電子書籍
面白いです
2021/03/22 12:50
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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回リンカーンが国外に出るシリーズで面白いです。
ナンシーが何となく怪しいんですかね?アメリアとすごい険悪です。
紙の本
CIA以外にもあった狙撃機関
2017/12/13 22:26
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投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
リンカーン・ライム・シリーズの文庫最新刊である。随分続くものであるが、やや疲労も見えている気がしている。人気シリーズの作家もこう見ると順風満帆というわけにはいかないと思われる。いずれ潮時が来ると思っていれば、そんなことは問題にならないであろう。しかし、趣味で書いているわけではないので、続けていこうと思えば、アイデアを駆使してシリーズを盛り上げていかなければならない。やはり苦闘は続くであろうことは想像がつく。10作目となれば、当然かもしれない。
ということで、本書は殺人事件の舞台をバハマに移したところが新機軸なのかもしれない。つまり、ニューヨーク市内や米国国内での事件とは異なるわけである。法令も異なり、法執行機関である警察も異なるわけである。場所はフロリダ半島の目と鼻の先であるバハマである。近くても外国には違いがない。
そのバハマで米国人と思しき活動家がホテルの一室で狙撃されて死亡する。記者にインタービューを受けていたところを狙われたのだ。記者と活動家のボディガードも死亡するという殺人事件であった。
ここからが複雑である。米国の連邦政府機関がその狙撃に関与していたというのだ。政府機関が殺人に関与すること自体が日本ではよく理解できない。国益に沿わないことは排除するというCIAの海外工作活動からすれば特段不思議ではないが、わが国では異常事態である。
これに対してライム自身も外に出ての活躍である。これも意外である。動くこと自体が命に係わるのだから、よくぞ外に出たと思われる。これもシリーズ盛り上げの一策か。あれこれを交えて、面白く読めたことは確かであった。少なくとも前作や前前作のように時代の波に乗ったITやネットなどの素材を駆使したものとは趣が異なる。
リンカーン・ライム・シリーズはどんでん返しが有名である。今回も期待に違わぬストーリーで、中身は読んでのお楽しみである。翻訳に何年もかかる大作であるが、次作の池田さんの作品が待ち遠しい。期待したい。
紙の本
緊迫した展開の連続
2019/05/11 11:21
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ライム対スナイパー。容赦なく証人を消していく犯人との闘いが序盤からテンポよく進んでいきます。スナイパーによる盗聴、爆破など、サックスもライムもピンチになり、緊迫したストーリーですごく良かったです!下巻が更に楽しみ。
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いや、面白いのだけれども
「ウォッチメイカー」以降
なんだかイマイチ「グッとこない」のは何故か
「リンカーンの体の具合」
「アメリアの心の動き」
「チーム操作」
「時々過去のトラウマのようなものを匂わす犯人」
「明確なテーマ」「どんでん返し」と、要素が必ず揃ってて、読んでいても点検するような感じ。逆にいうとそれでも「面白いのだけれど」
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【影なき凄腕暗殺者にリンカーン・ライムが挑む!】政府に雇われた狙撃手が無実の男を暗殺した。その策謀を暴くべく、秘密裏に捜査を始めたライム。だが証人が次々と消されていく……。
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久々のリンカーン・ライムシリーズ。ここ2作位はどちらかという惰性で読んでいる、というか今回もきっといつもと同じ感じだろうと、期待値を下げて読んでいる。そうしないと、あぁなんだか満足できないなという想いにかられてしまうから。
ということで読み始めたが、やはり期待は裏切られないというか...科学捜査が醍醐味なのに上巻ではほとんどなし。アメリアもライムもそれに違和感を感じているので、下巻では大きく動くだろうけども、そこがまず残念な点。その次は、やはりシリーズを通じて読んでいるので、展開はおおむ読めてしまうこと。例えば、アメリアがカフェで爆弾の餌食になるかもという所。これまでの例で、きっと危機一髪逃げ切れるんだろうなと思ってしまって、読み手に緊迫感が生まれない。同じようにライムが海に突き落とされた所にしても、きっと助かるんだろうなということくらいは分かるので、あぁどうしようとならない。これがウォッチメーカーが犯人だと違うのかもしれないが、そうじゃなきゃきっと予定調和でしょうと思ってします。
読みなれているからかもしれないが、上巻で驚くことは特になし。ワクワクする展開もなし。これは下巻でワクワクがなければ…期待します。
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今回ライムが今までにない行動をとることがシリーズで読んでいる者にとっての喜びであったり。
サックスにも喜ばしいことがあったり。
ただ事件としてはそこまで大きくびっくりさせられることもなくどちらかと言えば上巻がどきどきし、下巻はさっと読み進める感じでした。
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久しぶりにライムシリーズ!今回は証拠がなかなか集まらないという、いつもとは異なる展開に、ドキドキ感が増してます。
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リンカーンシリーズ。
