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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/03/03
- 出版社: 笠間書院
- サイズ:19cm/265p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-305-70936-3
読割 50
紙の本
ツッコミ読み!裏切りの日本昔話
著者 ながたみかこ (著)
浦島太郎は復讐ストーリー? 舌切り雀は策略満載の昼ドラ? おなじみの日本昔話12話を取り上げ、裏読みしたりツッコんだりしながら考察。視点を変えたショートストーリーや、登場...
ツッコミ読み!裏切りの日本昔話
ツッコミ読み 裏切りの日本昔話
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商品説明
浦島太郎は復讐ストーリー? 舌切り雀は策略満載の昼ドラ? おなじみの日本昔話12話を取り上げ、裏読みしたりツッコんだりしながら考察。視点を変えたショートストーリーや、登場人物への人生相談なども掲載する。【「TRC MARC」の商品解説】
多くの人が子供のころから親しんできた、おなじみの日本昔話。
無邪気に楽しむ一方、心の底でこんな疑問が浮かんだことはありませんか?
「なぜ乙姫は、開けたら年を取ってしまう玉手箱を浦島太郎に渡したの?」
「かちかち山のうさぎの仕返しってやりすぎじゃない?」……などなど。
大人になると「所詮子供向けのお話だから、多少おかしくても仕方ない」と片付けてしまいがちですが、じつはそんなツッコミをもとに昔話の背景や裏事情を想像することで、より奥の深い楽しみ方ができるんです。
本書では、ふだんは子供向けの本を中心に活躍中で昔話や民話・伝説にも詳しい著者が、資料や文献を紐解きながら“大人向け”の昔話の新解釈を披露。
王道の昔話12話を取り上げ、成り立ちや様々なバリエーションを踏まえて理解を深める考察と「じつはこんな裏側があったのでは?」と自由にイマジネーションを膨らませたifストーリーなどの読みものも展開します。
「あのキャラクターは本当は裏切っていた」、「あの話の背景はドロドロだった」などという秘められた裏切りや裏事情を通して、「いいお話」としての昔話のイメージを「裏切る」新しい楽しみ方を提案します。
【目 次】
はじめに
第1章 浦島太郎―乙姫の愛と復讐
第2章 たにし長者―入れ替わった男
第3章 こぶとり爺さん―異端の象徴としての「こぶ」
第4章 手なし娘―継母の執念とその背景
第5章 花咲か爺さん―花は本当に咲いたのか?
第6章 舌切り雀―爺と雀の二時間サスペンス
第7章 鶴の恩返し―人情と金のはざまで
第8章 猿の婿入り―異類婚姻譚はなぜ悲劇に終わるのか
第9章 かちかち山―残酷描写・言葉遊び満載のエンタメ?
第10章 食わず女房―普通の暮らしにあこがれた山姥
第11章 耳なし芳一―天才アーティストを巡る嫉妬と愛情
第12章 桃太郎―次世代ヒーローとして求められること
あとがき
参考文献【商品解説】
目次
- はじめに
- 第1章 浦島太郎―乙姫の愛と復讐
- 第2章 たにし長者―入れ替わった男
- 第3章 こぶとり爺さん―異端の象徴としての「こぶ」
- 第4章 手なし娘―継母の執念とその背景
- 第5章 花咲か爺さん―花は本当に咲いたのか?
- 第6章 舌切り雀―爺と雀の二時間サスペンス
- 第7章 鶴の恩返し―人情と金のはざまで
- 第8章 猿の婿入り―異類婚姻譚はなぜ悲劇に終わるのか
- 第9章 かちかち山―残酷描写・言葉遊び満載のエンタメ?
著者紹介
ながたみかこ
- 略歴
- 〈ながたみかこ〉三重県出身。著述家。絵本や童話などの児童書の他、小説やエッセイ、作詞なども手掛ける。著書に「こわくてふしぎな妖怪の話」など。
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紙の本
説得力あり
2021/09/16 14:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まい - この投稿者のレビュー一覧を見る
多くの文献を引き、説得力のある考察。
内容は重いが、軽いタッチで書いているので読み進めやすい。
紙の本
その昔、大人も子供も一緒になり楽しんだであろう『昔話』
2021/03/29 04:17
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
その昔、大人も子供も一緒に成り楽しんだであろう『昔話』を、オフロードの不条理や理不尽さの凸凹な道だとすれば、今風の極めて「一般的なお子様向けの昔話」は、その不条理や理不尽さの、山や谷をほとんど削ったり埋めたりして、舗装までして「教訓」への、一直線のオンロードの道。ーーーそんな道から外れたら「裏切り」かもしれないが、人生には、不条理や理不尽は付きものーーーまた異端な人ほど、そっちに惹かれる。 そして、そこにこそ、強烈な味付けや、深みがある。ーーーーそれを「昔話」の中に探りに行く旅をする本。
読んでいて、発想が軽やかでよい。