紙の本
『銀河ヒッチハイク・ガイド』シリーズでお馴染みのダグラス・アダムス氏のもう一つの抱腹絶倒の傑作です!
2020/05/29 10:24
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『銀河ヒッチハイク・ガイド』シリーズで世界中に名の知れ渡ったイギリスの脚本家で、SF作家でもあったダグラス・アダムス氏のもう一つの捧腹絶倒の大傑作です。内容は、イギリスのケンブリッジ周辺で次々と発生する奇怪な事件に巻き込まれたリチャードは、旧友の私立探偵ダーク・ジェントリーに助けを求めます。「あらゆる謎を万物の関連性から解きほぐす」と豪語するこの探偵が調査に向かった先はどこでしょうか?それが想像もつかないところだったのです。続きは、ぜひ、同書をお読みください。『銀河ヒッチハイク・ガイド』と同じくらい楽しめるハラハラドキドキのストーリーです。
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謎解き型の推理小説(探偵もの)というより、時空を超越した幻想小説として楽しむ作品。
2018/12/23 20:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
謎解き型の推理小説(探偵もの)というより、時空を超越した幻想小説として楽しむ作品。イギリス流のウィットに富むらしい文章は優れた文学作品ともいえるが、和訳のせいか高尚過ぎるせいか私には伝わってこないのが残念。確かに文章は面白いし、終盤までどんどん加速的に謎が深まり面白味が増していく展開は実に良かったのだが、余りにも風呂敷を広げ過ぎたせいか結末が如何にもおざなり、いや超抽象的過ぎたのが欠点。盛り上がった期待感を結末で裏切られた感じが悔しくて、評価はかなり厳しくなりました。残念。
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『銀河ヒッチハイク・ガイド』で知られるダグラス・アダムスの探偵小説。
ユーモアSFで知られるだけあって、冒頭から何だかおかしい。コミカルで読みやすいが抑えるところはきっちり抑えていて面白い。続きが楽しみだ。
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ドタバタ喜劇、にして推理小説だとは思うんだけど
世界を斜に構えたような皮肉っぽい視点(ネガティブ側)
奇想天外な設定やキャラクター(ポジティブ側)
の絶妙なバランスで意味不明なままで読み進めていくと
一つの物語としていつの間にか着地している。
途中は、あたまに?マークが浮かんでも
バカらしいと思っても、読み進めるだけ。
そうすると、真のバカらしくもすっきりとする
結末が待っています。
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ロジャー・ゼラズニイにダグラス・アダムズに…初訳モノが新刊で手に入るなんてビックリだなー。
あれれ?ってところが、モンティ・パイソンでドクター・フーかぁ~でなんか納得。^^;
コールリッジを別の作家がきっかけで、読んだことがあったのでラッキーだった。古典や名作と称されるものは好みじゃなくても、読んどいて損じゃないなー。
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「銀河ヒッチハイクガイド」よりも、好みだった。
恥ずかしながら「ドクター・フー」の、作者であることを知らずゆ読んでいて、あれ?これ?
と思う場面があったがあとがきで納得
訳者の方が苦心しているのが、前書きの解説
説明がないとわからないニュアンスもカバーされていて楽しい。
ただ、「ものすごくわかりづらくバラバラに配置されたピースが最後には全て繋がっていく」と言うことを事前に理解していないと序盤でリタイアする人もいるかもしれない。
一番好きだったのは、馬が主人とはぐれて自由に時間を潰して過ごすアイデアを思いついて、そのアイデアを破棄することが選択肢としてあることに歓喜する場面。そして直後に樹上から主人が飛び降りて馬にまたがる場面。
自由って一瞬だよね。
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銀河ヒッチハイクガイドの作者が書いたミステリ。なんと1987年の作品。30年も経っているけれど、古びていない。主人公がコンピュータのプログラマなのに、やっていることは、それほど古ぼけてはいない。強いて言えば「ロータス」という社名が出てきたときに、そんな会社があったなぁと不思議な気分になったくらい。
ハチャメチャ小説だろう、行き当たりばったりな冒険譚だろうと思っていたら、そんなことはない。ちゃんと然るべきところに収まっている。訳者が親切にも前書きと後書きで、日本人にはわかりにくいコールリッジという英国の詩人の詩を解説してくれているのが、ありがたい。これがなければ、収まっていることにも気づかなかったかもしれない。(まだ、わかっていないところもありそうだけれど。)
