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- カテゴリ:医療従事者
- 発売日:2015/06/22
- 出版社: 医学書院
- サイズ:21cm/205p
- 利用対象:医療従事者
- ISBN:978-4-260-02403-7
紙の本
オープンダイアローグとは何か
著者 斎藤 環 (著+訳)
精神医療を刷新するアプローチ「オープンダイアローグ」。その発展と普及に寄与してきたヤーコ・セイックラ教授の論文3本の翻訳をメインに、オープンダイアローグの概略、実践の背景...
オープンダイアローグとは何か
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商品説明
精神医療を刷新するアプローチ「オープンダイアローグ」。その発展と普及に寄与してきたヤーコ・セイックラ教授の論文3本の翻訳をメインに、オープンダイアローグの概略、実践の背景にある考え方、思想、具体的な手法を解説。【「TRC MARC」の商品解説】
依頼があったら「24時間以内」に精神科の「専門家チーム」が出向く。そこで患者・家族・関係者をまじえて、状態が改善するまで、ただ「対話」をする――フィンランド発のシンプルきわまりないこの手法に、なぜ世界が注目するのか? 第一人者セイックラ氏の論文と、斎藤環氏の熱情溢れる懇切丁寧な解説が融合。生き生きとした事例、具体的なノウハウ、噛み砕いた理論紹介で、オープンダイアローグの全貌がわかる!【商品解説】
収録作品一覧
オープンダイアローグとは何か | 斎藤環 著 | 7−78 |
---|---|---|
精神病急性期へのオープンダイアローグによるアプローチ | Jaakko Seikkula 著 | 81−115 |
精神病的な危機においてオープンダイアローグの成否を分けるもの | Jaakko Seikkula 著 | 117−147 |
著者紹介
斎藤 環
- 略歴
- 〈斎藤環〉1961年岩手県生まれ。精神科医。筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。爽風会あしたの風クリニック診療部長。著書に「「社会的うつ病」の治し方」など。
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2016/03/15 18:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カインズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ソーシャルワークとメンタルケアを一体的に提供できるアプローチを模索していました。オープンダイアローグをソーシャルワークのアプローチとするのは、他の領域から異論が出るかもしれないが、ソーシャルワークが大切にしていたもの、自己決定による権利擁護が完全になされる結果になるし、支援者(治療者)のチームが中心になるのではなく、コミュニティの社会ネットワーク・メンバーが対等な立場で対話をするあり方は、医療モデルではありえないし、ソーシャルワーカーが得意とするはずの社会モデルでしか成立しないあり方だと思う。しかもそれが、しっかりした理論・思想に支えられていることは、今まで専門性が疑問視されていたソーシャルワークにおいては、しっかり自分たちの中に取り込まなければならないと思う。
さらに進めば、職種による立場の違いなどで必ずしも支援者チームが同じ方向を向くことが出来なかった今までの事を考えると、職種を超えたアプローチが出来、自然な形で社会福祉の実現へ歩めるのではないかと期待できるアプローチだと思う。