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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/06/11
- 出版社: 幻冬舎
- サイズ:20cm/214p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-344-03623-9
紙の本
明け方の若者たち
著者 カツセ マサヒコ (著)
明大前で開かれた退屈な飲み会で出会った彼女に、一瞬で恋をした。世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、“こんなはずじゃなかった人生”に打ちのめされ…。人生のマジ...
明け方の若者たち
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商品説明
明大前で開かれた退屈な飲み会で出会った彼女に、一瞬で恋をした。世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、“こんなはずじゃなかった人生”に打ちのめされ…。人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。【「TRC MARC」の商品解説】
安達祐実、村山由佳、尾崎世界観、紗倉まな、今泉力哉、長谷川朗、推薦!
近くて遠い2010年代を青々しく描いた、人気ウェブライターのデビュー小説。
「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」
その16文字から始まった、沼のような5年間。
明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った彼女に、一瞬で恋をした。本多劇場で観た舞台。「写ルンです」で撮った江の島。IKEAで買ったセミダブルベッド。フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり。
世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、“こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされていく。息の詰まる満員電車。夢見た未来とは異なる現在。深夜の高円寺の公園と親友だけが、救いだったあの頃。
それでも、振り返れば全てが、美しい。
人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。
ドキドキする。好きな人を想うときみたいに。
――安達祐実(俳優)
痛くて愛おしいのは、これがあなたの物語だからだ。カツセの魔法は長編でも健在。
――村山由佳(作家)
どうしても下北沢に馴染めなくて、逃げるように乗った井の頭線。通り過ぎた明大前のしみったれたお前。お前にあの頃出会いたかった。
――尾崎世界観(クリープハイプ)
ひたむきに生きるとは、こういうことなのだと思う。
―紗倉まな(AV女優)
人にフラれて絶望するという経験をせずに死んでいくのか、俺は。と絶望したし嫉妬した。
――今泉力哉(映画監督)
「こんなはずじゃなかった」未来を生きている大人は共感しかない。甘い恋愛小説と思って読んで後悔した。
――長谷川朗(ヴィレッジヴァンガード下北沢 次長) 【本の内容】
著者紹介
カツセ マサヒコ
- 略歴
- 〈カツセマサヒコ〉1986年東京生まれ、大学を卒業後、編集プロダクションなどを経て独立。ウェブライター、編集として活動。「明け方の若者たち」でデビュー。
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紙の本
青春恋愛小説
2021/02/05 09:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なご - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつも青春恋愛小説系は読むと(う~ん)となりがちだけど、これは面白かったです。
全体的に読み易いし、後半いきなり(え?)という出来事もあり物語が急展開していくところも良かったです。
紙の本
これは、ずるい本です
2020/12/26 20:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
社会人になると同時に年上の恋人と付き合い始めた、何者にもなれない若者の恋愛譚。金はないけど、体力と時間と怠惰に過ごしてくれる恋人だけはいた社会人になりたての短い「あの時」から、20代半ばで現実が見えてくる切ない今までを無駄なく描ききった一冊。
冒頭、内定飲みの夜の場面からエモさと陳腐さ500%のロケットスタートなんだけど、だからこそ後半の現実パートが尚一層引き立つ。金と時間と体力と、一緒に過ごせる好きな人を同時期に得られることなんてそうそうない。分かっているけど、そんな世界線をどこかで探してしまう主人公のダサさすら愛しい。
今年最後に死ぬかと思うほど、誰もが持っている「あの時こんな選択肢もあったかも(いやない)」心を刺激させられる本に出会ってしまった。一歩間違えば、昔のケータイ小説的な側面もあるのに、どうしてこんなにも刺さるのか。理屈じゃないんだろうけど、陳腐さも究めれば凶器になると思わせる本だった。