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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/05/10
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:18cm/239p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-391022-2
紙の本
ざんねんな食べ物事典
著者 東海林さだお (著)
食べ物に漂うそこはかとない“ざんねん”感を検証してみた表題作から「ラーメン行動学」まで、爆笑必至のショージ節エッセイ。村瀬秀信との対談も収録。『オール讀物』連載他を単行本...
ざんねんな食べ物事典
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商品説明
食べ物に漂うそこはかとない“ざんねん”感を検証してみた表題作から「ラーメン行動学」まで、爆笑必至のショージ節エッセイ。村瀬秀信との対談も収録。『オール讀物』連載他を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
東海林さだお
- 略歴
- 〈東海林さだお〉1937年東京生れ。早稲田大学露文科中退。「アサッテ君」で第30回日本漫画家協会賞大賞受賞。紫綬褒章受章。著書に「明るいクヨクヨ教」など。
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紙の本
東海林さだおさん、「文藝春秋」にビビる??
2019/06/20 16:15
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文藝春秋は出版社だからたくさんの雑誌も出している。
東海林さだおさんのこの本の初出誌となっているのが「オール讀物」で、連載時は「男の分別学」というタイトルだ。
この「オール讀物」は直木賞の発表誌でもある。
ならば、直木賞と双璧となる芥川賞の発表誌である「文藝春秋」は、「オール讀物」と対となる雑誌かといえば、少し違うような気がする。
実はこの本には「オール讀物」の連載以外に、2018年11月に「文藝春秋」に発表した「僕とインスタントラーメンの六〇年」というエッセイも収録されているのだが、そこにゴチック体で黒々と「月刊文藝春秋特別寄稿」と銘打たれているのだ。
なんとなく、ついに「文藝春秋」に載ったぞ! みたいな、感情の高ぶりがこの十文字のゴチック体に感じられないか。
ただ、このエッセイが爆笑ものかといえば、どうも肩に力が入り過ぎて、ワンバウンド投球のように感じもしたが。
今回の書名は大ヒットとなった『ざんねんないきもの事典』(今泉忠明 監修)にちなんだ(パクった?)もので、この中に「ざんねん」とついたエッセイが2本も入っているのは、東海林さだおさんも相当にお気に入りのようだ。
一つは「残念な人たち」で、もう一つが表題作の「ざんねんな食べ物事典」。
そういえば、「男の分別学」は東海林さん得意の食べ物エッセイだけでなく、食べ物に関係のない人物や世間や歌などもネタになっていて、そのあたりで東海林さんのもう一つの人気エッセイ「丸かじり」シリーズと差別化されている。
東海林さんのエッセイはやっぱり「オール讀物」や「週刊朝日」が似合うかも。