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晩餐会によって距離を縮める国家元首達と、
それを裏側から支える外交スタッフ。
皇室が果たす外交資産の真髄を垣間見る。
文中に掲載されている晩餐メニュー・ワインリストは
いずれも垂涎。それぞれに込められたメッセージもまた至高の域。
饗宴のもてなしにより、相手のルーツ・舌を掴むことで、難しい局面に有っても、親密な関係を築くことができる。
もっと会食の機会・場作りを大切にせねば。
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国賓クラスの晩餐会ではどんな料理が出されるのか、
何を基準にその料理は決められるのか、
僕たちの知らない高貴な世界が覗けます。
料理とそのもてなしは立派な外交のカードになりますが、
ちょっと意外な粋な計らいも垣間見得ることが出来る
面白い本でした。職業柄気になってしまう所もあり
一目で買ってしまったけど、当たりでした。
饗宴なんて贅沢で、税金の無駄遣いでは?
なんて思いもありましたが、
この本から学べる晩餐会の細やかな心遣いと
裏方で繰り広げられるドラマを知ると
その考えも覆されるかもしれません。
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「食を通じて展開する饗宴外交~沖縄サミット編 前編」
『饗宴外交』とは食を通じて展開する“ドラマ”とも言えます。今回はその一部をごらんいただきましょう。舞台は2000年7月21日から3日間沖縄県名護市で開催された沖縄サミット。「国際政治のパワーバランスのツボは《ワインと料理》でわかる! 」そうですが、その一端を垣間見てみませんか。少々長いので、前編・後編に分けて、お届けいたします。
* * *
小渕恵三首相がG8サミットの開催地を沖縄に決めたとき、政治・経済議題とは別に、どのように社交晩餐会を演出するかに首相の関心は向けられていた。このことは首相が友人の劇団四季代表の浅利慶太氏に「饗宴を成功させるために何かいい知恵はないだろうか」と相談している一事が示している。
「外交」に占める「食」の重要性を知っている首相だからこそ、沖縄サミットで一夜催す歓迎晩餐会に対する思い入れは、われわれが想像する以上のものがあったと思われる。
浅利氏は劇団取締役で、その分野に詳しい音楽評論家の安倍寧氏を首相に引き合わせた。こうして安倍氏は首相直々の求めで、晩餐会の総合監修という立場で参画することになった。いうならば総元締めである。このとき安倍氏は、料理の基本は「パシフィック・リム(環太平洋)系料理でいくべきだと考え、首相の了解をとった。(略)
そして晩餐会のコンセプトを「世界の調和」とした。グローバル化した世界にあって、異文化同士の調和と協調こそが21世紀のカギとなるとの思いを込めた。(略)
飲物を担当したのは、95年度世界ソムリエコンクール優勝者の田崎真也氏。
「サービスの基本は押さえながらも、21世紀に向けて新しいことに挑戦する提案型のものにしたいと思いました。もちろんホストである首相の了解の下ですが、これが首脳の食卓の話題になってくれればなお嬉しいことでした」
~『饗宴外交 ~ワインと料理で世界はまわる』(西川 恵)より
* * *
後編に続く。
※文中の敬称(呼称)はサミット開催当時のものです。
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「食を通じて展開する饗宴外交~沖縄サミット編 後編」
前編の続きです。
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(略)やがて閃いた。フランスの某メーカーが当時、世紀末を記念して売り出したシャンパンがヒントだった。20世紀を10年単位で区切って、各10年ごとの最高のヴィンテージ(収穫年)ものを10種類ブレンドした特製シャンパンである。このブレンドというアイデアを頂戴し、参加8カ国首脳の国のワインを調合し、肉に合わせて独自の赤ワインを造ろうと思いついたのだ。調合は調和、つまり晩餐会のコンセプトである「世界の調和」につながる。
