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- カテゴリ:大学生・院生
- 発売日:2001/07/24
- 出版社: 共立出版
- サイズ:22cm/195p
- 利用対象:大学生・院生
- ISBN:4-320-05546-2
- 国内送料無料
紙の本
複雑系のバイオフィジックス (シリーズ・ニューバイオフィジックス)
著者 金子 邦彦 (担当編集委員),日本生物物理学会 シリーズ・ニューバイオフィジックス刊行委員会 (編)
現在の分子生物学においては、生命のある現象を分子まで遡ってその原因を求め、その分子に対応する遺伝子の組合せとして生命を理解しようとしており、その生命観はある意味、たいへん...
複雑系のバイオフィジックス (シリーズ・ニューバイオフィジックス)
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商品説明
現在の分子生物学においては、生命のある現象を分子まで遡ってその原因を求め、その分子に対応する遺伝子の組合せとして生命を理解しようとしており、その生命観はある意味、たいへん機械的である。もちろん、現在の生物に、かちっと決まる論理機械の面があることは否定できない。しかし、そのような機械的な側面からのゆらぎは現に存在する。これはどうやって説明すればよいのだろうか。
こういった生物のゆらぎをふまえて、生命を部分と全体の間の相補的な関係としてとらえ、「生命がシステムとして働いている」ための見方をつくろうというのが複雑系生命科学の目的である。そこでは、個々の要素からなるシステム全体の性質が決まって、逆に個々の要素の性質が与えられていくという、ダイナミックな循環を真剣に扱いながら生命システムの特性を明らかにしようとしている。
しかし、複雑システムとしての生命の研究は、まだ完全に確立したものではない。むしろ、本書を通して、新しい立場をつくるための試みが提示され、今後の生物学の方向が探られる。もちろん、生物は多様であり個性的であり、簡単な普遍的論理で記述され尽くすことはできないかもしれない。しかし、そうした多様性や個性が何故普遍かといった問い自体は普遍的なものである。システムとして生命の特性を明らかにしていくことで、「生きているとは何か」という究極の問いへ迫る。【商品解説】
目次
- 第1章 複雑系としての生命システムの論理を求めて
- ?―構成的方法
- ?―相互作用力学系
- ?―安定性
- ?―進 化
- A. 安定した同所的種分化の可能性
- B. 決定論的な分化
- ?―動的相補性
- 第2章 発生過程のミクロ-マクロ関係性―モデル生物・細胞性粘菌からのアプローチ
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