.歴史解釈,歴史的事実,歴史史料の三つの側面を取りあげ,それらに向き合うことを通して歴史学の真髄に迫る.歴史を対立の火種にするのではなく,和解の糧にするための歴史学入門書.【商品解説】
著者紹介
黒沢文貴
- 略歴
- 〈黒沢文貴〉1953年東京都生まれ。上智大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(法学)。東京女子大学現代教養学部教授。外務省「日本外交文書」編纂委員。
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紙の本
タイトルと内容が食い違うかなと
2021/12/02 12:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説はともかくとして、学術書の本のタイトルというのは、その本に書かれている内容を一言にしたらこれですというのが著者の採るべき姿勢だと思う。
本の内容自体はそれなりに学ぶところもあり、途中6章などはかなり枚数を費やしていたが不要だったのではないかと感じるものの、前半よりも後半にかけて読みどころがあったように思う。
この本の内容は端的に言えば、先の大戦のおけるアジア、特に中国朝鮮半島に対する戦争責任論という部分が大きく(特に前半)、タイトルと内容の乖離を感じざるを得なかった。
もしもこれが「日本の戦争責任と向き合う」というタイトルならば、これで十分良書だと思う。
しかし先の大戦前後のアジアに対する態度であるとか、GHQの戦後処理特にオーレらルヒストリーとしてどのようにGHQが日本人から聞き取りを行ったかということ、つまり日本の戦争から常に離れることなく内容が推移しており、これでは「歴史に向き合う」というタイトルは適切なタイトルとはどうしても思えない。