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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 194件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2011/03/08
  • 出版社: 文藝春秋
  • サイズ:20cm/190p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-329980-8

紙の本

円卓

著者 西 加奈子 (著)

世間の“当然”に立ち止まり、悩み考え成長する物語。うるさいぼけ。なにがおもろいねん。平凡やしあわせに反発する琴子、小学3年生。好きな言葉は、「孤独」。【「BOOK」データ...

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円卓

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商品説明

世間の“当然”に立ち止まり、悩み考え成長する物語。うるさいぼけ。なにがおもろいねん。平凡やしあわせに反発する琴子、小学3年生。好きな言葉は、「孤独」。【「BOOK」データベースの商品解説】

3つ子の姉をはじめ、大家族に愛されて暮らす小学校3年生の琴子は、口が悪くて少し偏屈。好きな言葉は、「孤独」。きらきら光る世界で、考え、悩みながら成長する少女の姿を描く感動作。『別冊文藝春秋』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

西 加奈子

略歴
〈西加奈子〉1977年テヘラン生まれ。関西大学法学部卒業。「通天閣」で織田作之助賞受賞。ほかの著書に「きいろいゾウ」「きりこについて」など。

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書店員レビュー

ジュンク堂書店新宿店

自分が小学生の時、こ...

ジュンク堂書店新宿店さん

自分が小学生の時、こんな奴おったわ。
そんな面白い登場人物ばっかりで笑えます。
読めば自分の小さい頃を思い出すはず。


 文芸担当 勝間

みんなのレビュー194件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

スピンの要らない本

2011/09/29 21:32

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ルーティーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

本を購入してから読むまでに、こんなにワクワクしたのは初めてだった。

ある日ふらりと立ち寄った本屋で、不思議な装丁を見つけた。方眼紙に朱い丸、それに被さるようにイビツな文字で『円卓』と書かれている。クレヨンの様なもので描かれたそれが一瞬日の丸に見えたのは、私の中で『円卓』と朱色がすぐに結びつかなかったからだ。そのデザインの所為だろうか、作品の存在そのものが異彩を放っているように感じられて私はこの本を手に取った。
朱い丸のハードカバーを開け、ギョッとするような赤をめくり、数行読んだところで私は後悔した。
どうして財布を忘れてきたのだろうか。
このまま一気に読んでしまいたいが、本当に面白い文章は自分の部屋でひとりきりで静かにじっくり落ち着いて読みたい。そんな葛藤を切り抜け、私は惜しみながらそれを元の場所へ戻した。本を閉じた時に見えた表紙裏の天狗がこっちを見ていて、相反する気持ちが増して縺れた。
何が言いたいのかというと、その数行にそれ程までの力があったということである。
私は焦ったように帰り、一番早く手に入るであろうネット購入を選んで直ぐさま注文した。その時既に巷では話題を呼んでいたらしい、探してみると沢山のレビューがあったがどれも星五つのものばかりであった。

届いたその日に読み終えた。結論からいうと、焦らしに焦らされて増幅した期待が裏切られることはなかった。
それどころか、読みはじめ、その物語の中へ入り、そして読み終えた後も、私は笑い、笑い、笑って、泣き、そして笑って泣き続けたのである。
本当の事を言うと、届いたその日に3度読んだ。

表紙の朱の様な個性の強さとその魅力でくらくらとする。
たった数行で引き込まれた世界。
私もこの作品と出会ったその始まりだけを紹介して、本の中身やその内容には触れずにこの書評を終えようと思う。



