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商品説明
小説の散文をゆるやかに撓め、時に華麗に韻を踏み、不意に甘やかな口語の科白がとびかう、そしてついには詩を論ずる。この多様な文体を重ねる離れ業に、「君」は、ついてこれるか―。【「BOOK」データベースの商品解説】
行こう、君と一緒なら。行こう。もはや昔のようには、麻痺して手術台の上に横たわる患者のように宵闇が迫らなくても−。小説の散文をゆるやかに撓め、時に韻を踏み、不意に口語の科白がとびかう。多様な文体を重ねた作品。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
佐々木 中
- 略歴
- 〈佐々木中〉青森県生まれ。東京大学大学院人文社会系基礎文化研究専攻宗教学宗教史学専門分野博士課程修了。博士(文学)。作家、哲学者。法政大学非常勤講師。著書に「切りとれ、あの祈る手を」など。
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書店員レビュー
これは私小説なのか、はたまた論考か。
ジュンク堂書店新潟店さん
これは私小説なのか、はたまた論考か。
すっかり作家としての仕事が板についた俊傑佐々木中の小説第四弾。
流麗な文体と押韻は相変わらずさすがの一言。
その中にふいに顕れる一見不似合いな台詞回しももう慣れました、
寧ろそのアンバランスさが心地好くさえあります。
しかし、本書の目玉はやはり後半のツェランの詩論でしょう。
完全に著者本人の私論だと思う。
この論考の妥当性を評価する知識は私にはありませんが…
最後には晰子が「すべてではない女性」になったとしか思えない描写もあり、
やはりそこに佐々木中らしさを改めて感じることのできる一冊です。
人文書担当 西村