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電子書籍
恋する狐
著者 折口真喜子
皆が浮かれ、賑やかに踊るやすらい祭り。商家で歓待を受けた蕪村が、鮒の塩漬けを土産にもらい機嫌よく帰途につくと……。薄暗い草むらから若い公達が現れた。「我はこの世の者ではな...
恋する狐
恋する狐 (光文社文庫 光文社時代小説文庫)
商品説明
皆が浮かれ、賑やかに踊るやすらい祭り。商家で歓待を受けた蕪村が、鮒の塩漬けを土産にもらい機嫌よく帰途につくと……。薄暗い草むらから若い公達が現れた。「我はこの世の者ではない」と言う。見目麗しい公達が、叶わなかった恋を語りだす。その公達の正体とは!?(表題作) 画家で俳人の与謝蕪村が見聞きした妖たちの、もの悲しくもこころに響く物語九編。
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紙の本
もののけと ほっこり!
2018/03/27 17:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみしょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
与謝蕪村と もののけと 、、、ほっこり 心に響く 短編集です。
同じ時代 同じ京に住んだ 蕪村と若冲の対照的な ひととなり も窺えて、楽しいお話も。
紙の本
ほっこりする妖怪話
2018/05/14 15:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほっこりする妖怪もの >
蕪村を狂言回しのようにして展開するちょっと不思議な話の短編連作集。
著者の描く「あやかし」はほとんど怖くない。というか「あやかしなのか」と思うような「ちょっとふしぎなこと」で終わる話が多かった。怖いのを期待するとがっかりするかも、である。
カバーの絵もほっこり可愛い怪しい物たちである。
「ほろよい又平」は蕪村に若冲からんでくる話。直接若冲が出てくるのではない扱いがなかなか「粋」な雰囲気を醸していて好きだった。他にも有名な怪談のオマージュのようなはなしなど、単独でも愉しめるほっこりと怪しいお話である。