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アイリッシュマン 下 (ハヤカワ文庫 NF)
敬虔なカトリックのシーランが、なぜマフィアのヒットマンとなったのか。彼はなぜ親友を手にかけなければならなかったか。実在のアウトローの群像を、シーランの信を得た法曹界出身の...
アイリッシュマン 下 (ハヤカワ文庫 NF)
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- 税込価格:1,848円(16pt)
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商品説明
敬虔なカトリックのシーランが、なぜマフィアのヒットマンとなったのか。彼はなぜ親友を手にかけなければならなかったか。実在のアウトローの群像を、シーランの信を得た法曹界出身の作家が描く。NETFLIX映画の原作。【「TRC MARC」の商品解説】
「ペンキ塗り」は殺しの隠語。米20世紀史の裏で暗躍した凄腕ヒットマンが壮絶な半生を自ら語る映画化原作ノンフィクション【商品解説】
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ホッファ失踪事件のみならず、JFK暗殺事件にも解を与える上々の一書
2022/04/10 15:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらず意味不明な箇所が散在し読みにくい訳でしたが、内容は極上。作品の本体部分は153頁までですが、取材の歴史や危険に満ちた裏話等を描写したそれ以降の部分もすごい。特に、ホッファに「ペンキを塗った」現場の家屋発見の経緯(その写真が口絵部分にあり!)とJFK暗殺事件の真相に迫った記載は非常にリアル。JFKをやったのがマフィアであったことを確信しましたので、あとはそれにCIAなどが本当にあるいはどのように絡んでいたのか(主犯?共犯?教唆?幇助?)が焦点かと。時間があれば、本書を読み返して登場人物関係図を作ってみる予定です。
「フランク・シーランの主だった告白は、すべて真実だと立証された。ギャロ事件は《ニューヨーク・タイムズ》の目撃者とジョー・コフィ元刑事が、ホッファ事件はフランク・パヴリコとビリー・デリア、私のテープへのFBIの召喚状が真実だと証明し、そして最後に、「ダラス」事件はテクサーカナ刑務所にいたカルトス・マルセロの発言と、トニー・プロヴェンツァーノがジェノヴェーゼ・ファミリーを背負って参画していたことによって、マフィア全国委員会の陰謀だったと判明した」(305頁、当然にラッセルも悪意であったろう、なおJFK暗殺に使われたと思しき3挺のライフルの運搬にフランクが関与した状況について上巻276~7頁を参照)。
思うに、フランク・シーランにとって、ラッセル・ブファリーノは「父」(親父)、ジミー・ホッファは「兄」(兄貴)であったのであろう。この点、彼が先にめぐり合ったのがラッセルでなかったならば(上巻125~6頁参照)、彼の人生はまた違ったものになったのではないかという想像を禁じ得ない。なお、著者が現在執筆中という『Interrogation Interrupted: A Professional Solves “Dallas”』ですが(314頁、「さえぎられた訊問」= ダラスには触れたくないというフランクの意思表示)、これはもう早く読みたいですね。原書が出たら、速攻注文予定です。
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アイリッシュマン 下
2020/02/07 19:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
シーランのインタビューを通してジミーフォファーやケネディー暗殺の真相を解決できるとは面白いフィクションだと思いました。また、イタリアンマフィアのラッセル・ブファリーノやプルーノなどのギャング隆盛時代の活躍が読めてマリオプッォーのゴットファーザーのようでした。
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アメリカ版下山事件?
2020/01/06 09:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:okh - この投稿者のレビュー一覧を見る
アイリッシュマンと呼ばれた男は、全米トラック運転手組合会長とマフィアのボスの両方に使えた用心棒にして殺し屋で、そのインタビュー記録。JFK暗殺の真相や後の年金基金組合起源の世界的景気後退の萌芽をみるなどスケールは大きい。が、日本人にはピンとこないような気がした。戦後の未解決事件で、大物政財界人の謎の死については日本では下山事件と三億円事件、ロッキード事件をからめたミステリーがあるが、真犯人にが死の直前に告白した、的な内容といえるだろうか。内容は興味深いが、読みやすかったかといわれると、疑問が残る。似たような名前の人物が多く、せめて、人物相関図のような付録が欲しかったかな。