バハマで反米運動家が殺害される。超長距離狙撃による暗殺だった。
現場がバハマってだけで、面倒なのに、地方検事補が、それは非合法暗殺事件で追訴したいから力をかせと乗り込んでくる。
この検事補ローレル女史が、いい。
なんか、最初すごい嫌なヤツで、サックスはつんつんしているのだけど、最後に向かってすごく人間らしくなる。その人間らしさが出てくる過程が、リンカーンチームの個々を尊重しながらつながりを大事にするっていう雰囲気にのまれながら抗いながら一枚一枚ベールをはいでくようで心にくい。
うん。生まれながらにつんつんしている人はいない。
自分がちゃんと尊重されるとわかれば、殻を脱ぎ捨てることができる。
仕事をきっちりすることで、それができるっていうのは、ある意味最高の職場かもしれないww
不気味なテロリスト視点の話もあって…。
無駄に腹が減ります。
あと、貝印はディーヴァーに宣伝費を払うべきなんじゃね、ってぐらい貝印が欲しくなったよ。
そして、どんでん返しの神は、とんでもないものをもってきました。
007の小説の時も思ったけど、ディーヴァーは<そこにある危険>まだ見えてないけれど、ほんの先の未来にかならず<危険>になるものを熟知していると思う。
ってことで、ようするにそういうことなのだ。
私たちに、もう安息の地はないのかもしれない。
って、ライムの最後の選択に驚愕した。
でも、そうだよね。
身をまもるってことは、そういうことだし、失ったから得るものもある。
切ないね。
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リンカーン・ライムシリーズの第十作。
証拠を求めてライムがバハマに行くとは。
強制的に海水浴をさせられるという危険な目に遭い、
電動車椅子も失うが、
もっと外出したい気持ちになったようだ。
そのバハマで女性の死亡事故を殺人と見破り、
協力的ではない現地警察と駆け引きし、
その後証拠を読み解いていく場面はさすが。
(下巻へ)
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リンカーン・ライムシリーズ#10。
犯人の凶器の一つが貝印の「旬」という包丁である。貝印ってすぐ切れなくなるイメージなんだけど(研ぎ方が悪いんだべな)、つい買ってみたくなる。
あまりアクロバチックでない、ほどよいドンデン感が心地よい。
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リンカーン・ライムシリーズ10作目。これも終盤に怒涛の展開が。本当に悪いヤツは誰だ?と考えさせられる。
最初に11作目を買ってしまい、ずいぶん長い間積んだままになっていたけど、ようやく追いついた。
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おい!文春文庫!!
俺様の大好きなロナルド・プラスキーが登場人物一覧に載ってないじゃないか!!
えっ今回出てこないの?って思ったらちゃんと出てくるじゃないか!!
憤慨のまま下巻へGO!
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(上下まとめての感想)
スナイパーものか…
不謹慎だけど遠距離からの殺人って心理的葛藤が少ない気がするのと、殺人方法が決まっているので少しがっかり。ただそれでも今回は犯人が複数いてそうでもなさそうといって再浮上。しかし犯人が政府?みたいなおおごとの陰謀系と聞いてまた沈む。直接制裁のほうが圧倒的に気分いいし。
趣向は凝らされていたし、ライムが部屋を飛び出してみたりサックスにも心身ともの変化があったりと読みどころもあったものの、うーん。
諸般の事情で先に読み終えていたスキンコレクターよりも今ひとつ。バーニング・ワイヤーとこれは、3.5があったら3.5かなあ。ただ、他の作品との相対評価であって、世に出ている普通の(失礼だけど)から比べたらやはり、面白いのでぐるぐる考えてやはり、4で。
ちなみに犯人が料理好きでWebにレシピあり。なんかそういうサービス精神まで一流なんだなあディーヴァー …そこは感激!
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リンカーン・ライム・シリーズもこれで10作目だそうだ。手を変え品を変え、のアイディア・マシンみたいな作家ディーヴァーの今回は、カリブ海、バハマを舞台にしたスケールの大きな国際謀略もの。最早、警察小説というジャンルではなく冒険小説の領域である。
反米活動家のモレノが2,000mの長距離狙撃で暗殺される。しかも同席した記者とボディガードは砕け散ったガラスの破片で切り裂かれて共に犠牲となる。と、相変わらずど派手な現場づくりだ。
暗殺したのは政府の秘密組織なのか? いつにも増して阻害要因の多いバハマの地でリンカーンとサックスの捜査は困難を極めるし、またまた複雑な人間関係や組織間、国家間の利害関係が難解で、読書疲労度が半端ではない。
さらにいつものディーヴァーのお遊びがあって、モレノ殺害を実行したエージェントのコードネームはドン・ブランズ。
「ドン・ブランズってシンガー・ソングライターがいるでしょう。フォークやカントリーのジャンルで活躍してる人。なかなかいい曲を書くのよ」とは、アメリア・サックス。彼女もカントリー・ミュージックのファンだったのか。
また本書を最も盛り立てるのが、料理と刃物が大好きな殺し屋ジェイコブ・スワンなのだが、彼のレシピをディーヴァーのサイト https://www.jefferydeaver.com で掲載しているらしい。もちろんレシピの本当の作り手はディーヴァー自身。
ディーヴァーの作家外ジャンルを使ったクロスオーバーお遊びはとどまるところを知らない。
いつものひねりにひねった終盤のプロットは今回は国際的とあってより大風呂敷度が強い。その分凝り様が多重化し過ぎていて読後の疲労度が激しい。リンカーン・ライムもの人気が徐々に下火になるとは聞いていたけれど、本作あたりからそう言われてるのかな?
ちなみに本作ではおなじみのハヤブサは子育て中らしく、なごみました。