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紙の本
巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)
著者 石井 好子 (著)
戦後まもなく渡ったパリで、下宿先のマダムが作ってくれたバタたっぷりのオムレツ。レビュの仕事仲間と夜食に食べた熱々のグラティネ—一九五〇年代の古きよきフランス暮らしと思い出...
巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)
巴里の空の下オムレツのにおいは流れる
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商品説明
戦後まもなく渡ったパリで、下宿先のマダムが作ってくれたバタたっぷりのオムレツ。レビュの仕事仲間と夜食に食べた熱々のグラティネ—一九五〇年代の古きよきフランス暮らしと思い出深い料理の数々を軽やかに歌うように綴った名著が、待望の文庫化。第11回日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【日本エッセイスト・クラブ賞(第11回)】【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
石井 好子
- 略歴
- 1922年東京生まれ。52年、パリでシャンソン歌手としてデビュー。各国の舞台に出演し、帰国後はエッセイストとしても活躍。『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』(河出文庫)等著書多数。2010年逝去。
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書店員レビュー
パリでシャンソン歌手...
ジュンク堂書店三宮店さん
パリでシャンソン歌手としてデビュー、帰国後は歌手、エッセイストとして活躍した著書の料理についてのエッセイ。
フランスで暮らしていた著書は、フランス人はとにかく食べる事について熱心だと繰り返し語っていて、身を粉にして働いてためたお金でも、高い肉を買うにはおしまないフランス人に関心しつつ、あきれている。けれど、本書を読んでいると、石井好子という人は、そんなフランス人に負けず劣らず、料理する事、食べる事を愛した人なのだなぁと、しみじみ思う。
だからこそこの本は、エッセイとはいっても、料理本としてもしっかり実用的である。料理についてのエピソードだけでなく、その料理のつくり方まで丁寧に教えてくれる。こんなに美味しいものなのだから、あなたも是非試してみて、と語りかけられているようだ。
どんな場所で読んでいても香り高いキッチンの片隅でする読書のようで、思わずお腹がなりそうになる。私達が生きていく上でかかせない、食の与える喜びを教えてくれる幸せな一冊である。
文庫担当:I
暮しの手帖版のフォー...
ジュンク堂書店秋田店さん
暮しの手帖版のフォークの模様の単行本を、けしてきれいとは言えない台所の戸棚の奥に見つけたときのことは忘れられません。色あせて、油汚れでべとついていたにもかかわらず、その本は戸棚の奥でキラキラと輝いているように見えました。
その後、生活の手垢にまみれ、汚れはいっそうひどくなり、もはや人様にお見せできない状態に.........。それでも、あなたってどこにどうしていても美しいのね、とついつい語りかけたくなる、70年代生まれのわたしにとっても宝物の、あの本が文庫になりました。お酒なしでも心地良くなれる一冊です。
紙の本
日本を代表するシャンソン歌手であり、エッセイストであった石井好子氏のフランスの想いでを書き綴ったエッセイです!
2020/05/25 09:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国を代表するシャンソン歌手であり、またエッセイストでもあった石井好子氏の作品です。同書には、石井氏が戦後まもなく渡り、しばらくの間、暮らしたフランス・パリでの思い出が鮮やかに描かれ、1950年代の古きよく時代のフランスを読者の心に蘇られせてくれます。下宿先のマダムが作ってくれたバターたっぷりのオムレツの想いでを記した「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」をはじめ、「また来てまた見てまた食べました」、「よく食べよく歌え」、「外は木枯 内はフウフウ」、「西部劇とショパンと豆と」、「紅茶のみのみお菓子をたべて」、「作る阿呆に食べる阿呆」、「とまとはむぽてと」、「フランスの料理学校」、「わが家族の食い気についての一考察」、「私のゆくところに料理がある」といったテーマで、フランスの想いが語られます!
紙の本
大好きな本
2019/10/20 20:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう何度読んだかわかりません。疲れ切った時や眠れない時など特に読みたくなります。人と料理への、温かくユーモアの眼差しが好きです。料理の大失敗の話が特に面白い。
紙の本
平成生まれですが
2015/06/05 10:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一匹狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても面白かったです。
自分の親も生まれていない時代の話ということもあって、今では割と一般的に認知されている料理(ニョッキ、ビシソワーズ、など、他にもたくさん)が知らない読者に気をきかせて詳細に説明されているのがなんだか不思議な感じでした。日本の食文化もずいぶん広がったのだなぁとしみじみしました。
最近は自分の知らない料理を知る感動が弱くなってしまっていたのですが、ちょっとした初心を思い出せた気がします。
紙の本
おなかすく
2019/03/09 23:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:メイチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろんなお料理についてのエッセイです。
食欲をそそるので、空腹時にはなんとなく読みません。凝ったものでなくてもでもこんなに美味しそうになるんだなぁ、と感心。何事もちょっとの工夫ですね。
美食の国ってよく聞くフランスだけど、食への意識がこうも日本と違うとは。
タイトルにはパリとありますが、日本のお話もあります。