透明な螺旋 （ガリレオ）

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投稿者：Haserumio　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

先日、アマプラで『沈黙のパレード』を観て、ふとガリレオ物を読みたくなり、そういえば本書がまだだったので早速購入して一読。途中から止められなくなり、仕事を放り投げて一気読みしてしまいました。こんな話ほんとうにあり得るかと感じつつも、東野マジックで最後は上質のコーヒーが醸し出したかのような余韻と感慨に浸りました。読み終ってみれば、タイトルの意味深さと多義性に納得。

「命じられたこととはいえ、一人の老女を騙した。その挙げ句、人殺しをさせてしまった。」（272頁）
「信じていたかったのだ。自分が捨てた子の娘と過ごしている、と思いたかった。それは夢のような時間で、生き甲斐を感じられた。」（295頁）

主人公たちを含む登場人物たちの個性、トリックやどんでん返しの妙などを含め、作者のストリーテリングに酔わされた一作。と同時に、『砂の器』を想起させる人間の一生と業の物語でもありました。

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投稿者：Monty　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

知ることと知らないこと、本当の家族とは、最後の一行にとても考えさせられた作品。面白い、というのは言わずもがな

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投稿者：わかめ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

幼いころに本当の親と別れた人々の話である。逃避行の部分があったり、人間関係がわかりやすく書かれていて、読みやすかった。なんとなく結末がわかりそうだが、最後にどんでん返しがあり、湯川学シリーズのファンとして、最高だった。

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投稿者：mk　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

途中までは「先が読める展開だな、東野圭吾にしては…」と思っていましたが、最後まで読むと「やっぱり東野圭吾はおもしろい！」と納得の作品でした。湯川教授のこともいろいろとわかって、そちらでも楽しめました。

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投稿者：東野ファン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ガリレオ作品の新作！途中からページをめくるのが止まらなくなりました。
複数の女性が出てきますが松坂慶子、由紀さおり、草笛光子をイメージしながら読みました。

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投稿者：もも　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

犯人やトリックよりも、それぞれの人生に心打たれる作品でした。
特に湯川先生自身について深く語られていたこと、そして物語のなかでもちゃんと年月を経て今に至っていた事が印象深い一冊でした。

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投稿者：リオボカ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

湯川教授の専門知識ではなく、観察眼で事件の
真相に達する展開でしたが、面白かったです。教授の生い立ちや私生活が明らかになるのは新鮮でした。

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投稿者：BB　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

プロローグは戦後の時代の空気を映すかのようなやや野暮ったい文体。最初、一瞬、自分は東野作品を読んでいるのかどうか分からなくなる不思議な感覚。さすが東野さんは表現が多様。第1章から東のミステリーが始まった感じがして、やがて湯川が登場。しかしほかのガリレオシリーズとは趣が異なるような・・・。従来のガリレオ作品を読んでいる人は、より楽しめるが、初めて読んでも十分楽しめる。
奇をてらうことなく、しかし二転三転しながら伏線が回収され、そして最後に思わぬ展開。人気作家はやはりすごい、やはり面白い、と納得してしまった。
すでに映像が頭に浮かぶ。ドラマでも映画でもいいが、映像化が待ち遠しい。

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投稿者：カレイの煮付　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ガリレオ博士の家族の秘密について、初めて知った内容だった。ガリレオシリーズで、ガリレオ博士の家族について、ここまで触れている本は無かったのでは？と思う。

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投稿者：なま　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

大人気のガリレオシリーズの十作目の作品です。湯川博士の秘密とは一体なんだったのでしょうか？ワクワクするような展開は今回も同じで、すごく楽しめました。

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投稿者：ぴょん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

読み終わったのですが、とても怖かったです。怖いなあ…と思っちゃいました…先生のバックグラウンドを知れたのは良かった◎

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投稿者：はいね　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

このシリーズも長く実写も見てるので読んでていても俳優さんの映像で入ってくるよ。
湯川先生の歴史が・・・しかし内海さんとはラブになることも無く一体何年経ってるのだろう。
いつものように読みやすく楽しみました！

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投稿者：チップ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「ガリレオ」シリーズの新作
あの湯川教授がお母さんの介護の為に実家に戻ってるとは、月日の流れを感じます。
事件は複雑なトリックもなく、
「なんで殺すの？ほかに方法はいくらでもあるのに」と思っていたら、
動機は少しひねりがありました。

犯人をミスリードさせる為の登場人物だと思っていた人が意外なバックが一番のトリックで驚きました。

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投稿者：ぽんぽん岩　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ最新刊の長編。湯川の物理学者としての活躍はなし。
登場人物もさほど多くなく、相関図も頭に浮かびやすい、一気に読み終えました。　
ガリレオっぽくはないけど、今作の結末、これまで多くの事件に関わり何かしら変化のあった今の湯川だからこそでしょうか。作品の中でも月日はしっかり流れています。湯川も白髪あるって言ってましたし。
雰囲気は加賀恭一郎シリーズっぽいですが、それだと動機に関わる経過を明かさないって事は出来ない？刑事ですし。湯川は大学教授だからいいの？
湯川の生い立ちや「学」の由来も明らかになり、湯川の過去の所では、ちょっと違うけど大岡越前を思い出したり…
次も楽しみです。

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投稿者：hid　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

湯川教授って、こういう設定だったんだ。
久しぶりにシリーズ読んだから忘れてた。
今回は湯川教授は必要なかったんじゃない？って途中まで思ってた、
にしても、こんなに不遜な態度とる人だったっけ？