ただひとつ、こっそりお教えするなら、主人公・琴子の好きな言葉は、八歳にして「孤独」だ。

表紙に興味を持ち、幾つかの文字に惹かれ、見開き2ページ読んだところできっと貴方は琴子の虜である。

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紙の本

ノーマルとアブノーマル

2012/02/04 21:12

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:お月見 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 普通のいわゆる「リア充」のあたたかい家庭に囲まれながら、小学三年生のこっこちゃんは普通が嫌い。
吃音がある幼馴染のぽっさんの事をカッコいいと憧れたり、同級生の中でも、精神的に大人な香田さんの眼帯を真似して、あとで当然、恥ずかしくなったり。
 軽妙な大阪弁の語り口で、決して押し付けがましくはないのに、どこか哲学的で、のほほんと読みながらも、深いところをつかれる感じが心地よいです。
 この年でこんなにシブくてカッコ良すぎるぽっさんも、優等生の朴くんも、もちろん主人公のこっこちゃんもぎゅっと抱きしめたくなるぐらい可愛い。こっこちゃんのおじいちゃんもいい味出してます!
 こっこちゃんは、自分を溺愛してくれる家族に守られながら、それを自覚していながら、一番のピンチの時には頼らず、一人で納得いくまで考え抜いて、そして親友かつ同士のぽっさんにだけ打ち明ける。
 だけどラストのあの「単語」(ネタバレになるのであえて書きませんが、ぜひ本編を読んで確かめて下さいね)から、本当に家族のことが大好きで、信頼してるということがわかります。
 読んだあとに、登場人物の一人一人に思いをはせて、あったかい気持ちになれるおすすめの作品ですよ。

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紙の本

ホームドラマ仕立て文学的大衆娯楽

2011/11/25 15:47

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:rindajones - この投稿者のレビュー一覧を見る

あはは、この本オモロイできっと。

と、数ページ読んだだけで直感。予想通り、中盤辺りの数ページは立て続けに大声を出して笑う始末。自宅で読んでいて良かった、これが人ごみだったら脇腹痙攣してもんどりうっていたことでしょう。小説では、村上龍の「69」以来の脇腹痙攣かもしれない。

強引に本書にサブタイトルを付けてみると

ホームドラマ仕立て文学的大衆娯楽

小学3年生の琴子(あだ名「こっこ」)、平凡さに反抗する彼女の望むのは「孤独」だ。「文学」という重厚なエッセンスを「大阪弁」というスパイスを使って、娯楽性の高いアットホーム作品に仕上がっている。涙はないかもしれないけど、笑みで溢れた家族と友情を描いた傑作。

本書は、こんな脚本で「漫画」「(「ちびまる子ちゃん」的な)アニメ」があったような錯覚を抱きながら終止読んだ。けれども、本で味わうこの面白さは、漫画やアニメでは決して味わえない。本書の重要な「空気感」で、軽快に展開する「関西弁(大阪弁か?)」は文字で味わってこその「空気感」が楽しい。アニメ化の際は、是非とも小説のイメージを大きくデフォルメして新脚本で展開して貰いたいものだ。勿論「こっこ」をはじめ、登場人物はそのままに。

本書の魅力は笑える面白さだけではない。私には文学的な教養が多くはないが、本書で「こっこ」や「ぽっさん」、そして「石太」じいさんが展開する文学的思考や行動?は非常に楽しいし興味深い。物事の楽しい、そして大切な捉え方の一つだと思う。

続編が待ち遠しい。

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紙の本

狭いお茶の間で家族が囲む円卓は幸せの象徴?

2011/04/28 18:54

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:チヒロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

琴子、通称こっこ。
これがまた普通に甘んじることが許せない少女。

4・4・6畳と台所の団地に住む、こっこの一家8人家族は楽しい。
父は便利屋家業の元・ラガ―マン。
こっこ曰く「ハンサムで阿呆やからモテた」
母・元チアリーダー。
「美人でやはり阿呆なのでモテた」
三つ子の姉・14歳。
両親に似て皆美形。必然的に目立つ。
「あないつまらん人間がみつごやいうだけで目立ちくさって!」
祖父・元印刷工。
わがまま、ひねくれ者。
一番尊敬してやってもいいかと思っている。
祖母・能天気。こっこを目に入れても痛くないほど可愛がる。
「いつかほんまに目にいれてしもたろかしら」

