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商品説明
トール、ダイキ、シュン、マチは、「テツヨン」とよびあう仲良し4人組。ある日、ムードメーカーのダイキが引っ越すことになった。トールはテツヨンの友情は変わらないと信じていたのだが…。友情の変化を描いた成長物語。【「TRC MARC」の商品解説】
「テツヨン」とよびあう仲良し4人組のムードメーカー、ダイキが引っ越すことに。変化を受け入れられない主人公トールは、おじいちゃんが残した言葉をきっかけに、見えていなかった「テツヨン」の内面に気づきはじめる……。オモテとウラの顔があることにはじめて気づいた怖さ。ウラガワをもつからこそ感じる人間らしい魅力……他人の心にふれるとまどいを、等身大の目線でみずみずしく描く。友情の変化がリアルな成長物語。【商品解説】
著者紹介
佐藤まどか
- 略歴
- 〈佐藤まどか〉東京都出身。「水色の足ひれ」でニッサン童話と絵本のグランプリ大賞を受賞し作家デビュー。ほかの作品に「アドリブ」「ぼくらの青」など。
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紙の本
『月にトンジル』
2021/08/29 20:09
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大樹(ダイキ)、旬(シュン)、万千(マチ)、そしてぼく徹(トール)
幼稚園時代からつるんできた遊び仲間の“テツヨン(鉄の四人組)”
来年は四人いっしょに近くの市立中学に行くと決めていたけれど、大樹が引っ越すことになりすきま風がふきはじめる
表向きは友だちみたいな顔して、いざとなったら本当の友情はなにもなかった……
くずれていく固く結ばれていた“テツヨン”のきずな
「けどな、月には、こっちから見えないウラガワがあんだよ。ウサギのいねえ、ムスッとした顔のほうだ。けど、それも月なんだ。わかるか?」
死んだじいちゃんが残したことばをきっかけにみんなの心に気づきはじめたトールは、里帰りする大樹の歓迎会を計画するが……
《等身大の目線でみずみずしく描くリアルな成長物語》──帯の紹介文
著者は『アドリブ』で第60回日本児童文学者協会賞(2020年度)を受賞したイタリア在住の作家 佐藤まどか
6年生の表情にウラガワまで表現するイラストはさすがの佐藤真紀子
あかね書房“読書の時間”レーベルから、2021年5月刊
《中学年から高学年向けの創作読み物シリーズです。朝読などにも最適! ふしぎでワクワクするお話から、家族や友情のことまで、楽しくて心温まる物語と出会えます!》──“読書の時間”サイトの紹介文(既刊10冊)
月のウラガワを想像しながら読むのもまた楽し