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商品説明
ヒラヒラと舞う雪花、冬の枯草の暖かい匂い、鉄の規律に縛られた軍隊生活、テーブルに刺さった赤い箸の十字架…。ノーベル文学賞候補と目される作家が自ら選んだ、農村と軍隊と信仰をめぐる9つの短篇を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
黒い豚の毛、白い豚の毛 | 5−39 | |
---|---|---|
きぬた三発 | 41−66 | |
奴児 | 67−91 |
著者紹介
閻連科
- 略歴
- 〈閻連科〉1958年中国生まれ。80年代から小説を発表。「愉楽」で老舎文学賞を受賞。2014年フランツ・カフカ賞を受賞。ほかの著書に「父を想う」「丁庄の夢」など。
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紙の本
地味な方のイェンレンコー
2019/11/23 13:20
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投稿者:りー - この投稿者のレビュー一覧を見る
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黒い豚の毛、白い豚の毛: 自選短篇集
『炸裂史』や『愉楽』なんかの素っ頓狂な閻連科か、『年月日』みたいに素朴な閻連科かと問われれば本書は間違いなく素朴な方の閻連科なのだけれど、エキセントリックなエピソードが無くともパワフルな小説だった。素朴な方の閻連科の小説を読んで気づかされるのは圧倒的な筆力の高さ。登場人物の情動や、その人を取り巻く空気が手で掴めるんじゃないかってほど力強く、かつ自然に描かれている。閻連科の入り口としては年月日や炸裂史の方がオススメだけれども、それを読んだ後で本書を読めば閻連科の底力を更に感じられるのではないだろうか。