「ワインをブレンドするなんてとんでもないという人もいるでしょう。ワインを造った人に失礼だという人もいるでしょう。しかしホストの承諾を得た上で、美味しければいいと割り切りました」
田崎氏のアイデアを小渕首相も承諾した。そしてここまで崩すのならと、田崎氏���前菜と魚料理のときに出す予定だった白ワインを日本酒のブレンドに変えた。全国の銘醸酒を、欧州連合(EU)欧州委員会のプローディ委員長を加えた9首脳に合わせて9種類ブレンドする。食後酒の泡盛も古酒をブレンドし、9首脳の平均年齢(57.8歳)に合わせることにした。
首脳の乾杯には当初、先のフランスのメーカーが世紀末記念に売り出したシャンパンを使おうと考えた。しかし1本200万円と高い。しかも9首脳だと最低2本は必要だ。
考えた末、栃木県足利市の知的障害者施設「こころみ学園」のココ・ファーム・ワイナリーで、園生が造っているスパークリングワインに決めた。1本5000円だが、アメリカ人醸造家の指導を受け、饗宴に出しても恥ずかしくない内容だ。しかも200万円のシャンパンよりはるかに話題性が高い。
こうして晩餐会の飲物の流れが決まれば、食前酒は当然のこと泡盛のカクテルだ。泡盛古酒にシークワーサーと沖縄産パイナップル糖のシロップ、これをソーダ水で割った。つまり沖縄(食前酒)から出発して沖縄を包み込む日本(日本酒のブレンド)、そして日本を包み込む世界(赤ワインのブレンド)へと広がり、食後酒で再び沖縄に戻る流れができた。これを貫くメッセージは、ブレンドに託した「21世紀に向けた世界の調和」である。
~『饗宴外交 ~ワインと料理で世界はまわる』(西川 恵)より
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長くなりましたが、ここまでは晩餐会前の話。この準備を進める中、小渕首相が病に倒れ、森喜朗氏に交代するという不測の事態が起こりました。その影響もあって開催まであとわずかとなったところで晩餐会の主旨や料理内容の変更をめぐる騒動が起こり、紆余曲折を経て、当日を迎えることとなりました。
そして晩餐会当日。準備してきた飲物のプランをよそに、クリントン大統領が缶コーラを、ブレア首相がビールを欲してスタッフがてんてこ舞いさせられる場面も。また、美食家として名高いシラク大統領がブレンドワインに眉をひそめるのではとの懸念もあったのが、逆にそのワインを「これは美味しい」と褒められるといううれしい誤算も。
晩餐会の最後には首脳らが立ち上がって「ブラボー」と拍手。言うなれば、スタンディング・オベーションのような現象も起こったそうです。シラク大統領に至っては、数か月後、レジオン・ドヌール勲章(※フランスの最高勲章)を野上外務審議官に授けたそうです。
⇒ 「九州・沖縄サミット 首脳晩餐会」の料理全般
http://www.tsuji.ac.jp/hp/summit/index.html
※文中の敬称(呼称)はサミット開催当時のものです。
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2012/06/25: 外交の舞台における料理やワインについて取り上げた本。普段見ることがない外交の裏側を垣間見られてよかったですが、最後の章でのイランの公式服装については一言余計だと思いました。
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外交とは礼儀正しい駆け引きの場である。
笑顔の陰のさまざまな思惑。腹の探り合い。
そしてそれを彩るのは美味なる食事。
著者は新聞社外信部に長く勤め、国際政治を追ってきた人物。その傍ら、近年では公開されるようになってきた外交の際の饗宴メニューを集めてきた。
政治交渉の陰に、華やかな饗宴あり。
人と人とのつながりである限り、諸問題は機械的に解決されるのではない。
相手をいかに懐柔するか、そこに饗宴が果たしてきた役割は小さいものではない。
外交は、どうすれば「勝つ」か定石がない、スリリングな世界である。そこで最善を尽くすわけだ、招く方も招かれる方も。