こんな家族みんな、こっこのことがかわいくて仕方が無いのだけど、
こっこは辛口の孤独を愛する女。だから「やかましい。いろいろと」と思っている。

とにかく屈折したものが好きなこっこ。
友人の「ものもらい」に憧れ、ベトナム難民の級友の生い立ちから「ボートピープル」を夢見る。
孤独で不幸な身の上になりたい小学3年生。
先生にさえ「うるさいぼけ」とかます。
この自由さと反骨精神に吹き出し、
こっこ一家のお金は無いけど幸せ100%の家庭のドタバタに思わず声を出してしまう。

いいわぁ、関西人の生きる道。
楽しくて、でも子供っぽくないこまっしゃくれた小学生。
わぁわぁ、ぶぅぶぅ文句いいながら昨日よりも着実に大きくなっている。

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紙の本

ユニークな傑作

2016/07/16 13:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:obibi - この投稿者のレビュー一覧を見る

常に笑いに包まれながら読めるが、最後に訪れる感動は忘れがたい。

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紙の本

いやいやいや。西加奈子さんはとんでもない書き手だ。

2018/11/10 14:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

円卓とは、中国料理にあるくるくる回る朱色のテーブルのことです。
渦原琴子、通称こっこちゃんの家は大家族で、
円卓が六畳間にでんと鎮座しています。

じいちゃん・ばあちゃん・父・母・そして三つ子の姉。
しかも姉たちは近所でも学校でも評判の美人揃い。
父はハンサムで阿呆だからモテたラガーマンで、ラグビーの
チアリーダーをしていた母もやっぱり美人で阿呆だからモテた人です。

そんな目立ってしょうがない一家で、こっこちゃんは
自分の居場所を見つけようと懸命なのです。

それにしても、ハンサム/美人で、阿呆だからこそモテたって、
なんという安直な人物像やら。
三つ子姉も阿呆系美人らしく、妙なこだわりを感じます。
だからはっきりとは書いていませんが、こっこちゃんも
阿呆な美人さん予備軍なんでしょうね。
でも小学三年生なので、まだ本領は発揮していません。

いやあ、とにかくこの設定にひっくり返りました。
いま流行のおとぼけ美人ではなく、
きっちり阿呆に描いております。潔いです。

ふつうこんな設定にすると、浮世離れしたり、変なセリフ満載の
現実感のない人物が出来あがりそうなものですが、
西加奈子さんの実力を伺い知りましたね。
かわいらしいのかほほえましいのか判然としないのですが、
こっこちゃんは危なっかしくて目が離せない存在なんです。

クラスの香田めぐみさんがものもらいになって眼帯をしてきました。
こっこちゃんはうらやましくて仕方がないです。
香田さんはもの静かで密かな人気があり、眼帯によって
さらにそれがグレードアップ。
近づいたら伝染するといって人を遠ざけます。
こっこちゃんは、それを見て妄想します。

> 眼帯をつけたい。みんなを遠ざけたい。
> それによって得られる孤独を思ってうっとりする。
> ひとりぼっちのわたし!

円卓というタイトルが抜群にいいです。
家族の団らんの象徴みたいな道具ですね。
それに抗うかのように、孤独に憧れるこっこちゃん。
でもそれは、子供ごころながらに気を引きたい現れだってことぐらい、
すぐに見えちゃいます。
そのこっこちゃんを、ぐるぐると事件が取り囲み、
少しずつ大人の考え方を忍ばせるのです。

ラストシーンは圧巻です。
前半の楽しさ爆発の分だけ、最後のほうは少し分かりにくく感じます。
でも、ゆっくり考えれば、うん、と一つうなずけるのです。
こっこちゃんと一緒に、こころの旅へのお誘いです。

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2011/03/09 15:44

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2011/03/21 11:07

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2011/05/08 09:55

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2011/08/28 12:44

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2011/03/30 12:48

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2011/07/24 11:31

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2011/04/03 22:04

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2011/04/18 20:20

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2012/02/13 17:07

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