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商品説明
天皇制と近代化・文明化、同化と差異化の狭間でゆれる「日本型植民地主義」の姿を、生活レベルからとらえる。京都大学人文科学研究所の2002年度夏期公開講座での講演にもとづく論集。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
日本の植民地主義を考える | 水野直樹 著 | 5-20 |
---|---|---|
朝鮮人の名前と植民地支配 | 水野直樹 著 | 21-58 |
植民地支配、身体規律、「健康」 | 鄭根埴 著 | 59-102 |
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著者/著名人のレビュー
私たちの生活の中に...
ジュンク堂
私たちの生活の中に、たしかな痕跡を残す植民地主義。
初詣や命名の習慣、戸籍制度、国民「健康」のための身体測定や体操、そして置き去りにされた日本語教育――いわば身体に刻み込まれた植民地主義を、この本は目に見えるものにする。それは、日本がかつて植民地としていた朝鮮、台湾にではなく、現代の日本に住む我々の中にこそ存在しているのかもしれない。
例えば、伝統的な習俗と思われている初詣と日の丸・君が代、兵役とラジオ体操との意外な関係、いわゆる創氏改名と戸籍制度の知られざる謎など、やさしい語り口ながらも、植民地主義や日本の占領問題の本質に鋭く迫るものとなっている。
天皇制と近代化・文明化、同化と差異化の狭間で揺れた日本の植民地主義。その日本特有のものとされる問題に挑み、これまでの議論に一石を投じるとともに、今後の新たな研究・議論の地平をひらく野心的な試みである。
第一線の論者によりコンパクトながら内容は深い。簡単な研究ガイドを添えた文献案内もつく。
出版ダイジェスト:2004年8月
テーマ『昭和という時代を知る 人はどう行動し、生活してきたのか』より