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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/06/15
- 出版社: 紀伊國屋書店
- サイズ:20cm/349p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-314-01148-8
紙の本
アルカイダから古文書を守った図書館員
マリ共和国中部のトンブクトゥの古文書の多くが図書館に納められて数年後、アルカイダ系組織がマリ北部を制圧した−。37万点もの歴史遺産はいかに救われたか? 知られざるドラマを...
アルカイダから古文書を守った図書館員
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商品説明
マリ共和国中部のトンブクトゥの古文書の多くが図書館に納められて数年後、アルカイダ系組織がマリ北部を制圧した−。37万点もの歴史遺産はいかに救われたか? 知られざるドラマを克明に記録したノンフィクション。【「TRC MARC」の商品解説】
「この過激な武装勢力は、自らが理想とする〝純粋なイスラム社会”と相容れなければ、人であれ物であれ聖戦(ジハード)を仕掛けると宣言している。だとしたら、連中にとってこの大箱の中身ほど危険なものはない。なにしろそこには500年におよぶ人間的な喜びがあふれているのだから。論理学や占星術の書、医学書、音楽への賛歌、恋愛を至上のものとして謳い上げた詩。肉欲や世俗の快楽をも肯定し、神のみならず人間にも美しきものを生む力があることをありありと伝えている。しかも、同じような古文書はトンブクトゥ市内の隠し場所にまだ何万と残されていた。そして今、男はわずかな仲間とともにそれを救い出そうとしている」(「プロローグ」より)
●37万点もの歴史遺産はいかに救われたか――
西アフリカ・マリ共和国中部のトンブクトゥは、古くから金や岩塩、奴隷などの交易で繁栄、イスラム文化が花開き、16世紀には100以上のコーラン学校やモスクが建てられた「古の学術都市」である。各家庭でひそかに保存されてきた往時の手彩色の古文書の多くが図書館に納められて数年後、アルカイダ系組織がマリ北部を制圧した――
「ワシントン・ポスト」など各紙誌でも高く評価された、話題のノンフィクション!【商品解説】
目次
- ■目次
- プロローグ
- 1.重責を負わされた少年
- 2.失われた黄金の歴史
- 3.古文書を探す苦難の旅
- 4.私立図書館第一号の誕生
- 5.トンブクトゥの新たな春
- 6.忍び寄るイスラム原理主義
- 7.警戒を強めるアメリカ
- 8.吹き荒れるテロの嵐
著者紹介
ジョシュア・ハマー
- 略歴
- 〈ジョシュア・ハマー〉ニューヨーク生まれ。プリンストン大学で英文学を専攻。ドイツのベルリンを拠点に世界各地を取材し、『スミソニアン』誌、『アウトサイド』誌などに定期的に寄稿。全米雑誌賞など受賞。
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