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紙の本
歴史探偵忘れ残りの記 (文春新書)
著者 半藤 一利 (著)
歴史に遊び、悠々と時代を歩んだ昭和史最良の語り部、半藤一利が遺したエッセイ集。歴史のよもやま話から、ことばのウンチク、悪ガキ時代を描いた自伝的エッセイまで収録する。絶筆と...
歴史探偵忘れ残りの記 (文春新書)
歴史探偵 忘れ残りの記
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商品説明
歴史に遊び、悠々と時代を歩んだ昭和史最良の語り部、半藤一利が遺したエッセイ集。歴史のよもやま話から、ことばのウンチク、悪ガキ時代を描いた自伝的エッセイまで収録する。絶筆となった「あとがき」も掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
歴史のよもやま話から悪ガキ時代を描く自伝的エッセイまで。
昭和史最良の語り部
半藤さんの遺した「人生の愉しみ方」
第一章 昭和史おぼえ書き
第二章 悠々閑々たる文豪たち
第三章 うるわしの春夏秋冬
第四章 愛すべき小動物諸君
第五章 下町の悪ガキの船出
第六章 わが銀座おぼろげ史
【商品解説】
書籍に収録されていなかった随筆をテーマ別に再編集。昭和史、文豪、動物、少年時代や古き良き銀座の思い出まで、ファン必読の1冊。【本の内容】
著者紹介
半藤 一利
- 略歴
- 〈半藤一利〉1930〜2021年。文藝春秋入社。『週刊文春』『文藝春秋』編集長などを歴任。作家。著書に「昭和史」など。
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紙の本
読書量に裏打ちされた洒脱さを感じます
2021/06/27 12:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:第一楽章 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文藝春秋営業部が書店や取次会社に配っている「新刊のお知らせ」のフロントページに掲載されていた、半藤さんのエッセイを中心にまとめた随筆集です。膨大な読書量と好奇心のなせる技か、どのエッセイも洒脱で余裕があります。
半藤さんは、当時は銀座のみゆき通りにあった文藝春秋社に就職されたのですが、
「そして少々会社にも住み慣れて、自分でも驚くほど身綺麗になったころ、暇があれば、社の五階の窓からぼんやりと長時間、みゆき通りを行きかう人びとを見下ろすことを趣味とした。これはほんとうに楽しかった。何時間もあきることなく銀座人種を眺めていた。
女性が日を追うごとにどんどんキレイになっていった。雨の日なんかも、傘、傘、傘がまん丸く重なって、眼下の通りを右に左に流れていく。それはそれはみごとな景で、はじめのころは黒い傘ばかりであったのが、そこに赤や青や緑のあざやかな色がまじるようになったのは、たしか昭和二十九年秋ごろから。銀座の華やぎは傘の色から始まっていた。」(P.201)
春は別れの季節でもあります。今年も大変お世話になった方の何人かがまもなく定年退職を迎えられます。若い頃の武勇伝、仕事への情熱、軽妙なかけ合いが聞けなくなるのは寂しい限り。そんなことを思いながら読みました。
半藤一利さんも今年の1月に他界されました。その絶筆となったのが、本書のあとがきです。
「乱読の弊をいう人もいるようであるが、そんなことを信じない。弊なんてものはない。新しい事実を知ることにいい知れぬ楽しみがあって、むしろ脳みそのコリをほぐすのに役立つ薬と思っている。」(P.261、あとがきより)
紙の本
教養が深まりました。
2021/05/31 11:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
優しい語り口に引き込まれて、すいすいと読み進めました。
短い作品ばかりなので、空き時間に読みやすかったです。
語源や昔の東京の様子や俳句など、さまざまな教養が深まりました。