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商品説明
障がいをもった人の脳は、その身体機能に応じて発達を遂げていく。パラリンピックのメダリストたちの脳を調べ、脳に備わる再編能力を解き明かすとともに、リハビリに応用する可能性を探る。【「TRC MARC」の商品解説】
人びとを魅了してやまない,パラアスリートたちの卓越したパフォーマンス.障がいを持った人の脳は,その身体機能に適合して驚きの発達を遂げていく.パフォーマンスを支える脳の再編能力を解き明かし,リハビリテーションへ応用する可能性を探る.【商品解説】
目次
- 序章 パラリンピックブレインとは
- 1 パラリンピアンの脳は特別?
- 2 本書の構成
- 第1章 パラリンピックと障がいがある人のスポーツ・身体運動
- 1.1 パラリンピックの発祥
- 1.2 パラリンピックの発展
- 1.3 パラリンピックの課題
- 1.4 Adapted Physical Activity(APA)
- 1.5 障がい者の二次的障害
著者紹介
中澤公孝
- 略歴
- 〈中澤公孝〉1962年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。同大学院総合文化研究科教授、博士(教育学)。著書に「歩行のニューロリハビリテーション」など。
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紙の本
パラアスリートの脳が教える神経のすごさ、医療のヒント
2021/09/09 11:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2021年開催のパラリンピックを見ながら読んでいた。
パラアスリートの脳を調べた研究報告である。
パラリンピックグレインという言葉は「障害のある人の脳には様々な特徴ある」ことを表した著者の造語である。少し専門的な内容も多いが、ところどころに内容の「まとめ」も入っていて概要は伝わってきた。
「第3章 パラリンピアンの脳」では2021年の競技に参加した有名選手の具体的なデータも登場する。これらを見ると、脳やせき髄の神経系が驚くほどの「健常者では普通みられない」機能を持つことが分かってきたようだ。
少し前までには考えられなかったような再編能力(あるいはそれ以上)を神経系は持っているようだ。当然ここからわかったことはアスリートだけでなく一般の障害の治療・リハビリテーションにもつながっていく知識となるだろう。
パラリンピックを観て、私たちはアスリートのすごさや努力のストーリーからたくさんのことを教えられるが、まだまだ教えられることは多い。地道な研究ではあろうがこれからも積み上げていって欲しい。