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知事の真贋
著者 片山善博
リーダーのなすべき仕事とは何か?良い知事とダメな知事の見分け方とは?新型コロナ対応では各都道府県の知事たちの言動が注目された。国の方針に唯々諾々と従うだけの知事もいれば、...
知事の真贋
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知事の真贋 (文春新書)
商品説明
リーダーのなすべき仕事とは何か?
良い知事とダメな知事の見分け方とは?
新型コロナ対応では各都道府県の知事たちの言動が注目された。
国の方針に唯々諾々と従うだけの知事もいれば、現場の実態に基づき臨機応変に対応した知事もいた。
マスコミ露出の多寡ではわからない「知事の実力」とは何か。前鳥取県知事が自らの体験を元に解説する。
第一章 知事たちの虚を突いた感染症
第二章 法的根拠を欠いた知事の自粛要請
第三章 各都道府県知事の閻魔帳
第四章 問われる全国知事会の役割
第五章 東京都政と大阪府政を診る
第六章 ポストコロナ時代の首長と議会
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紙の本
コロナに限らず地方自治全体について言及
2020/11/30 17:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は自治省の高級官僚、鳥取県知事を歴任し、現在は大学教授である。本書は、今回のコロナ騒動における各地の知事の対応について、知事経験に基づいて解説したものである。政府や知事が法律や条例に基づかずに必ずしも有効ではないウイルス対策を先行させた。これは、法治国家としてあってはならないと、著者は強い危惧を呈している。「はじめに」で、著者は<本書の中には何人かの知事に不愉快な思いをさせる記述があるかもしれません。ただ、決して他意はありませんし、・・・>と記述している。最も、不愉快な思いをした知事は小池東京都知事であろう。著者の筆致はあくまで冷静であるが、◆<小池知事が熱心なのは、キャッチフレーズと話題づくりです。都政についての理念や方針が定まっているわけではないので、つまみ食い的に話題になるものを取り上げているという印象です。>知事ではないが、前安倍内閣についても、<現場から遊離し、事実をねじ曲げて、少人数で決めてしまう政権が歩むのは、破綻への道です。そうしたほころびが随所に見られ、特に新型コロナウイルス対策ではお粗末さを露呈しました。国民は取り敢えず欺いたりだましたりできても、その手法はウイルスには通用しません。ウイルスは権力を忖度してもくれません。>と手厳しい。知事のマスコミ露出度と成果は必ずしも相関関係がないことがわかる。コロナ対策に限らず、地方自治全体を考えるうえで、貴重な一冊であると思う。ただし、著者の知事時代の話題では、自分はこうして対応したという、いわば成果のみに終始しているが、反省点や失敗談の記述があると、本書全体の説得力がより増すのではないだろうか・・・。
紙の本
興味深い
2024/04/01 18:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
鳥取県知事であった片山さんのリーダー論として、興味深く読むことができました。トップのなすべき仕事が、わかりやすかったです。