1つ1つのおもてなしにも、相手を尊重し、また過度にへりくだりすぎない呼吸が大切となる。秘められたニュアンスはもちろん、すべて通じるものでもないのだろうが、それもまた駆け引きのうち。
印象深い話がいくつもあった。
・フランスのファーストレディはモデル出身で華やかな美人であるが、エリザベス女王に拝謁した際には地味で控えめな装いとし、英国民の好意的な世論を勝ち取った。
・東日本大震災後、多くの大使館がナショナルデーのセレモニーを自粛した。その中で、フランス大使館は革命記念日のレセプションを郡山で行った。ビュッフェの手配等、開催には多くの困難が伴ったが、被災者を多く招いたレセプションは大成功となった。
・英国女王は軽々しく国賓を迎えないし、軽々しく国賓として他国を訪問しない。格式と伝統を背負った大きな「イコン」であるのだ。ローマ法王、米大統領と同様、女王の訪問を受けると言うことは、国際社会の一員として正式に認められることだという。85歳の老女王が背負うものは何と大きいことか。
・小渕首相はクリントン首相を招いた際、ぜひとも蝦夷松を鑑賞してほしいという希望があった。北方領土問題に関して、米国の支援を強く欲していたためである。蝦夷松の盆栽が運び込まれる手はずとなったが、道路の混雑でなかなか着かない。この話はなかなかスリリングでおもしろかった。
・沖縄サミットの饗宴は、各方面の専門家を集め、非常に入念に準備された。だが音頭を取っていた小渕首相が突然病に倒れ、現場は混乱する。それでも各スタッフの踏ん張りですばらしいものとなったという。ただ残念ながら、後年、経理管理のずさんさが批判の的となった。
おいしそうな数々の料理。これらを味わう立場につくには、諸事に患わされずにこうした料理を「腹を据えて」おいしく味わう度胸が必要なのだろう。それが天性のものであっても、努力の末に得るものであっても。
近年は、華美な饗宴に対する批判の声が強くなってきて、徐々に縮小傾向にあるという。無駄に贅沢にするのは論外だが、さりげなく互いの文化背景も織り込んだ「おもてなし」がまったくなくなってしまうのも無味乾燥で残念な気がする。
政治に関して突っ込んだ固い解説をしつつも、饗宴メニューという親しみやすい話題を盛り込むことで、読んでも楽しい読み物に仕上がっている。
著者はあとがきで、「一つの料理やワインが国家関係を���的に変えた、といった話が面白おかしく語られるが、現実の政治ではそういうことはまずない。」と言っている。饗宴の果たす役割は小さくはないが、夢のように大きくもない。このバランス感覚が、本書の美点の1つだろう。
外交というものがざっくりとどういうものか、その片鱗を体感できる良書だろう。
*21の礼砲というのが出てきて何だろ?とぐぐってみたら、国家元首や皇族、国旗に対する最大級のものだという。礼砲の数は賓客の「格」によって違うのだそうだ。
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2012.7.16読了。
晩餐会等の料理の内容などいままで全く知る機会がなかったのだが、その来賓にちなんだ食材やワインを選んだりと、非常に勉強になった。
私も会社で海外から来客があったり、国内でちょっとした懇親会を催したりすることが多々あるので、事前の入念な調査や準備によって、満足してもらえるような宴を持つことを目指したい。国家レベルと比べたら全然小さいものですが。
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この本を読むと外交とは会議ですべてが決まるわけではないということがよくわかる。
外交上、いろいろな国との饗宴が催される。高価で贅沢、その国の最高の晩餐で海外からの賓客をもてなす。一時期、あまりにも贅沢で浪費だといわれたこともある。また外務省による公金の不正な使用が発覚し、批判を受けたこともあった。しかしこの本を読むと「饗宴外交」とは不必要なことで、無駄なものだとは言えないことが理解できる。「饗宴」のみで他国との交渉や取り決めができるわけではないが、文化も歴史も違う国同士がいろいろな交渉をし、友好を深めていくためには単に、会議をするだけでは無理だということだ。人間同士のつきあいをして行くには食を共にし、そこから会話を得、次の段階へ進むということが必要なのだ。