私は銀河ヒッチハイクガイドよりも好き。
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いや、人をくった面白い設定に文体で。銀河ヒッチハイク読んだことないですが、読んでみよ。
まずしばらく経っても探偵出てこないし、出て来たと思ったら忘れられてるし。一番好きなのは、浴室から出て来た教授を羽交い締めする辺り。
解説も面白くて、・・・英語でもそんな語呂合わせネームあるんだなぁ、と。
まさかドラマとかあるなんて、観てみたいです。
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途中までさっぱりわからず、ガチャガチャとした感じ。
「抱腹絶倒の奇想ミステリー」と紹介されているが、細切れで読んだせいか「抱腹絶倒」するだけの余裕がなかった。
最終的には、全体論的に全てがつながって、謎が解明される。
近いうちに読み直そう。ユーモアをもっと味わうことが出来るかもしれない。
映像を観てみたい。もっとわかりやすく、楽しむことが出来そうな気がする。現在の技術を裏で使用して、この本に描かれるIT環境を再現してくれないかなぁ。
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面白かった!会話劇も、地の文のさりげないボケも楽しい。キャラもみんな良い。リチャードは頭が良いのにちょっと気が弱くて周りに振り回されてるのがかわいいし、レジの超絶マイペースもかわいい。ダークは典型的な変人で、見ていてすがすがしい。
ストーリー展開は結構回りくどくて、何が核心なのかなかなか(ほぼ最後まで?)わからないのだが、文章が面白くて飽きさせないし、意味わからん状況でもとりあえずすっと頭に入ってくるから、挫折せずに一気に最後まで読めた。
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まったく、面白くて不思議。
意味不明な話がスルスルと繋がってく面白さ。
それも意味不明の度合いがメチャメチャなのがすごく良い。
Netflixでドラマも観れますが、小説とはダークの雰囲気が違いますが、すごく面白いです。全体論的ドラマ版ダーク・ジェントリーもおススメです。
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D・アダムスの名も「銀河ヒッチハイク・ガイド」も寡聞にして知らず、タイトルから探偵小説だと思って手に取り、裏表紙の抱腹絶倒の奇想ミステリーという言葉に危ういものを感じながらも読み始めたら、これがモンティ・パイソン(本当に脚本を担当していた!)を彷彿とさせる英国風味満載の快作で、1987年発表という時期も現代ものに倦んでいた頭に心地よく、結果としてとても楽しく読めた。数々の伏線の回収もシュルシュルとあっという間にピタリと着地し、SFなんだろうけど、これなら代表作も読んでみたいと思えた。映像も楽しそう。
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ダーク・ジェントリーという探偵が、ある事件の謎を解明していく話。大抵の探偵物で同様の説明ができちゃうけれど、これは作者がダグラス・アダムスですから。
最初の50パーセントは意味がわからない。何これ…と読んでて呆然となる。意味わからなすぎて読むのも亀のようなペースになってしまった。だけど、50パーセントを過ぎたあたり、ダーク・ジェントリーが出てきて推理し始めると、読むペースはジェットコースター。前半の訳わからないエピソードたちがあれよあれよと言う間に意味を持ち始める。あれだけの意味わかんないエピソードの伏線を見事に回収していくなんて、ほんとダグラス・アダムスは天才だと思う。正直もう1回以上読み直して、「あ、あれはそういうことね」と確認したい衝動に駆られる…
だから、これから読む人(と再読する自分)に言いたい。本の半分まではとにかく読め。半分過ぎたら、読み終わるまで本が手放せなくなるから。
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100ページ読んでも進展がなく、150ページぐらいでやっと面白くなり200ページぐらいで探偵登場。
ラスト近くになって今までの話がいきなりSFでつながりはじめ宇宙的スケールに広がっていく。
細かい謎がかなり残って、それは再読で解消されていくんだろうが、それでも納得が行かない箇所があって読了してももやもやが残った。
銀河ヒッチハイクガイドがとても好きなので作者買いしたがユーモアが足りてない。
次巻も買ってあるので読む予定。
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ダグラス・アダムズの『ダーク・ジェントリー 全体論的探偵事務所』を読み終わってしまった。ダグラス・アダムズの作品が読めるとは!!! 面白かった。かなり笑った。すばらしかった。2017年から読み始めたので、2017年最後の読書だったけど、ベストだったな。さいこう。