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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/02/22
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:18cm/233p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-390970-7
紙の本
文豪お墓まいり記
著者 山崎ナオコーラ (著)
終戦の前日、永井荷風と谷崎潤一郎がすき焼きを食べた−。互いに関わりながら生きてきた文豪たち。現代の作家・山崎ナオコーラが、お墓まいりをすることで昔の作家に会いに行く。地図...
文豪お墓まいり記
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商品説明
終戦の前日、永井荷風と谷崎潤一郎がすき焼きを食べた−。互いに関わりながら生きてきた文豪たち。現代の作家・山崎ナオコーラが、お墓まいりをすることで昔の作家に会いに行く。地図も掲載。『文學界』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
終戦の前日、永井荷風と谷崎潤一郎がすき焼きを食べた。
あの文豪を、もうちょっと知りたい。
二十六人の作家と出会う、お散歩エッセイ!
永井荷風(先輩作家)と谷崎潤一郎(後輩作家)は七歳差です。
谷崎はデビューしたとき、先輩作家である荷風から自分の小説を褒めてもらえたことが嬉しくてたまりませんでした。
一九四五年八月十四日、二人は疎開先の岡山で再会します。終戦の前日に、谷崎は牛肉を手に入れ、すき焼きでもてなします。
……このように、文豪たちは互いに関わりながら生きていました。今は、お墓の中にいます。時代が違うので、実際には関われませんが、お墓には行けます。現代の作家が、昔の作家に会いにいきます。
二十六人の文豪たち――中島敦、永井荷風、織田作之助、澁澤龍彦、金子光晴、谷崎潤一郎、太宰治、色川武大、三好十郎、幸田文、歌川国芳、武田百合子、堀辰雄、星新一、幸田露伴、遠藤周作、夏目漱石、林芙美子、獅子文六、国木田独歩、森茉莉、有吉佐和子、芥川龍之介、内田百閒、高見順、深沢七郎。【商品解説】
著者紹介
山崎ナオコーラ
- 略歴
- 〈山崎ナオコーラ〉1978年福岡県生まれ。國學院大學文学部日本文学科卒業。作家。著書に「母ではなくて、親になる」「美しい距離」「かわいい夫」など。
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紙の本
礼儀をもっておまいりします
2019/03/13 15:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
墓まいりといっても、自分の親族のそれでも友人のそれでもない。
会ったこともない、けれどその作品が気になって、書いた作家その人も人生もそうだが、その人は死後おさまっているお墓にまで興味をひかれる。
そんな趣味はないという人は当然多いだろう。
しかし、やはりおまいりしてみたい、あの作品を書いた人はどんな墓で眠っているのか見てみたい、と思うファンもまた当然いる。
作家の墓めぐりのようなガイド本まであるぐらいだから。
最初この本を見つけた時、山崎ナオコーラさんはそういうガイド本まで書くようになったのかと意外な気持ちになった。
しかし、これは文芸誌「文學界」に2年に亘って連載されていた、正統「文豪お墓まいり」なのである。
もちろん、お墓まいりであるから、そのお墓がどこの霊園、例えば多摩霊園とか谷中霊園とか青山霊園といったように、そのお墓のある霊園やお寺の名前ははいっている。
あるいは、山崎さんがお墓まいりの途中で立ち寄った食事処なんかの記述もある。
だから、ガイド本の側面もないではない。
けれど、この本はお墓まいりの名を借りた、山崎さんの作家としての決意のようなそんな仕掛けになっている。
おまいりしたお墓は、中島敦、永井荷風、谷崎潤一郎、太宰治、幸田文、星新一、夏目漱石、獅子文六、高見順など26名の「文豪」の方々。
その墓前で「作家にはいろいろな道がある。みんなで同じ道を目指す必要はないのだ」とつぶやく、山崎さんの健気さにちょっとしんみりさせられた。
紙の本
お墓参り
2019/04/20 19:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文豪や絵師のお墓にお参りしつつ、それぞれの作品作風や家族の事などもかいつまんで説明してあります。
多くの文豪のことを効率よく読めて面白かった。
あと、墓苑ちかくのお食事処も記載されてる。