華やかな饗宴、そのメニューに込められた意味合いはただ単に当事国の食材、料理法を自慢するのではなく、これから話し合っていく交渉事や当事国にとってのもてなす相手の格、重要性、そしてことばでは表せない相手国への現在の思い等が込められているのだ。そしてもてなされる方もそれを察しなくてはならないという深い外交上の意味合いがある。
また、沖縄や洞爺湖でのサミットの裏話やフランスのシラク前大統領の日本びいきなどの話は面白かった。
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外交の舞台ではおもてなしは必要不可欠のセレモニーのようです。この本は、そういった席で出されるワインから見た外交のノウハウ、各国首脳をお迎えする側の裏話です。外交上の成果が得られるかどうか、相手国の印象を良くできるかどうか、格式や形式を守りつつ、日本の印象を良くするためにも努力は続くのですね。
お食事のメニューは様々でも、供されるお飲み物はやはりワインが不可欠のようで、外務省や宮内庁には、とんでもないワインセラーがありそうです。
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各国の迎賓館や首相官邸で行われる饗宴のメニューや趣向からわかる外交の舞台裏や人間ドラマ。これがすごくおもしろかった!北方領土問題をアピールするためにわざわざ国後島産の盆栽を飾ったエピソード、長年問題を抱えたアイルランドへのエリザベス女王初訪問の様子、大使夫人の重要な役割(その情報収集能力たるや!)などなど、興味深い話が満載でした。
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同著者の「エリゼ宮の食卓」のほうが、登場人物の顔を思い浮かべてはらはらどきどき....というシーンが多かった気がしますが。この本は、もう少し淡々とした感じに読めますでしょうか。
それでも、近年行われた様々な訪問について、主催者側がどんな意図で行い、お客様がどう受け止められたのか、そして、それがどうやってニュースに現れてきたのか....。面白く拝見させていただきました。
食の前では、どんな人でも、少し心が前向きになり、会話が進むというもの。そしてそれが最高のもてなしであればなおさら。食は文化で、文化のプレゼンテーションでもありますし。それをこの本で覗くことができるのは本当に楽しいですね。
G8サミットの批判の件は、考えさせられる部分もありますけれども...。
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外交の舞台での饗宴はどういう意味を持つのか。国にも依るが乾杯用のシャンパン、赤白2種類のワインとフランス料理あるいはその国の料理と言うのがオーソドックスなスタイルだ。本書は毎日新聞編集委員でフランス政府国家功労勲章を授章した西川氏が時々の政治状況とその時の饗宴のスタイル、中身、ワインの種類などなぜそう言う料理が出されたかを書いている。
各国首脳が訪日する場合その訪問形式によって宴のスタイルが変わる。国賓(国家元首)の訪問は最高級のもてなしを受ける。宿舎は迎賓館、天皇、皇后を始めとする皇族が出席し皇居で宮中晩餐会が開かれる。迎賓館はゲストに貸し出されるので歓迎会には使用されず答礼晩餐会に使われる。公賓の場合は首相官邸で食事会が開かれ各界招待者を含め両国の関係者が互い違いに座る。公式実務訪問や、実務訪問は出席者は政府担当者に限られ仕事の話をしながらの食事となり、出席者は両国が向かい合って座る。
皇室外交の特徴は国賓に対しては国の大小を問わず最高のもてなしで迎えるということ。ワインも常に最高級だ。しかしイギリスのバッキンガム宮殿、フランスのエリゼ宮などは国賓の場合2級のワインが標準であり、ここぞと言う時に最高級のワインやシャンパンを持ってくる。また、ワインンの産地、名前、オーナー、生産年などに様々な意味を持たせメッセージを伝える。しかし一方では招待される側の希望に添うのが基本である。メニューは事前に通知され希望によって変更されることもある。例えば06年の安倍総理の訪中ではスープがナマコからツバメの巣に変えられた。日本側の認識ではもてなしのレベルが低いと判断したからだ。必ずしも豪華とは限らないのはアメリカ、オバマがメドベージェフを連れて行ったりとたまにはハンバーガーが振る舞われる。
歴代首相で最も饗宴に力を入れたのは小渕首相だった。沖縄サミットでは専門家が結集し沖縄の素材を中心に環太平洋系の料理を準備した。ワインも出席者に合わせて8ヶ国のものをブレンド、日本酒は9首脳に合わせて9種のブレンド、そして泡盛の古酒を出席者の平均年齢に合わせてブレンドするなど冒険的な設宴だったが小渕氏は残念ながらサミットを前に急逝し森氏が後をついだ。準備をしてもハプニングはつきもので食前酒にシュレーダー首相とシラク大統領は「サケ」を所望。しかもシラクは日本酒、シュレーダーは泡盛のロックでソムリエは走る。ついで一の膳ではブレア首相がビールを所望。またソムリエが走る。辻調の料理人が打ち上げようにビールを準備していた。クリントン大統領はと言うと警護人がさっと3時間冷やしたコーラを渡す。そして自分でプルタブをあけそのまま飲みだす大統領。しかしブレンドの赤ワインを飲んだクリントンは絶賛しブレアに勧める。このワインにはシラク大統領もお褒めの言葉。これで安心したのは田崎真也氏だった。そして最後の古酒泡盛、自分のために平均年齢が上がったと言うシラクに対しおかげでこんないい古酒が飲めるとヨイショする森首相、さすがにこういうところだけは上手い。プーチンとシュレーダーは宴が終わっても車を待つまで飲み続けた。当初は和食を所望していたシラク大統領も大満足し、サミットのシェルパを務めた外務省の野上審議官にレジオン・ドヌール勲章が贈られた。
次にいつ行われるか明かりが見えない日中首脳会談だが2010年5月の温首相の訪日が象徴的だ。30日に来日した温首相と鳩山首相が31日に会談。その夜のワインは温首相が選ばれた2003年もの。シャンパンもドンペリと最高級のもてなしだった。1日温首相は天皇陛下と皇居で会談し帰国。そして翌日の6月2日鳩山首相は辞任した。いくら最高の料理を出してもその本人が2日後にやめては信頼関係は得られないだろう。
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「饗宴はすぐれて政治である」
とても興味深い本でした。
ただ、ミシェル夫人のファッションに関する記述で、Andre Leon Talley氏の発言を引用してるのだけれど、彼の肩書きがアメリカ・ヴォーグ編集長となっていて、それは違うのではと思った。こないだファッションが教えてくれたこと、を観たからね。
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非常に知的好奇心を刺激された本だった。饗宴のメニューから外交を見るという視点は自分の中にはなかったこともあるだろう。
著者の既刊である「ワインと外交」とダブるところも多いが、こちらの方が読みやすく、すっきりした構成・文章になっていると感じられた。
様々なテーマを取って豊富な例を挙げているが、その筆致は冷静なもので、悪い意味で政治的な色がほとんど見られない。
この手の書籍では貴重だろう。大変面白かった。手元に置きたいので、できれば文庫化してもらいたい一冊だ。
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「ワインと外交」と同じテーマ?の本
こちらの方がボリュームがあり、外交の席での会議、会談以外に相手国との円滑な会話のために食事がある
相手国との交渉と言うのは会議の席だけではなく食事の場でのもてなしも大切なのだということ感じた
あと、皇室外交についても詳しく書かれていて、日本の国民よりも外国の人々の方が関心を寄せているのだということを強く感じた
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国際関係を会食のメニュー・ワインリストから読み解く。
少し前の本ではあるものの、現在につながる潮流をかなり鋭く指摘しています。